前回までのあらすじ
ハーヴィーを背任罪で訴えたエヴァは、ハーヴィーに怨みを持つトラヴィスを代理人に起用します。
トラヴィスはスコッティを責めます。スティーブンがマリガ大佐に殺人依頼をしたことを、スコッティは事前に知っていたと主張します。
獄中に居たスティーブンはトラヴィスの誘いに乗り、スコッティが事前に知っていた旨の書類にサインします。これを聞いたドナは獄中のスティーブンを訪ね、偽証であることを自白させます。
エヴァの証言録取でハーヴィーは誠心誠意エヴァに謝罪をして、エヴァはそれを受け入れて和解に合意します。
ルイスはハーバードの資料室でシーラと一晩を過ごします。シーラが席を外した際、卒業生のファイルを盗み見たルイスでしたが、そこにはマイクの資料が存在していないことに気が付きます。
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スーツ(SUITS) シーズン3第11話のあらすじ
ハーヴィーから真剣に付き合いたいと言われ、ピアソン・スペクター法律事務所に誘われたスコッティは移籍を決心します。
ハーヴィーはスコッティの移籍についてジェシカに告げますが、ジェシカは表情を曇らせます。ハーヴィーとスコッティが別れた場合、スコッティは事務所を辞めるのではないかと危惧したからでした。
仕事とプライベートは関係ないと言うハーヴィーに対し、スコッティを事務所のシニアパートナーに就け、出資金50万ドルを要求することをジェシカは決めます。
出資金を求められたスコッティは、ハーヴィーに２人の関係を再確認します。真剣な付き合いをすると言うハーヴィーでしたが、スコッティは50万ドルを払うのを躊躇います。
その様子を見ていたハーヴィーは、50万ドルを払わなくて済む方法を考えれば良いと言います。新たな顧客を獲得して、事務所に50万ドル以上の利益をもたらせば良いとアドバイスします。
それを聞いたスコッティは、ハーヴィーを夕食に誘います。2人がレストランのテーブルに着くと、有名水泳選手のフェリプスが居ました。長年フェリプスを顧客にしようとしていたハーヴィーでしたが、フェリプスは相手にしていませんでした。
スコッティはフェリプスを紹介して欲しいとハーヴィーにお願いして、フェリプスを顧客にしてしまいます。
部屋に戻ったハーヴィーのもとをマイクが訪れます。マイクは医療機器訴訟についてハーヴィーに助言を求めますが、ハーヴィーは和解するように指示します。
しかしマイクは、和解金は払いたくないと主張します。医療機器を使用して死亡した遺族が製造会社を訴えたこの訴訟で、遺族側の弁護士はリナルディでした。
リナルディはマイクの両親の交通事故で、相手側の弁護を行いマイクの足元を見た和解金を提示した人間でした。
どうしてもリナルディのことが許せないマイクの様子を見て、ハーヴィーは裁判をマイクに任せることにします。早速マイクはリナルディを訪ね、絶対に１ドルも渡さないと宣戦布告します。
マイクは死亡した被害者が、禁じられた酒を飲んでいたことを発見します。そして死亡したのは医療機器のせいではなく、酒を飲んだことに起因すると主張します。
それを聞いたリナルディは、マイクがやっていることは遺族を追い込んでいることだと非難します。
リナルディが自分にやったことを、今は自分が遺族にしていると気づいたマイクは、落ち度があった可能性のある他の製薬会社を訴える案をリナルディに告げます。遺族が賠償金を得れるために、マイクが出した案でした。
そのマイクにも危機が迫っていました。ハーバードの資料室で卒業生ファイルの中にマイクの書類が無かったことを知ったルイスは、マイクがハーバード卒でないという疑念を持ちます。
ドナにマイクのことを相談すると、ハーバードに卒業の有無を問い合わせれば良いと言われます。ハーバードからマイクの卒業証明書が送られてきて、ルイスは自分の疑いは間違えていたと思います。
しかしマイクの成績書を見たルイスは、不審な点に気が付きます。A＋の成績を絶対に生徒に与えないジェラード教授の授業で、マイクはA+を取っていたのでした。
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スーツ(SUITS) シーズン3第11話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、マイクが過去のトラウマと向き合うシーンだと思います。
今までにも何回か登場した弁護士リナルディ。リナルディが登場するたびに過激に反応したマイクでしたが、今回もヒートアップします。
常に冷静で感情を抑えて仕事をするマイクですが、リナルディだけには感情をむき出しにします。今回は裁判でガチンコ勝負に出たマイクの過激な行動は見物です。
リナルディを執拗に追い詰めて人間のクズとまで言うマイクは、少し怖さも感じさせるくらいの姿でした。しかし最後には自分のしていることが昔のリナルディと同じであることを悟ったマイクは、遺族のために妙案を考えます。
最初は和解を主張していたハーヴィーも、マイクの事情を見てマイクのしたいようにさせます。また証言録取で過去を思い出し、上手く受け答え出来ないマイクをフォローします。
マイクにトラウマを克服させるためにハーヴィーが取った行動は、父親のような温かさを感じました。
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