パーソン・オブ・インタレスト シーズン3第16話 前回までのあらすじ
マシーンがはじき出したサンドラ・ニコルソンは110番のオペレーターであったため、フィンチはオペレーターに扮して侵入調査を開始します。
サンドラが受けた110番通報は、アーロンという少年が何者かに誘拐された事件ですが、その直後、サンドラの個人携帯に犯人から電話が入ります。
犯人はアーロンを殺されたくなければ、3日分の110番記録を消すようにサンドラに迫りますが、それを聞いたフィンチはサンドラに時間稼ぎをするように伝えます。
その間に3日間の110番記録を調べたフィンチは、犯人は会社社長と不倫していて殺害されたクックという女性が通報した110番を、犯人が狙っていることを突き止めます。
会社社長の依頼で麻薬組織が犯行を起こしていたことを知ったリースは、時限爆弾をアーロンから取り外して助けることに成功します。
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パーソン・オブ・インタレスト シーズン3第16話のあらすじ
(2010年)男に後をつけられていた若い女性は、そのことに気が付いて歩を速めます。
しかし女性は路地に追い込まれてしまい、男に追いつかれてしまいます。
男が襲い掛かる寸前に何処からともなく銃声が聞こえ、男は倒れ込みます。
女性を助けたのはリック・ディリンジャーという人物で、リックは女性を飲みに誘います。
翌朝、リックはフィンチからの電話で目を覚まし、フィンチは任務完了後に被害者を誘うのは如何なものかと、小言を言います。
フィンチの文句に適当に答えたリックは、女性を残してベッドを出ると、フィンチが待つアジトへ向かいます。
アジトに到着したリックに対し、マシーンが新たな番号を打ち出したので調べて欲しいとフィンチは告げます。
ダニエル・ケーシーという大学ドロップ・アウトが今回の対象者で、ケーシーは得意のハッキング技術を駆使して、企業や個人にセキュリティーチェックを依頼されて生計を立てていると説明します。
更にケーシーが事件に巻き込まれているのならば、昔の仲間を頼る可能性があるとフィンチは語り、レスターという人物をリックに紹介します。
レスターが入り浸っているバーへ出向いたリックは、ケーシーが事件に巻き込まれていないかをストレートに聞きますが、レスターは知らないと言います。
この会話を聞いていたフィンチは、リックにストレート過ぎると苦言を吐きますが、リックが店を出たのを確認したレスターは、何処かへケーシーに電話をかけます。
レスターは頼まれたものは準備できたとケーシーに伝え、リックの他に男女2人組がケーシーの居場所を探りに来たことを伝えます。
レスターの携帯をペアリングしたリックはこのやり取りを聞いており、この会話から偽のIDをケーシーが依頼したと考えます。
ケーシーの足取りを追っていたリックは、同じくケーシーを追っていると思われる男女2人組を発見します。
その映像をフィンチに送ると、フィンチはその男は知っておりCIAの人間だと断言します。
その2人組はリースとカーラで、ケーシーが国家機密を知ったので始末することを指示されているようです。
ケーシーを見付けたリックは、ケーシーの後を追ってカフェに入ります。
ケーシーは国家特別情報局のバンクスという男と会っており、バンクスに身を守ってもらう約束をしていたようです。
ケーシーはバンクスの身元を疑い、国家特別情報局が設立した年を聞きますが、バンクスが答えられなかったので、席を立ち店の外へ出て行きます。
慌ててケーシーを追うリックでしたが、店外でこの様子を見ていたリースとカーラと鉢合わせをします。
ケーシーを巡り対立する両者でしたが、そこへバンクスの仲間も到着して、銃撃戦が始まります。
その隙を突いてケーシーはその場から逃げ出そうとしますが、リックがケーシーの身柄を確保します。
アジトに連れて行かれたケーシーは、フィンチとリックになぜ組織に狙われているのかを聞かれます。
ケーシーは政府機関から依頼を受けて、システムに侵入できるかを試みたが、あまりにも複雑で危険を感じたので手を引くと言った瞬間、何かを注射されて意識が無くなったと過去を話し始めます。
ケーシーが目を覚ましたのは車のトランクの中で、自分のポケットには遺書があり、自殺と見せかけられて殺害されると考えたが、走行中の車が大事故にあったので、そこから逃走出来たと続けます。
事情を一通り聞いたフィンチは、ケーシーが持っているパソコンの中に秘密があり、それを皆が狙っていると考えます。
フィンチはパソコンを第三者に売って、新たなIDをケーシーに渡して、国外に逃げることを勧めます。
フィンチが準備を進めていると、リックがお茶をフィンチに持ってきて、それを飲んだフィンチは気を失います。
リックはフィンチを裏切り、パソコンの価値を分かっている者に売ろうと考えたのでした。
アジトを出たリックを見てケーシーもその場から逃げ去り、まずはレスターに連絡をして偽IDを用意してもらいます。
レスターは手配するとケーシーに答えますが、そこにはカーラがおり、ケーシーをおびき出すようにレスターに指示を出していました。
その後、カーラの元にはバンクスたちが襲撃してきますが、バンクスの正体はケーシーのパソコンを狙うデジマという組織の一味でした。
カーラは襲撃を撃退しますが、その隙にその場から逃げ出したケーシーは、レスターに会いに行きます。
レスターの前に現れたケーシーですが、そこにはリースが待ち構えていました。
リースはケーシーを捕まえると、奥歯を2本よこせと言います。
ケーシーは事件に巻き込まれてだけなので、逃がしてあげると言い、但しCIAにはケーシーを始末したことにしなければならないので、ケーシーの奥歯が必要だと説明します。
その頃、リックの後を追ったフィンチは、パソコンを高額で買おうとしている中国人との待ち合わせ場所へ辿り着きます。
パソコンを売らない方が良いと止めるフィンチに対して、リックは銃口を向けます。
その時、近くから銃声が聞こえて来て、リックは銃弾に倒れます。
発砲したのはCIAのショウでしたが、この混乱に乗じて中国人がパソコンを持って逃げ出します。
その後、CIAの調査で、パソコンは中国のオルドスにあるシステム会社に渡ったことが判明します。
それを聞いたコントロールは、リースとカーラのミスでパソコンが中国の手に渡ったので、2人をオルドスに派遣して、パソコンを破壊するように命じます。
更に、リースとカーラも亡き者にするように指示を出します。
(2014年)逃亡したケーシーは隠れ家に何年間も息を潜めて生活していましたが、突然ルートが現れます。
ルートは、“共通の知人の依頼でここに来たが、コロンビアに飛んでグリーンフィールドという人間を探して、力になって”とケーシーに言います。
戸惑うケーシーを気にする様子もなく、ルートはケーシーを急き立てます。
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パーソン・オブ・インタレスト シーズン3第16話を見た感想
2010年になぜリースとカーラがオルドスで任務を行っていて、お互いが殺し合わなければいけなかったのかの謎が解ける今回のエピソードは、濃い内容でした。
デジマ、コントロール、リース達がパソコンを追っていた理由も明確になり、これまでモヤモヤしていたものがクリアになりました。
一番驚いたのが、フィンチはリースと会う前に、他の人間と組んで人助けをしていたことが発覚した場面です。
リックはリースとはかなりタイプの違う人間で、フィンチとの相性は断然リースの方が良さそうに見えます。
最終的にフィンチはリックに裏切られた形になりますが、そのような過去があるので、リースに対しても秘密主義になるのではないかと思えたエピソードでした。
2010年の出来事をここで見せたのは、今後、デジマやコントロールと戦いが待っているからのように思え、今後の楽しみが増す内容でした。