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LOSTのキャラクター好き嫌いランキング

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濃い目のキャラクター満載のドラマ・LOSTですが、その濃さ故にキャラクターの好き嫌いがはっきりと分かれると思います。

視聴者の多くが嫌うキャラクター、一部視聴者に嫌いなキャラクターとして取り上げられるが、その一方で他の視聴者からは絶大な人気を誇る登場人物もいます。

私の独断と偏見でLOSTの好きなキャラクターランキングと、嫌いなキャラクターランキングを作ってみました。

嫌いなキャラクターランキング

5位ロジャー・ライナス

登場機会が限られているロジャーですが、そのクズぶりは強く印象に残ります。

ベンの父親であるロジャーは職を求めて島に来ますが、担当を命じられたのは清掃員の仕事でした。

これに酷く腹を立てたロジャーは、子供のベンに当たり散らしたり、常に酔っ払っていてベンの誕生日すら忘れてしまいます。
 

ベンがダーマ・イニシアティブに見切りをつけてアザーズに入ったのは、ロジャーによるところが大きいと思います。
 

サイードがダーマ・イニシアティブに捕まって牢屋に入れられた時、ロジャーがネチネチとサイードを口撃します。

このシーンを見ていると、本当に根性が腐っているなと思わせる内容で、ロジャーの負け犬人生が良く現れている場面でした。

こういう人生を送りたくないと思わせるロジャーでした。

4位エロイーズ・ホーキンス

謎の多い登場人物の中でも、ダンの母親エロイーズは特に謎が深い人物です。
 
心優しくて思慮深いダンとは対象的に、好戦的で上から目線のエロイーズは余り好きになれません。
 

フラッシュバックでは、ダンの恋人が登場してダンの大学卒業を祝福しますが、スノビッシュな態度で恋人をその場から追い出してしまいます。
 
さらにデズモンドのフラッシュバックでは、デズモンドがペニーへの結婚指輪を買いに入ったお店の店員として登場しますが、デズモンドに指輪を売らずペニーと別れて島へ行くように言う姿は高飛車で見ていて嫌になります。
 

FSWではウィドモアの妻という設定で登場しますが、ウィドモアも閉口してしまうぐらい強気の態度を取り、見ていて嫌いになってしまいます。

LOSTの登場人物はキャラクターが濃い人物が多く、見ていて憎たらしく思える人物も多いですが、皆どこか可哀そうな一面を持っていて、少し同情を感じてしまう場面がありますが、エロイーズに関してはそのように思える場面は1つもありません。

ダンも母親がエロイーズでなければ、もう少し幸せな人生を送れたのかもしれません。

3位キャサリン・アン・オースティン “ケイト”

ケイトについては好き嫌いが分かれると思いますが、私は好きになれません。
 
ネットを見ているとビッチな行動が目立つので、同性から批判されている傾向が強いように思えますが、その点を除いても嫌な点が目につきます。
 

よく言うと自分に正直で真っ直ぐな性格ですが、悪く言うと周りの人間を色々なことに巻き込んで混乱させる典型的な人物です。
 
自分が良かれと思うことには盲目的に突き進んでいきますが、その結果、周囲の人々を不幸にするばかりか、他人に良かれと考えて行動することが、その人には迷惑千万な一人よがりの行為になってしまいます。
 

その典型的な事件が、母親を虐待する義父を家ごと爆発させた事件です。
 
この事件でケイトは追われることになりますが、母親を解放してあげたという気持ちが心の支えになっていました。
  

逃亡中のケイトは危険を冒して母親に会いに行きますが、そこで義父を殺害されたことを恨んでいると母親に言われてしまいます。
 
その後、母親は末期がんで余命宣告を告げられますが、再度ケイトは母親に会いに病院へ行きます。
 
その時は高校時代のボーイフレンドを犯罪に巻き込み、ボーイフレンドは死んでしまいます。
 
しかもケイトを見た母親は警察を呼びます。
  

良かれと思って行ったことが人に恨まれて、さらに巻き込まれた人間は死んでしまうという最悪な結果になってしまいます。
 
ケイトはそのことに酷く傷つきますが、根本的な問題に気付かず、同じようなことを島で繰り返し行います。
 
このような人が周りにいると、本当に迷惑であることは言わずもがなですが、自分が他人に迷惑をかけていることを余り自覚していないので太刀が悪い点が一番の問題です。
 

2位チャーリー・ペース

憎らしいキャラクターとして真っ先に名前を挙げたいのがチャーリーです。
 
如何にもイギリスのどうしようもない若者という雰囲気を醸し出しているチャーリーですが、その見かけに負けないクズな行動や発言が散見されます。
 
バンドでヒット曲を出して人気が出て来たにも関わらず、薬物の誘惑に負けてバンドは一発屋で終わってしまいますが、自分がドラッグに溺れたのは兄リアムのせいだと言って、 薬物を止められません。
  

島でも自分の私利私欲のためにジンスーを襲ったり、クレアが拒絶しているにも拘らず、アーロンを洗礼させようと誘拐したりと自分勝手な行動が目立ちます。
  

一番らしさを出しているのがFSWで、オーシャニック815便で薬物所持を疑われたチャーリーは、トイレでドラッグの包みを呑みこんで隠そうとしますが、喉につかえてしまって
呼吸が出来なくなります。
 
異常事態に気付いたCAが医者であるジャックに処置を依頼すると、ジャックはチャーリーが喉に何かを詰まらせていることに気付き、口の手を突っ込んで薬物の包みを取り出します。
 
 
息を吹き返したチャーリーは一命を取り留めますが、警察に連行される時に命の恩人であるジャックを罵ります。
 
この出来事がチャーリーの人柄をよく物語っており、チャーリーのロクデナシ具合が分かると思います。

1位マイケル・ドーソン

自分勝手で何でも自分の都合の良いように解釈する人間は、皆さんの周りにも1人は居るのではないでしょうか?

マイケルは典型的なそのような人間です。

ドラマの初めのころは、嫌な奴だなーと感じるくらいの存在でしたが、次第に画面にマイケルが写るだけで怒りが湧いてくるようになりました。
 

特にウォルトがアザーズに連れ去られた後、皆がウォルト救出を申し出たのに対し、意味もなくキレて1人でアザーズの元へ行ってしまうのには腹が立ちました。

さらにアザーズに捕まってしまうと、仲間を裏切ってジャック達をアザーズに引き渡すシーンは最低だと思います。
  

マイケルの行動パターンを見ているといつも同じで、自分が最低なことをして周りから避難されると、自分を正当化して逆切れして、自分は悪くないと叫ぶということを繰り返し行っています。

自分の周辺にマイケルのような太刀の悪い人間がいれば近づきたくないですが、ジャックを始め遭難者達はマイケルに優しく接するのが意外です。
 

しかし流石に何の罪もないリビーとアナルシアを撃ち殺したのはやり過ぎで、この事実を知ったハーリーなどは普段見せないような激怒した態度を取ります。
 

マイケルは島から脱出した後、懺悔のためにウィドモアの船に乗る決断をしますが、本当は懺悔が理由ではなく死にたいから船に乗ったように思えます。

実際に船の中でサイードたちを助けるような活動をしますが、その姿を見ていてもマイケルを好きになれる気持ちは一切湧いてきませんでした。

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好きなキャラクターランキング

5位デズモンド・デヴィッド・ヒューム(ヘンリー・イアン・キュージック)

一言で言うと純粋な男であるデズモンドは、良くも悪くも自分に素直な人間です。

自分の弱さを曝け出す姿は痛々しくも感じますが、デズモンドほど純粋に生きるのには勇気がいると思います。
 

自分に自信が無く結婚寸前で婚約者の前から姿を消したり、ウィドモアに認めて貰うためにヨットで世界一周の旅に出たりと、情けない自分を視聴者に見せます。

変に真面目なところもデズモンドの魅力で、行きがかり上とは言え、ハッチの中で命じられるままに不吉な数字を108分毎にパソコンに打ち込み続ける姿は、デズモンドの人柄を映し出していると思います。
 

情けないところが可愛らしく母性本能を擽るデズモンドですが、FSWでは全く違うキャラクターとして登場します。

ウィドモアの部下でトラブルシューターとして働くデズモンドは、車椅子のロックを無慈悲に車で轢き殺そうとします。

さらには止めに入ったベンをタコ殴りにしてしまうなど、本編のデズモンドからは想像できない姿を曝け出します。
 

FSWでのデズモンドは余り好きにはなれませんが、本編の純粋なデズモンドは好きなキャラクターの1人として挙げたいと思います。

4位ジョン・ロック(テリー・オクイン)

視聴者の好き嫌いが分かれるのがロックだと思います。

嫌いな方の評論では、ロックはプライドが高くて、見栄っ張りだが臆病者という評価を目にしますが、私は“ロック=出来た人間”だと思います。

確かに過去のトラウマがあり、少し承認欲求が激しい面はあるとは思いますが、周囲の人間のことを考えながら、行動をしている姿が至る場面で見ることが出来ます。

また他人に対して寛大な面が、ロックの一番の魅力だと思います。
 

どうしようもない人間のチャーリーがドラッグを断ち切れずにいると、チャーリーが自らドラッグと縁を切るように諭す場面は印象に残りました。
 

またロックはリーダーシップを発揮して、人々を導く能力には長けていると思います。

少し唯我独尊的な面はあるものの、自分についてきた人間の面倒はしっかりと見るタイプのロックに、人々が付いて行くのは納得できます。
 

島に漂着した直後はジャックが皆のリーダー的役割でしたが、そのうちにロックが皆の支持を得て、多くの者がロックについて行く場面が何度もありました。

大半の人生同様、ロックの最後は惨めなものでしたが、島で行ったことはロックが人生で成し遂げたかったものであったように思えます。

3位サイード・ジャラー(ナヴィーン・アンドリューズ)

その立ち振る舞いが物凄く恰好良いサイードは、常に影がある人物で、またその陰がサイードを一段と引き立てているように思えます。

イラク軍の拷問担当であったサイードは、どのようなピンチに陥っても冷静に対処しますが、ベンが最初に身分を偽って皆の前に登場した時は、見ている方が身震いするような凄まじい形相でベンに口を割らそうとします。
 

ジャックがベンを無実だと開放しようとしますが、それでもサイードはベンが敵であることを確信します。

その際に理由を聞かれたサイードは、“ベンを拷問している最中、罪悪感を感じなかった”と答えています。
 

そのシーンを見ているとサイードの言葉は非常に説得力があるように感じますが、サイード以外が同じ言葉を言っても全く響かないと思います。

サイードが持つ独特の雰囲気が、そうさせるのではないかと思います。
 

この雰囲気は壮絶な過去を持つサイードだから醸し出すことが出来るのではないかと思います。
 

島から脱出したサイードは、ベンの手下のような形で暗殺者として活動しますが、その姿は少し残念でした。

2位ヒューゴ・レイエス “ハーリー”(ホルヘ・ガルシア)

LOSTの登場人物の中では珍しい癒し系のハーリーが画面に登場すると、ほっとした気分になるのは私だけでしょうか?

殺伐としたシーンが続くLOSTですが、一服の清涼剤のような存在であるハーリーはLOSTには不可欠な存在です。

時にはただの気の良い若者にも思えるハーリーですが、他人のことを思いやる力は凄く、島では様々な人々を救ったように思えます。
 

島でセラピストを名乗っていたリビーと付き合いますが、ハーリーもセラピスト的なことをして人々を悩みから救っていたように思えます。

さり気ない一言を呟くように言うハーリーの言葉は実は重く、口癖の“Hey Dude”から会話を始め、真実の中心を突く内容は時には感心してしまうものもあります。
 

島では嫌われ者のチャーリーでも、偏見を持たずに分け隔てなく付き合ったり、ベンが悪事を働いてもその裏にある事情を知ろうとするハーリーは、本当に良い奴です。
 

その風貌も憎めないもので、その点でも得をしている面はあると思います。

自分の近くにハーリーが居たらば良いなと思わせる人物です。

1位ダニエル“ダン”ファラデー(ジェレミー・デイビス)

ドラマの中でも一二を争うナイスガイなのが、ダンだと思います。
 
常に冷静で頭脳明晰、争い事は好まず、思慮深い態度のダンは、ドラマのストーリーが進むにつれて好感度が上がってくるキャラクターです。
 
濃いキャラクターが勢ぞろいのLOSTでは、皆が自分の個性を主張してすぐに争いごとになりますが、ダンは常に周りの人間を観察しながら皆が纏まるような行動を取ります。
 

島に現れた当初は、ジャック達の仲間なのか敵なのか分からない存在のダンでしたが、結果的にジャック達を助けるような行動を取ります。

どのような事態になっても慌てず感情的にならないダンでしたが、島で唯一取り乱したのはシャーロットが死んでしまう時でした。
 

シャーロットの亡骸から離れず、1人置き去りになってしまうシーンはダンの優しさが現れている場面です。
 

FSWではミュージシャン役で登場するダンですが、キザな振る舞いや金持ちの息子という役柄が本編のダンと全く違い違和感を感じますが、優しさはFSWでも十分に現れています。

LOSTの中では珍しい知性派のダンは私のイチオシです。
 

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