前回までのあらすじ
前回は、インド旅行で製薬会社の治験を受けたイギリスの若者6人のうち4人が殺された事件を追うラッシュ刑事と、製薬会社の不正を追う重大不正捜査局の潜入捜査官ステファン、やがて繋がりが明らかになるふたつの事件を彼らの側からそれぞれ描いていました。
彼らはプライベートで自転車レースで出会いましたが、まだ事件のつながりはおろか、相手の職業も知らず、ただただライバル意識むき出しになったのでした。
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ニューブラッド 第2話のあらすじ
エスカレーターから突き落とされた女性教師殺人の捜査は進み、現場の監視カメラから、直前に映像を切ったあやしい女性ふたりの映像がクローズアップされました。
ラッシュ刑事は3週間前のひき逃げにあった治験者の未亡人に話を聞きます。とりあえず、インド旅行で600ポンド稼いだということはわかりました。
ラッシュは、インド旅行で600ポンド稼ぐにはどうすればとネット検索して調べていました。また、ラッシュ刑事の提案で、女性教師の葬礼に行き、参加者をチェックします。
そして写真に写っている唯一の生存者を見つけて、話を聞きます。彼はブルース、抗うつ剤の治験だとか、製薬会社のことも知っていて、写真に写っていないもう一人のヘンリーの話もします。
だんだんと核心に近づいてきましたが、ブルースの上司がスカイプの女性やブルースに指示を出している、黒幕のようです。
そしてラッシュは治験担当者であったデヴィッド・リースにたどり着き、オフィスで彼がパーティーに出席すると聞き、会場のホテルへ向かいました。
重大不正捜査局のステファンは、捜査対象の製薬会社のデヴィッド・リースのふりをして、招待状のパーティーに潜り込んで情報を集めろと上司から命令されました。
彼のデスクの前の席の女性スタッフは、どうもステファンが気になるらしく、必要な情報を集めて教えてくれました。
しかしこの女性がマンションに帰ると、政府の上級顧問で下院の特別調査委員会で製薬会社の疑惑について質問を受けていたピーターおじさんがいて、製薬会社の捜査状況を聞きます。
彼女はスパイだったのでした。
ステファンは、パーティーに意外に簡単に紛れ込みますが、主催者に飲まされたシャンペンにドラッグを入れられて幻覚を見ます。
気分が悪くなって外に出て、トラックに撥ね飛ばされそうになるところを、居合わせたラッシュに助けられました。
ラッシュはステファンがラリっていると思っていましたが、ステファンに服を汚され家に連れて帰り泊めてやりました。
翌朝、やっと自己紹介したというのに、捜査中のことは話せないという二人、会話にもなりません。
ステファンは重大犯罪課のオフィスへ行き、自分は殺されかけたと報告します。
上司はこのことは誰も知らないはずといいますが、スパイがいるのですよね。ステファンの方も、製薬会社の子会社からの送金で、ヘンリーとつながりました。
ヘンリーの家には婦人警官を装ったスカイプの女性が来ました。
ヘンリーが留守で母親が部屋に入れたところ、ガムテープなどを置いて色々と工作をしていました。
一方警察では、ブルースから聞いた、ヘンリー・ウィリアムスがあやしいが、同姓同名が何百人もいると無能刑事と上司が話していると、ラッシュ刑事が見つけました。
ネット検索で洗車場の社員紹介の名前と写真、そして写真と駅の監視カメラを見事にマッチさせていました。上司たちは声も出ず、苦虫を嚙み潰したような顔をしていました。
そして洗車場からヘンリーの家も探し当てて家宅捜索に行きますが、母親だけでヘンリーは留守でした。
母親はエスカレーターから突き落とされた事件時にヘンリーは家にいたと主張します。
無能刑事はヘンリーの部屋で偽婦人警官が置いたガムテープを見つけましたが、ラッシュは懐疑的でした。
そして家宅捜索中、ドアベルが鳴ったので、ラッシュが出ると、そこにはステファンが立っていました。
驚くふたり、そしてヘンリーが帰って来たのを見つけ、走って追いかけるふたり、ヘンリーを追い詰めたが、ヘンリーが降参しているのに、どっちが逮捕するか喧嘩し始めるふたりには、笑えました。
ヘンリーが犯人の疑いが濃厚ではありますが、彼は抗うつ剤を飲むのをやめたとか、あやしい女性二人にどうも操られている雰囲気も匂わせています。
次回へ続きます。
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ニューブラッド 第2話の感想
やっとラッシュとステファンが捜査中に出会いました。事件のあっち側とこっち側がつながったのでした。
トラックに跳ねられそうになったステファンをラッシュが助けるシーン、ヘンリーの家のドアを開けたときの二人のびっくりした表情は、何度見ても面白いです。
次にヘンリーを見つけて追いかけて走り出すのも、まるで猟犬か警察犬のようで、スピード感があります。
ラッシュの妹は看護師で、かなりの美人です。
ステファンは最初から彼女に目を付けていますが、それがラッシュに気に入らないのか、やたらとライバル意識を持って張り合った行動をとるところが子供っぽくて楽しいです。
だんだんと謎が明らかになる経過もテンポ良くて、話がかみ合っているのがアメリカのドラマっぽくていいと思いました。
ステファンのオフィスにいる女性スタッフは、おじさんが政府の役人か何かで製薬会社の陰謀に加担している人のようです。
そして重大犯罪課の捜査に関心を示し、女性スタッフを脅してスパイにしているのはイギリスっぽい感じがしますが。
読み終わったら