海外ドラマのあらすじと感想を1話ごとに配信してます。

海外ドラマで一息つこう!

ピッチ 彼女のメジャーリーグ 第10話(最終話)のあらすじと感想

更新日:

スポンサーリンク


前回までのあらすじ

前回は、8月31日のトレード期限のぎりぎりにマイクがカブスにトレードに出されるかどうかのお話。

ジニーの兄、ウィリーがサンダース夫人のイブリンとスポーツ・バーの共同経営をすることになったが、企画、出資の段階でウィリーの横領が発覚して、イブリンはアメリアに相談。

ジニーはゲーム長者の若いCEOにデートを申し込まれる。
マイクは最後のゲームのさよならのチャンスに無理やり代打で登場したが、見送り三振に終わった。

ゲーム後、ジニーを呼び出してふたりで飲んだ後、なにやらあやしいムードになったが、そこへトレード中止というGMの電話で、一気に気まずいムードになったというお話でした。

スポンサーリンク

ピッチ シーズン1第10話のあらすじ

ジニーの今シーズン最後の登板ゲーム、なんとジニーは7回までノーヒットノーランを続行中、メジャーリーグでは、意識すれば終わり、誰かがノーヒットノーランだと言えば記録が途絶えるというジンクスがあり、全員息を詰めて見守っています。

ベンチで話しかけてもダメで、ジニーはだれも話しかけてくれないのでイライラしています。

その36時間前に遡ります。

朝早く、ジニーの部屋にイブリンがコーヒーを持って押しかけてきます。
何かあったようなメールを送ったため、話を聞かせるようにと好奇心で目をキラキラさせてジニーに迫っていました。

イブリンは、ゲーム長者のノアのことかと思ったら、マイク?と大騒ぎ、そこへ先日マイクと別れたばかりのアメリアが来たのですが、二人して黙るところが笑えました。

アメリアはジニーにマイク元妻の一流ジャーナリストのインタビューがあるとか、オフシーズンにも色々計画があるようで、回想録の予定もあると話します。

23歳で何を回想することが?とイブリンは笑いますが、アメリアはファンはみんな知りたがっていると大まじめです。
ジニーと別れた後、アメリアにウィリーの横領の話をするイブリンですが、ジニーには黙っている、気まずくなりたくないという優しさにちょっと感動しました。

クラブハウスでマイクと会ったジニーは、昨日のことはなかったことにと意見が一致し、ぎこちない雰囲気です。

マイクの元妻(スポーツジャーナリストで自分の番組を持っている)のインタビューは、マイクのアイデアだと言っていました。
 

一方、GMの助手のロスは、ジニーの投球数の計算をして、スクリューボールが多く、もう今シーズンの投球数はオーバーしていると報告します。GMは監督、投手コーチらと話し合い、マイクにも意見を聞きますが、ジニーは大丈夫との意見です。

が、マイナーでシーズン通して一緒だったこともあるサンダース選手が、あいつはガス欠だ、将来的なことを想うと休ませろとキッパリと言いました。

アメリアもジニーを説得しようとしますが、彼女は投げる気満々で、オーナーのところへ直談判に行きます。
GMは断固反対しますが、オーナーは切符が売り切れなのでと、営業面からもジニーの肩を持ち投げさせることにします。

ここで一言、メジャーリーグには、チーム・トレイナーが数人います。

彼らは国家資格を持っているので、故障した選手が復帰するとき、もうゲームに出してもいいかどうかは、監督やコーチ、本人ではなく、彼らの意見が絶対だということです。

なので、こういうときにトレーナーが出て来ないのはリアルではないと思います。
 

ジニーのインタビューの後、マイクは元妻と話して婚約者と別れたことを知りました。

二人の良いムードを見てジニーは、ディナーが途中だったゲーム長者のノアにメールを送ります。

ジニーは今までほとんど話もしなかったアメリアの助手で「ソーシアルメディア担当部長」のエリオットにノアの居所を探させ、コーヒーショップで弾き語りをしている彼を見つけてデート、一夜を過ごします。

オフにはノアに自家用ジェット機で世界旅行へ誘われ、なかなかいいムードのふたりでした。マイクもまた元妻とよりを戻していました。
 

アメリアは、もうシーズン終了なので、このオフシーズンには無限の可能性があるとジニーに期待を込めて言います。

しかしジニーは、ウィリーの問題をめぐりアメリアと激しく衝突してしまいます。

アメリアが自分を庇ってきたことも分かっているはずなのに、そこまで言うかということまで言い、アメリアにクビを言い渡すジニーに、あなたがどん底になったときに私はいないと言い捨て、アメリアは出て行ってしまいました。

そしてマイクは、トレードが成立せずチームに残ったのですが、きちんと説明していなかったことと、自分から断ったのではないことで、サンダースやチームメイトたちとの間がおかしくなっています。

マイクは、ビールを飲みながら監督に愚痴を言い慰めてもらう有様です。

自分たちを捨てて、カブスで優勝するつもりだったのかというサンダースの言は、ちょっとあんまりではないかと思いました。

そしてゲーム中、凡退に怒ってドリンク剤の入ったバケツを投げた選手を注意したマイクはサンダースとけんかになり、キャプテンの地位も危うくなってしまいました。

ここで一言、ノーヒットノーランは、投手だけのものではなく、野手たちも集中しています。

ノーヒットノーランのゲームには必ず、あれが抜けていれば、あれが捕れなかったら、というものすごい美技がつきものです。

けんかなんかしていれば集中できないし、チームのまとまりもなくなる、それに色々投げて怒りをあらわにしている選手の側には、誰も近寄らずに放っておくものです。

なんでこんなときにベンチでけんかになるんだと不思議です。
 

7回終了でGMはジニーの投球数が100球を越えたので、交代させろと電話をかけてきますが、監督は無視します。ジニーも強気で投げるといい、監督はにんまりです。

8回のピッチングで、ノーヒットを意識したのか、暴投気味のボールで四球を出したジニー、心配してマウンドへ行ったマイクにものすごく強気な発言をして退けます。

今まであんな強気なジニーは見たことがありません。億万長者とのデートで自信過剰になったのか、アメリアも去りウィリーは問題を残して去り孤立無援ですが、ノーヒットノーラン達成のときは、変化球はキレッキレでコントロール抜群、打者はとても手が出ないというけど、ジニー・ベイカー投手、マウンドで仁王立ちです。

シーズン集大成として成長したのかなとファンとしては思いたいですが。
 

ところが、次の打者がセイフティーバントを試み、ジニーがうまく処理して一塁でアウト、8回終了となりました。が、ジニーがうずくまって肘を抱えています。

こういうときは、ケガの瞬間を何度もリプレイされるものですが、一度も見せてもらえないのでよくわからないです。
きっと投げた後倒れて肘を打ったのではと想像するしかありません。

騒然となる中、ジニーは退場しました。

最後はMRI検査をしているシーンで終わりでしたが、ジニーの今後はいったいどうなるのでしょうか。

スポンサーリンク

ピッチ シーズン1第10話の感想

メジャーリーグにはスコット・ボラスという有名なやり手エージェントがいます。

クライアントの選手の球数にもうるさく口を出し、膨大な契約金を吹っ掛けることでも知られています。

ジニーの球数について、GMの補佐役のロスが計算していましたが、実際に、2013年に、ワシントン・ナショナルズのドラフトナンバーワンの新人投手でエースのスティーブン・ストラスバーグが、球数の制限を超えたからと、チームがプレイオフに出場しても登板の機会を与えられず、チームも敗退したということがありました。

彼は肘の靱帯移植のトミー・ジョン手術(手術後は1シーズン全休となるが、新品のような肘になるという最近流行の手術)で復帰直後でした。

彼は文字通り金の卵なので、目の前のことよりも将来を重んじたのでしょうが、とても違和感を感じた出来事でした。

私はエージェントの要請だと思っていたのですが、検索して球団の方針だったと知りびっくりしました。
ストラスバーグと違って、本人の主張が通って登板したジニーは、なんとノーヒットノーランを達成するかというところまできました。

パドレスでは、まだノーヒットノーランを達成した投手がいないです。NY・メッツのことは有名で、最近やっと達成したのですが、パドレスはまだだったんですね。ジニーに達成させるわけにはいかなかったのでしょうか。

8回3アウト目、相手打者がバントしてきてその処理後、倒れたか何かでひじを痛めて退場してしまいました。

しかしメジャーリーグの不文律として、ノーヒットノーランを達成しそうな投手に対して、絶対にバント攻撃はしない、というのがあります。まるで武士道です。
なので、これはあり得ないことです。

それにノーヒットノーランといえば、野手たちも全員一丸となって、投手に偉業を成し遂げさせようと全力でバックアップする一体感が素晴らしい見どころなんです。

達成後の記念ボールにはチーム全員のサインがあるはずです。

それを、ドラマとはいえベンチで喧嘩させるなんて、製作者は何を考えているんだろうと思いました。

そういえば、サンダース夫人のイブリンの行動も不可解です。
サンダース選手は、あと数年でフリーエージェントになるのです。

彼はすでにオールスター選手、このまま実績を積んで故障個所がなく健康であれば、今後の可能性として、莫大な年棒、レストラン経営とは比べ物にならない金額を要求でき、好きな球団を選べます。

彼は性格も良くてリーダーシップもある、引く手あまたでしょう。

経営学を学んでなくても、それくらいのことはわかるだろうに、サンダース選手の食生活とか健康面を全面的にバックアップしなさい、喧嘩なんてしてる場合じゃないでしょと言ってやりたいです。

ともあれ、ジニーと衝突してアメリアは去り、癒しの存在のイブリンとブリップのサンダース夫妻にも亀裂が、ジニーの故障の具合は?マイクと元妻は復縁か?と、伏線張りまくりで終了してしまいました。

シーズン2がもしあるとすれば、おそらく、ジニーのけがは軽く済んで復帰、サンダース夫妻も仲直り、マイクはやっぱり元妻に去られ、アメリアはジニーを心配して戻って来るとかで、2話くらいにはマイクは引退して新監督に、新エースとか新顔が加入してストーリーが進んだのではと思います。

アメリアとジニー、または元妻からマイク、イブリンとブリップ夫妻の「あのときはごめんなさい、本気じゃなかったの」というセリフまで浮かぶのですが、打ち切りになって、本当に残念です。
 

スポンサーリンク

  • B!