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パーソン・オブ・インタレスト シーズン2第20話<死の宣告>のあらすじと感想

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パーソン・オブ・インタレスト シーズン2第20話 前回までのあらすじ

大手システム会社のライラテック社副社長モニカ・ジェイコブズが今回の対象であることから、フィンチはライラテック社に社員として侵入します。
 
若くして副社長になったモニカの仕事ぶりに感心するフィンチでしたが、モニカが密かに情報を持ち出している場面に出くわします。
 
モニカはリーという先週亡くなった開発部の社員の履歴が全て出鱈目であったことに気が付き、それを開発部の責任者ロスへ渡していたのでした。
 
しかしその後、秘書のジェロームに嵌められたモニカは、情報漏えいの罪を着せられて会社をクビになります。
 
納得のいかないモニカはジェロームを追い込みますが、逆に何者かに狙われリースが救助します。
 
その後、リースの活躍もあり、ライラテック社は会社ぐるみで何者かに機密情報を渡していたことが判明し、それに気づかれそうになりモニカを嵌めたことがわかりました。

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パーソン・オブ・インタレスト シーズン2第20話のあらすじ

リースはウェイターに扮してあるパーティーに忍び込みます。
 
壇上には今回の対象者、ブッカ―大学医学部教授リチャード・ネルソンが立ち、名誉教授任命を受けてスピーチを始めます。
 
その様子を部屋の奥からじっと見つめる若い女性に気が付いたネルソンは、一瞬驚きますが水を飲んで心を落ち着かせてスピーチを続行します。
 
スピーチが終わり、何人かの参加者がリチャードに祝福の言葉をかけますが、リチャードに近づく人々の写真を撮ったリースは、その映像をフィンチへ送ります。
 
最初に話しかけたのはリチャードの患者ボイドで、ファンドマネージャーを生業とするボイドはリチャードの資産運用をしています。
 
ボイドが次回の約束を取り付けて去った後に声をかけたのは、ロスモアというフィリア製薬の研究員で、フィリア製薬の開発薬はリチャードが審査員を務める当局から認可を受けられなかったようです。
 
リチャードはロスモアに結果を詫びて、2人は酒を飲み交わします。
  
 
その頃、カーター刑事とファスコ刑事は殉職したビッチャー刑事の葬儀に参加していて、クインの悼辞を聞いていました。
 
葬儀が終わった後、ファスコ刑事はHRのシモンズに近づき、ビッチャーを始末したのはHRだと非難して、シモンズを塀の中へ入れてやると忠告します。
 
それを聞いたシモンズは自分の心配をしろとファスコ刑事に言い、内部監査室が汚職警官として逮捕されたアザリロについて調べていることを告げます。
  
 
署に戻ったファスコ刑事の元へ内部調査室のソリアーノが現れ、行方不明になっているスティルス刑事について話を聞きたいと言います。
 
バッジと銃を没収されたファスコ刑事は取調室へ連行され、その様子を心配そうにカーター刑事が見守ります。
  
 
(2004年)バーで酒に溺れるファスコ刑事に、薬物班スティルス刑事が声をかけます。
 
妻と離婚調停中のファスコ刑事は荒れていましたが、スティルス刑事は親身になってファスコの話を聞きます。
  
 
(2005年)殺人現場にファスコ刑事を呼び出したのは、薬物捜査をしていたスティルス達でしたが、売人が逃げるところをアザレロ刑事が誤って射殺してしまったとスティルス刑事は説明します。
 
正当な発砲として処理してほしいと頼まれたファスコ刑事は、それに応じます。
  
 
(2006年)再度スティルス刑事に現場に呼ばれたファスコ刑事は、後処理を頼まれます。
 
現場から押収した金をあげるというスティルス刑事でしたが、ファスコ刑事がそれを断っていると売人が陰から出てきて、ファスコ刑事は咄嗟にその売人を射殺してしまいます。
 
これでファスコ刑事は抜けられなくなります。
  
 
(現在)パーティーは続きますが、リチャードの様子がおかしいようです。
 
近づくリースは鼻血を出しているリチャードにハンカチを渡し、水を飲ませます。
 
症状からリチャードはポロニウムという劇毒を飲まされていると推測したリースは、パーティー後もリチャードの観察を続けます。
 
リチャードが戻ったオフィスで倒れて意識が朦朧としている姿を見たリースは助けに行きますが、リースが怪しいと感じたリチャードは表に出て警察に保護されます。
  
 
リチャードが搬送された病院へ向かい、ポロニウムを何者かに飲まされたので、助かる見込みはないと告げるリースは、生きている間に誰が毒を盛ったかを探そうとリチャードに提案します。
 
半信半疑なリチャードでしたが、医師なので自分の余命が僅かであることを察知して、リースの申し出を受け入れます。
  
 
リチャードは犯人探しの前に行きたいところがあると言い、疎遠になっている娘モリーの元へ出向きます。
 
名誉教授受賞式にも来ていたモリーに、自分にとって一番誇りなのはモリーだと告げると、普段は対立しているリチャードがこのようなことを言うのは奇妙だと感じたモリーは、リチャードに何事かを聞きます。
 
余命のことはモリーには告げず、リチャードはその場を去ります。
  
 
その頃、フィンチはボイドが勤務する投資会社が、フィリア製薬の株を大量に空売りして大儲けした件で、証券取引委員会から調査されていることを突き止めます。
 
それを聞いたリチャードは、フィリア製薬の新薬が検査を通らなかったことをボイドに漏らしたことを思い出します。
 
リースはインサイダー取引を隠ぺいするために、ボイドがリチャードを亡き者にしようとしたと考えます。
  
 
ボイドを拘束したリチャードは、銃でボイドを脅すと、黒幕は投資会社社長コクランであることを自白し、コクランは山小屋に居ることを伝えます。
 
山小屋へ到着したリチャードは、酒を優雅に呑んでいてリチャードの登場に表情を変えません。
 
リチャードから問い詰められたコクランは、金儲けの障害になるものは始末すると事もなげに言います。
 
それを聞いたリチャードは、自分は間もなく死ぬが、コクランも自分の財産を24時間でどう使うか考えるべきだと言います。
 
コクランが飲んでいた酒を注いでいたのは執事ではなくリースで、その中にはポロニウムが混ぜられていました。
 
流れる鼻血を見たコクランは、初めて慌てた表情を見せます。
  
 
その頃、内部調査でスティルス刑事殺害の容疑が深まったファスコ刑事は窮地に居ました。
 
スティルスを埋めた場所をシモンズが密告したため、ファスコ刑事はその場所へ連行されます。
 
全てを観念したファスコ刑事でしたが、その場所からスティルス刑事の遺体は発見されませんでした。
 
カーター刑事から事情を聞いたフィンチが、愛犬ベアーを使ってスティル刑事が埋められている場所を見つけて、遺体を他の場所へ移していたのでした。

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パーソン・オブ・インタレスト シーズン2第20話を見た感想

 長年ファスコ刑事が後悔していたスティルス刑事の件が片付いた今回のエピソードは、見ごたえ十分なものでした。
 
最後の場面でスティルス刑事の遺体が眠る場所へ連れて行かれたファスコ刑事を見たときは、これでファスコ刑事もお役御免になると残念に思いましたが、流石フィンチという結末でした。
 
カーター刑事の協力もあり、フィンチはファスコ刑事を最大の危機から助けますが、これでファスコ刑事もフィンチには頭が上がらないと思います。
 
真黒なファスコ刑事を見事に救い出したフィンチの計画は見事でしたが、それ以上に感じたのはカーター刑事の同僚愛だと思います。
 
悪を憎むカーター刑事が、ファスコ刑事の過去を許したのは意外でした。
 
カーター刑事の心情が変わりつつある点に注目です。
 

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