前回のあらすじ
ジェシカが原告側弁護を担当する公害訴訟で、ボストンの辣腕弁護士トラヴィスが被告側弁護団に加わります。トラヴィスの違法スレスレの行動で、ジェシカは不利な状況に陥ります。
ニューヨークでも評判が高いハーヴィーと対戦したいトラヴィスは、ハーヴィーを挑発した結果、ハーヴィーが原告側の弁護を担当することになります。
トラヴィスの策に引っかかったハーヴィーは劣勢に立たされます。腹を括ったハーヴィーは、違法行為を行ったトラヴィスを脅し、多額の賠償金を得ることに成功します。
一方マイクは、ピアソン・ハードマン法律事務所の内部情報漏洩事件に巻き込まれます。
誰かがマイクのファイルにメモを忍び込ませたことにより、レイチェルが無罪の罪を着せられて出勤停止に追い込まれます。
必死なマイクはIT部門のベンジャミンを半強制的に協力させ、アソシエイツのジミーが犯人であることを突き止めます。
ジミーは事務所を辞め、レイチェルは復職します。
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スーツ(SUITS)シーズン1第11話のあらすじ
ハーヴィーとジェシカはパーティーで、顧客であるトーリから相談を受けます。
会計事務所を経営しているトーリは、ある社員が経歴詐称をして働いている事実を知ったと言います。
会計士の資格を持っていないにも関わらず、会計士として仕事を行っているが、どうすれば良いかと相談します。
ジェシカは会計事務所の評判を落とさないように、その社員をクビにすることを提案します。
マイクは自宅でジェニーといちゃついていましたが、すぐに事務所に来いと呼び出されます。
経歴詐称をした社員スタンを調査するように言われたマイクは、自分のことと重ね合わせ躊躇します。
ハーヴィーからお前は大丈夫だと言われたマイクは、スタンの情報を集めます。
翌日、スタンを呼び出したハーヴィーは偽経歴のことを問いただします。
人が良さそうなスタンは偽経歴を認め、少額の退職金と共に退職することに同意します。
その時、マイクが余計な一言を言ってしまします。
スタンの経歴調査は5年前に行われていて、事務所は経歴詐称について以前から知っていたと口を滑らします。
それを聞いたスタンは、以前急に解雇されたポーラの時と同じだと言います。
ポーラは使途不明金を見つけた直後、事務所から追い出されたと言い、自分も同じパターンだと叫びます。
そして解雇書類にはサインしないと言い、その場を後にします。
スタンの経歴詐称を5年前から知っていたのではないかと、ハーヴィーはトーリを追求します。
しかしトーリは、人事部は知っていたかもしれないが、私は2日前に知ったと憤ります。
ジェシカからスタンを捕まえて解雇書類にサインさせろと指示されたハーヴィーは、スタンに経歴詐称で被った損害賠償裁判を行うと脅し、スタンに書類をサインさせます。
しかしスタンは、トーリが不正をしていてアーバンディーン社という会社が怪しいと言います。
気になったハーヴィーは知り合いの裁判官に依頼して、アーバンディーン社の機密書類を見せてもらいます。
アーバンディーン社はペーパーカンパニーで、今日解散届が提出されていました。
スタンを自分に重ねていたマイクは、アーバンディーン社を調べるために、ハーバードOB会にジェニーを伴って出席します。
そこにはアーバンディーン社につながる法律事務所に勤務している卒業生が多数いました。
アーバンディーン社の話を上手く聞けなかったマイクでしたが、ジェニーは法律事務所の社員証を盗むことに成功します。
法律事務所に忍び込んだマイクは、アーバンディーン社の書類を見つけますが、警備員に捕まります。
ハーヴィーが警備員に金を渡し、マイクの身柄を引き受けます。
事務所に戻ったマイクは、盗み見た書類の内容を纏めようとします。
そこへレイチェルが現れ、覚えていることをマイクが言えば、それをタイプすると申し出ます。
レイチェルの協力で、トーリが不正をしている事実を掴みます。
マイクはレイチェルにキスをしますが、それをルイスに見られてしまいます。
トーリの不正を証明するためにスタンも協力します。
ピアソン・ハードマン法律事務所に呼び出されたトーリは、不正の証拠を突き付けられます。
ペーパーカンパニーを通じて、ピアソン・ハードマン法律事務所も水増しした請求をトーリから受けており、その水増し金額はトーリ個人の懐に入っていました。
ジェシカはトーリを訴えると言います。
事件が解決した後、ジェニーがマイクを迎えにピアソン・ハードマン法律事務所を訪れます。偶然、それを見たルイスは、レイチェルに気をつけろと、ジェニーに告げます。
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スーツ(SUITS)シーズン1第11話の感想
今回のエピソードの見どころは、経歴詐称が発覚し会計事務所を解雇されたスタンに、自分を重ねるマイクの心情です。
揺れるマイクの心情が至るところで散見され、特にスタンに厳しいことを言わなければならない局面で、マイクの何とも言えない表情は必見です。
スタンのために少しでも役に立ちたいと考え、法律事務所に忍び込むマイクの必死さが伝わってきます。
いかにも人が良さそうなスタンが、良い味を出している点も見逃せません。
またジェニーとの関係を深めるマイクでしたが、それと並行してレイチェルに惹かれていきます。
どう考えても三角関係になるだろう今後の展開に興味津々です。
しかもルイスがその三角関係に気が付いてしまうところが、さらに問題を複雑化させるように思えます。
今後のマイクとレイチェルの関係がどうなるのか、非常に楽しみです。
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