～前回までのあらすじ～
・＜ラニスター＞の兵士に連行されそうになった「アリア・スターク」は剣の師匠「シリオ・フォレル」に教わった“まだ死なぬ”という言葉を言い続けて城を脱出した。
・北の『壁』では死人が生き返るという、不可解な事件が起こった。
・忠誠を誓えと王都に呼び出された「ロブ・スターク」と母「キャトリン・スターク」は、旗主たちと大軍で南に進軍した。
・「デナーリス・ターガリエン」の言う通り、王「カール・ドロゴ」は仔羊人の妖女「ミリ・マズ・ドゥール」に怪我の手当てを許可した。
・「サンサ・スターク」は父（ネッド・スターク）に慈悲を賜りたいと懇願。「ジョフリー・バラシオン」は“君の父（ネッド）に自分（ジョフリー）が王だと宣言してもらう”と言った。
ゲーム・オブ・スローンズ 第一章 第９話＜ベイラー大聖堂＞のあらすじ
娘の命と自分の名誉
「ネッド」の元にまた飲み水を持って参謀の「ヴァリス」がやって来た。「ネッド」の死は望まない、自分は宮廷の密告者の長で悪賢く何でもするのが役割だと言った。
また、息子の「ロブ」が大軍を率いて南に進軍中だが、王妃「サーセイ」が一番恐れているのは前王の弟「スタニス・バラシオン」だと話した。
「ヴァリス」は「サンサ」の嘆願を無にすることなく、太后（サーセイ）に反逆を告白し息子「ロブ」の進軍を止め、「ジョフリー」を王と認めろと説得。
しかし「ネッド」はかたくなに拒否した。“娘の命は大切では無いのか？”と問いかけ「ヴァリス」はその場を後にした。
橋を渡る見返り
「ロブ」の軍勢は三叉鉾川を渡りたいが、双子城の城主で川の渡し場を管理している「ウォルダー・フレイ」の協力は期待出来なかった。
＜フレイ家＞の彼はロブの叔父（タリー家）の旗主だ。母「キャトリン」が＜フレイ家＞はタダでは関門橋を通してはくれない「ウォルダー」に面識がある自分が交渉に行くと言い、城に向かった。
「ウォルダー」に挨拶を済ませた「キャトリン」は２人で話をしたいと頼む。「ウォルダー」は＜タリー家＞は自分を嫌っていると非難し「キャトリン」を困らせる。
息子と旗主たちが川を渡れるよう橋への門を開いて欲しいと頼む「キャトリン」だが「ウォルダー」は「ジョフリー」が王の今、息子と旗主たちは反逆者だと言って、＜ラニスター＞に引き渡すのが妥当だと言う。
日が暮れてきた頃、橋を渡る許可が出たと「キャトリン」が城から帰って来た。橋も渡って良いし、剣士も出す。
しかし400人は敵と戦う為に残せと。見返りは、ウォルダーの息子「オリヴァー・フレイ」を「ロブ」の従士とし、のち騎士に任じること。
次女「アリア」が成人になったら息子「ウォルドロン・フレイ」と結婚させること。そして、戦が終結したら、ウォルダーの娘たちの中から１人選び「ロブ」が結婚することだった。
メイスター・エイモンはターガリエン
総帥「ジオー・モーモント」から＜モーモント家＞に伝わる剣を渡された「ジョン・スノウ」。剣の名前は“ロングクロウ(長い鉤爪)”。息子「ジョラー・モーモント」も剣を継いだが逃亡の前に剣を置いていった。
恐縮し貰えないと「スノウ」は言ったが、命の恩人だから黙って剣を使えと言った。そして「アリザー・ソーン」と気が合わない「スノウ」に対して、大人の剣に見合う行動をしろと注意した。
総帥は「ジョフリー」の気を引く目的と「スノウ」と遠く引き離す目的のために、「ソーン」に死人の腕（昨日、スノウが襲われた死体）を持って王都に向かわせたと言った。
「サム・ターリー」はメイスター「エイモン」宛の手紙に「ロブ」が南に進軍したと書いてあったと「スノウ」に言ってしまった。「スノウ」は動揺し、兄「ロブ」と一緒に戦わなといけないと話した。
しばらくして、「スノウ」は「エイモン」に呼び出され、“ナイツ・ウォッチの誓いと愛する者たちと、どちらを選ぶ？”と質問された。（サムがスノウに話してしまった事を報告したようだ）
「スノウ」は戸惑い、誰にも気持ちはわからないと怒った。すると「エイモン」は自分も選択したと言い、自分は狂王「エイリス・ターガリエン」の叔父だと身分を明かした。
今はシタデル（知識の城）のメイスターで、『壁』にあるカースル・ブラック（黒い城）とナイツ・ウォッチに奉仕していると。「スノウ」に自分と同じ様に、どちらか選んで一生背負って生きろと話した。
血の魔術の代償は死のみ
妖女に治療を受けた「カール王」は具合が悪く落馬してしまった。「モーモント」は弱っていく「カール」を見て、今夜亡くなるから逃げるために一緒に港へ行こうと「デナーリス」を誘うが、「カール」のそばに居ると断られた。
「デナーリス」は仮に「カール」が死んだとしても、なぜカリーシ（女王）の自分が逃げないといけないのかと尋ねた。
そして、妖女に魔術を使ってでも助けて欲しいと頼む。彼女は血の魔術の代償は死だけだと言って王の馬を連れて来るよう指示し、誰もテントの中に入れるなと言って魔術を始めた。
「デナーリス」は外に出ると突然産気づいたが、産婆は呪われていると言って治療を拒否した。部下の１人が妖女に頼めると言って「モーモント」が魔術中のテントの中に連れて入った。
先鋒はティリオンそしてジェイミー拘束
「タイウィン・ラニスター」は「ティリオン・ラニスター」と谷間の蛮族たちが先鋒に立つと告げた。「ティリオン」は自分を殺したいなら別の方法にしてくれと頼むが、「タイウィン」は取り合わなかった。
「ティリオン」のテントに「ブロン」が騎士から奪った美しい娼婦が居た。「ブロン」に先鋒に立つことを話すと、自分用に娼婦を探し行くと言い出て行った。
娼婦は「シェイ」と名乗った。「ティリオン」は３人で生い立ちを当てるゲームをしようと言い出し、「ブロン」の過去を当て始めた。
「シェイ」の番になったが彼女はとても嫌がった。次は「ティリオン」の番で自分が結婚した過去を話し始めた。男に追われていた女を助け、彼女に恋をして結婚までしたが、彼女は娼婦で兄の「ジェイミー・ラニスター」が全て仕組んだ事だったと…
「ロブ」たちが接近して来たと知らせが入り、「ティリオン」は戦へ。出発したその時、蛮族たちに押し潰され気絶、そして目を覚ました頃には戦は終わっていた。
一方、「ロブ」は「タイウィン」の所に2000の軍勢を差し向け、「ジェイミー」の所には「ロブ」自身で奇襲をかけて「ジェイミー」拘束に成功する。
2000の兵士を失った「ロブ」。戦はこれからだと旗主と残りの兵士に言った。
娘たちのために…
城を脱出した「アリア」は、食べ物を求め町中にいた。父「ネッド」が『ベイラー大聖堂』に連行されると聞いた「アリア」は、その様子を見に行った。
「ネッド」は「アリア」が観衆の中に居ることを確認し、近くにいたナイツ・ウォッチの「ヨーレン」（新兵勧誘係）に「アリア」の場所を教えた。
「ネッド」は観衆の前で罪を告白し、「ジョフリー」が新王だと宣言した。「ジョフリー」は「サンサ」の願いを聞き入れず、卑劣にも「サンサ」の前で「ネッド」に斬首刑を言い渡した。
首切り役人「イーリン・ペイン」に刑執行を指示。「イーリン」はネッドの大剣を使い実行した。
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ゲーム・オブ・スローンズ 第一章 第９話を見た感想
第９話、大事件です。思ってもみないことが起きてしまいました。
＜スターク家＞の「ネッド」が…。
まさか主役が殺されるとは思いもつきませんでした。何とも言えない感じです。名誉より娘…さすが父親ですね。いったい主役は誰だろう…。
目の前で見てしまって「サンサ」は大丈夫でしょうか？これから「ジョフリー」との関係性が楽しみです。「アリア」も同じです。大丈夫でしょうか？
本当に『壁』に行くのでしょうか？そして「ロブ」は＜ラニスター＞にやってやりましたね。作戦勝ちです。
「タイウィン」は作戦に気づいていたのでしょうか？そして今回「スノウ」には衝撃的な出来事がありました。１番ビックリしたのがメイスターの件です。まさかの＜ターガリン家＞。人間関係がとっても複雑ですね…
＜バラシオン家＞の「ジョフリー」。彼はヤバいですね。前回、優しさみせたと思ったのに、冷酷です。そう言えば「ティリオン」が冷酷って言っていたような…。
＜ターガリエン家＞の「デナーリス」は何だか気の毒ですね。それに血の魔術って…。妖女って言われるだけあって、彼女の怪しさは酷いです。何か企んでいそうですね。
さて次回、第１０話。第一章の最終エピソードです。各家がどんな感じになっていくのか、楽しみです。
読み終わったら