前回のあらすじ
ハーヴィーのクライアントであるモレロ証券会社は、インサイダー取引で司法省から告発されます。モレロ社は元トレーダー・ギャビーの個人的な犯罪だと主張しますが、ギャビーは会社から指示された通りにトレードしただけだと反論します。
司法取引で大幅に減刑された条件で、ギャビーだけが服役します。ギャビーが本当のことを言っていると感じたハーヴィーとマイクは、モレロ社の取引記録を調べます。
マイクの調査もあり、モレロ社の幹部バートが不正取引をしていたことが判明し、ギャビーは釈放されます。
その一方で、マイクに危機が生じます。過去に請け負ったロースクール入学試験の替え玉受験が、レイチェルにバレてしまいます。自分が入学試験に苦心しているレイチェルは、マイクの行為が許せません。
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スーツ(SUITS)シーズン1第8話のあらすじ
ハーヴィーはクライアントのホテル経営者・ジョーンズと打ち合わせをしていました。
世界各地にホテルを保有しているにも関わらず、ジョーンズがホテル王ヴェガの保有するホテルに宿泊したことが気になっていました。
このことを問いただすと、ジョーンズはヴェガの会社と合併を考えていることを告白します。
ハーヴィーは合併には反対でしたが、合併交渉を指揮することを伝えます。
その頃マイクは、事務所の広間にいました。そこには事務所のパートナーとアソシエイツが集まっていました。
毎年恒例のアソシエイツによる模擬裁判大会が開催されます。
事務所共同代表のジェシカが大会の趣旨を説明し、ルイスが対戦の組み合わせを発表します。
マイクの相手は高校・大学と模擬裁判の全国大会で優勝経験のあるカイルでした。
マイクはやる気がありませんでしたが、ハーヴィーの秘書ドナから、この大会で目立つとパートナーからの評価が上がると聞かされ、真面目に取り組むことにします。
ハーヴィーに呼ばれたマイクは、ヴェガが保有する資産情報を集めるように指示されます。
上の空で聞いていたマイクは、模擬裁判に勝つ方法についてアドバイスを求めます。
ハーヴィーは早々と和解して、空いた時間でパートナーの仕事を手伝った方が評価は上がると言います。
礼を言いマイクは部屋を後にします。
カイルに和解案を提案するとカイルは同意します。
やがて模擬裁判が開廷され、マイクは和解案を提示します。
しかしカイルは和解を拒否して裁判を続行しようとします。
カイルが裏切ったのでした。
裁判が始まりますが、準備をしていなかったマイクは窮地に追い込まれます。
休憩を申し出たマイクは5分の時間を得て、その間に打開策を思いつきます。
この模擬裁判はカイルが原告でマイクが被告の裁判でしたが、マイクは逆に反訴をしてカイルを訴えます。
ルール違反だというカイルでしたが、裁判官のジェシカは反訴を認めます。
その頃、ハーヴィーはクライアントであるジョーンズと一緒にヴェガと会っていました。
合併の具体的な内容について話をしていると、ヴェガの代理人スコッティが登場します。
にらみ合うハーヴィーとスコッティ。
2人はハーバードの同級生で、スコッティは首席で卒業した優等生でした。
弁護士2人で協議することになり、2人はホテルの部屋で協議を開始します。
白熱したやり取りでしたが、2人はやがてベッドに倒れこみ、愛し合います。
2人は元恋人関係で未だに腐れ縁でつながっていました。
2人は合併案を練り上げます。
合併案を合意した後、スコッティはハーヴィーに私の勝ちと言い、その場を後にします。
マイクが調査をすると、ヴェガがジョーンズの会社の株式を買い占めていることがわかりました。
ハーヴィーに勝利するために、スコッティは合併と見せかけて、敵対的買収を計画していたのでした。
ハーヴィーは対抗策として、ジョーンズが保有する資産価値の高いホテルを売却する案を考えます。
そしてジョーンズとヴェガを呼び、スコッティがヴェガの意思に反して暴走していることを告げます。
それを聞いたヴェガは、当初の予定通り合併をすることを決心します。
そしてスコッティはヴェガの顧問弁護士をクビになります。
一方、マイクは模擬裁判に臨みます。
事務所の人間の協力が得られないので、トレヴァーの元恋人ジェニーに原告役を頼みます。
一方、カイルはレイチェルに被告役を依頼します。
被告人を尋問するマイクでしたが、その内容がレイチェルの現状と被る内容になってしまい厳しく尋問出来ません。
ロースクールになかなか入れずにパラリーガルに甘んじているレイチェルの現状を責めているような形になり、レイチェルは泣き出してしまいます。
マイクはそれ以上尋問出来ず、敗訴してしまいます。
模擬裁判が終わった後、ジェシカは“ナイーブな弁護士はピアソン・ハードマン法律事務所には要らない”と、マイクに言い、その場を去ります。
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スーツ(SUITS)シーズン1第8話を見た感想
今回のエピソードは見どころ満載の内容でした。まずは模擬裁判でのマイクとレイチェルのやり取りです。
被告役を担当したレイチェルに対し、尋問を行うマイクでしたが、模擬裁判の設定が偶然にもレイチェルの現状に共通する内容になってしまいます。
ロースクールに入学できないことで負い目を感じているレイチェルに対し、それをえぐるような尋問を行う状況に陥るマイク。
裁判に勝つためにはレイチェルを追い詰めなくてはなりませんが、マイクの性格ではそれが出来ません。
2人の心の葛藤が見られる模擬裁判のシーンは見応え十分でした。
更にハーヴィーの学生時代からのライバルで元恋人のスコッティの登場は、ストーリー展開としては非常に楽しいものでした。
2人の関係がこの後どうなるのか、非常に気になります。スコッティの次回の登場が今から楽しみになる内容でした。
読み終わったら