前回のあらすじ
ピアソン・ハードマン法律事務所で働き始めたマイクは、初めて担当したセクハラ訴訟案件を有利な条件で和解に持ち込むことに成功しました。
しかし和解に持ち込むまでの道のりは必ずしも平坦ではなく、一時は自暴自棄になり訴訟に負けそうになる場面もありました。
そんなマイクを救ったのがハーヴィーでした。
時にはマイクを突き放し、時にはマイクの見えないところで様々なサポートをしたハーヴィーのお陰で、マイクは初めての訴訟案件に実質勝利したのでした。
パラリーガルのレイチェルの存在が気になるマイクは、仕事を通じてレイチェルと少しずつ距離を縮めて行きます。
スポンサーリンク
スーツ(SUITS) シーズン1第3話のあらすじ
ハーヴィーとマイクは顧客であるサンティック・デジタル社を訪問します。
IT企業であるサンティック社の社長ワイアットが開発した衛星電話を投資家達に紹介し、出資を募るプレゼンが間もなく始まります。
マイクは興奮気味にプレゼン会場に入ろうとしますが、ハーヴィーに“お前には未だ早い。
事務所に戻って衛星電話の特許申請をしなさい”と言われてしまいます。
渋々事務所に戻ったマイクでしたが、特許申請の方法がわかりません。
頼みレイチェルは他の仕事が忙しく、マイクの話すら聞いてくれません。
そこへ先輩アソシエイツのグレゴリーが話しかけてきます。
グレゴリーの仕事をマイクが行うことと引き換えに、グレゴリーが特許申請の書類を作成してくれることになりました。
喜ぶマイクでしたが、グレゴリーから引き受けた仕事は膨大な量でした。
マイクは徹夜をしますが、引き受けた仕事を終わらせたのは翌日でした。
特許申請を役所へ提出し一息ついたマイクの元へ、ハーヴィーが真剣な表情で訪れます。
第三者が先に同じ内容の特許申請を行ったとこと告げたハーヴィーは、マイクが特許申請にもたついていたからだと責めます。
ハーヴィーは特許を先に申請したヴェロシティー社が、製品を販売出来ないように裁判所へ異議申し立てを行うようにマイクへ命じます。
裁判所で異議申し立ての審議が始まりますが、裁判官はハーヴィーに悪意を露わにした態度を取り、ハーヴィーの申し立てを却下します。
裁判官室を訪れたハーヴィーに対し、裁判官はハーヴィーが自分の妻と不倫したことを告げます。
裁判所を後にしたハーヴィーは、あるアートギャラリーに直行します。
裁判官の妻に、不倫をしていないのになぜ嘘を付くと問い詰めます。
妻は自分から誘ったのに、それを断ったハーヴィーに恥をかかされたからだと言い、本当のことを言う気はないと言い、その場を去ります。
裁判所に戻ったハーヴィーに裁判官は一枚の紙を渡します。
自分の妻と不倫をしたと署名しろと言います。
裁判官は離婚調停を優位に進めたいので、不倫を認めさせたいと語り、ハーヴィーがサインした場合、異議申し立てを認めると交換条件を差し出します。
その頃、マイクはルイスに無理矢理テニスクラブに連れて行かれます。
そこでIT長者のトムと出くわしたルイスは、トムに自分と顧問契約を結ぶように依頼しますが、全く相手にされません。
ロッカーに戻ったルイスは、トムに近づくようにマイクへ命令します。
躊躇するマイクに、先日受けたドラッグテストでマイクが陽性であったことを告げます。
検査結果を闇に葬る代わりに、トムから顧問契約を取るように脅迫します。
トムと一緒にマリファナでも吸って仲良くなるようにと、ルイスは言い残してロッカーを後にします。
マイクはトムと仲良くなります。
マリファナを吸ってハイな状態で事務所に戻ったマイクを見たハーヴィーは激怒して、家に帰れと怒鳴ります。
ヴェロシティー社の顧問弁護士から和解案が提示されます。
ワイアットが開発に費やした金額2000万ドルという内容に、ワイアットは和解を拒否します。
ヴェロシティー社へ乗り込んだハーヴィーとワイアットは、失うものは何もないのでワイアットが開発した衛星電話の詳細を無料でネットに公開すると、ヴェロシティー社に告げます。
そうなるとこの衛星電話の価値は無くなるので、焦ったヴェロシティー社は4憶ドルの和解金をワイアットへ払うことを約束します。
このアイデアを考えたのはマイクでした。
事務所に戻ったハーヴィーは、誰かに脅されたらば自分に相談しろとマイクに言います。
そしてマイクがドラッグテストで陽性だったのは、ルイスの嘘であることを教えます。
それを聞いたマイクはルイスの部屋を訪れ、トムが顧問契約を結びたいと言ってきたが、自分とハーヴィーが担当するとルイスに通告し、部屋を出て行きました。
スポンサーリンク
スーツ(SUITS) シーズン1第3話を見た感想
今回のエピソードでは、ルイスの悪人ぶりが際立ちます。マイクを取り込もうとして、褒めちぎったりしますが、マイクの反応がイマイチだと今度はドラッグテストの結果をでっち上げ、マイクを脅します。
相手にされないトムを顧客につけるため、マイクを追い詰めて利用するあたり、ルイスの腹黒さが如実に表れています。
しかし生き馬の目をぬく弁護士業界では、ルイスのようなやり方も致し方ないとも思えます。
実際、トムがマイク達を顧問にしたのも、ルイスのような腹黒い弁護士をトムが必要とした結果でした。
その対照的なのがハーヴィーです。
訴訟に勝つためにはクールでドライな発言が目立つハーヴィーですが、自分なりの美学が見え隠れします。
マイクのことを一人前の弁護士にしようとする姿や、人妻とは寝ないというポリシーを守ったり、発言とは裏腹に人間味溢れるシーンが随所に見えます。
今後、ルイスとハーヴィーが対決する場面も出てくるとは思いますが、その戦いは必見だと思います。
読み終わったら