LOST シーズン6第9話 前回までのあらすじ
ソーヤーはジンスーやケイトを連れてベンジャミン・ライナス“ベン“(マイケル・エマーソン)と一緒に島から脱出することを決意しますが、ベンはなかなか島からの脱出を実行しません。
業を煮やしたソーヤーは偽ロックに詰め寄りますが、偽ロックはハイドロ島に不時着したヒジラ316便に乗って島を脱出する計画なので、ハイドロ島へ渡って偵察をしてほしいとソーヤーへ依頼します。
ハイドロ島に到着したソーヤーはおびただしい数の死体を目の当たりにしますが、乗客の生き残りゾーイと行動を共にします。
しかしゾーイはウィドモアの手下で、ソーヤーはウィドモアの居るキャンプへ連行され、潜水艦で島から脱出することと引き換えに偽ロックを捕まえることを約束します。
本島に戻ったソーヤーは、ウィドモアの計画を偽ロックに伝えますが、本当の狙いは2人を戦わせて、それに乗じて潜水艦を奪って島から脱出することでした。
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LOST シーズン6第9話のあらすじ
(イラーナのフラッシュバック)重傷を負って体中に包囲を巻かれたイラーナは、ジェイコブの突然の訪問を受けます。
ジェイコブは自分の後継者が6人まで絞られたことを告げると、島に居る6人を助けて欲しいと告げられます。
(島)イラーナ達と合流したジャックに対し、過去ジェイコブから指示された内容を告げると、ジャックは具体的に何をすればよいのかを質問します。
ジェイコブからは具体的な話はリチャードに聞けと言われたとイラーナが答えると、それを聞いたリチャードは激怒します。
自分はジェイコブから軽く扱われて自殺しようとしたのに、何をすればよいかなど分かるわけがないと叫ぶと、森の中へ消えて行ってしまいました。
取り残されたジャックたちは途方に暮れ、ジャックはロックに聞いてみようかと言いますが、今いるロックは偽物なので、危険だと皆から反対されます。
その時、議論の輪から離れていたハーリーが、スペイン語で何かを呟いていることに気が付いたジャックは、ジェイコブと交信していると期待しますが、“君たちには関係ないことだ”とハーリーは答えます。
(リチャードのフラッシュバック)1867年、スペイン領カナリア諸島に住んでいたリチャードは、妻が疫病に掛っていることに気が付きます。
容体が悪化した妻を残して大雨の中を馬で駆けるリチャードは、医者の家へ行くと、妻のために往診をしてほしいと懇願します。
しかし医者は大雨なので外へ出たくないと言うので、リチャードは薬だけでも売ってくれと必死に頼みます。
リチャードが全財産を取り出しますが、医者は金が足りないと言って薬を渡そうとせず、リチャードに家から出て行くように告げます。
食い下がるリチャードを振りほどこうとした医者と揉み合いになり、医者は転んだ拍子に頭をぶつけて死んでしまいます。
茫然とするリチャードを警察が捕まえ、リチャードは監獄に入れられます。
その後、リチャードには死刑の判決が言い渡され、死刑執行が行われる場所へ連行されるリチャードでしたが、刑務所所長はリチャードに英語が話せるかと聞くと、リチャードは独学で学んだ英語を話します。
それを聞いた刑務所所長は、傍にいた奴隷商人にリチャードを売り渡す交渉をします。
奴隷船ブラック・ロック号に乗せられたリチャードは船底に繋がれてアメリカ大陸を目指しますが、船は暴風雨に見舞われて島に漂着します。
船長は奴隷たちに襲われることを危惧して、船に繋がれた奴隷たちを次々に殺して行き、最後に残ったリチャードの前に現れます。
その時、黒い煙が現れて、船長や乗組員を全員satしますが、リチャードだけは殺さずに消えて行きます。
ジェイコブは鎖に繋がれて身動きが取れず死を待つばかりでしたが、朦朧とした意識の中で妻イザベラの幻を見ます。
その後、黒い服の男が現れて、“自分が黒い煙であることを告げると、悪魔がイザベラを殺したが、その悪魔は今、海辺にある木像のしたにいるので、この剣で始末してほしい”と言い、短剣を渡します。
黒い服の男がリチャードの鎖を外すと、リチャードは木像の所へ行き、そこに居た男へ短剣を刺そうとしますが、返り討ちにあってしまいます。
その男はジェイコブで、リチャードを抵抗出来ないように痛めつけると、今度は一転して優しく語りかけます。
黒い服の男に唆されてリチャードが自分を襲ったことを悟ったジェイコブは、黒い服の男は世界中の人間が邪悪であると思い込んでいるので、自分が世界中の人々をこの島に呼び寄せて、彼の考えが間違っていることを証明させようとしていると話し始めます。
リチャードもこの島に自分が呼んだと言うと、そのような力があるならば黒い服の男をジェイコブ自らが説得すればよいではないかとリチャードは反論します。
自らが気付かないと意味が無いとジェイコブは言って、自分は直接何かをするつもりはないと語り、自分の代わりに黒い服の男に気が付かせて欲しいとリチャードに依頼します。
見返りとして妻を生き返らせて欲しいとリチャードは言いますが、それは出来ないとジェイコブは答え、それならば今までの罪を許して地獄に行かないようにして欲しいとリチャードが言うと、それに対してもジェイコブは首を横に振ります。
リチャードは地獄に落ちないために不老不死の体を要求すると、ジェイコブはそれならば与えられると言って、リチャードの肩に手をかざします。
黒い服の男の元へ戻ったリチャードに対し、これでイザベラは生き返らせないが、気が変わったらばいつでも取引に応じると黒い服の男は言います。
(島)森の中に入ったリチャードは地面を掘り起こすと、イザベラのペンダントを取り出します。
そして気が変わったので、取引の応じると何度も叫ぶと、森の中からハーリーが出てきます。
ハーリーはイザベラからの伝言を受けたと言い、“今やらなければいけないことは、黒服の男を島から出すことだ。さもないと全員地獄に落ちる”と伝えます。
海辺でハーリーがスペイン語で話していた相手はイザベラだったのでした。
その様子を森の中から偽ロックが見ていました。
(ジェイコブのフラッシュバック)黒服の男の脇にジェイコブが座り、“自分を殺そうとしたね”と語りかけます。
“島を出るためだ”とジェイコブが答えると、“自分を殺しても後継者がいるから無駄だ”とジェイコブが言います。
それを聞いた黒服の男は、“ならば全員を殺せば良い”と呟きます。
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LOST シーズン6第9話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、リチャードの壮絶な過去が判明する場面です。
リチャードが不老不死であることは、以前のエピソードからわかっていましたが、島に来る経緯やジェイコブの仲間になった理由が今回は判明します。
リチャードも長年ジェイコブに人生を捧げた人物でしたが、ロックと同じように報われない点が非常に可哀そうに思えたエピソードでした。
更に黒い煙が昔は黒い服の男であったことが判明し、さらにジェイコブと一緒に生活していたことも分かり、謎解きが急に進行した感じがします。
なぜ黒服の男が島を出れないのか?そしてジェイコブがなぜそれを許さないのか?今後のストーリー展開が楽しみになるエピソードでした。
今回はFSWが無かった点は残念でしたが、次回以降のエピソードに期待です。
読み終わったら