前回までのあらすじ
収賄事件でヘシントン石油の株価が低迷します。それに目を付けた投資家ジアナポロスは、株式公開買い付けを宣言し、ヘシントン石油の乗っ取りを計画します。
さらにエヴァの収賄容疑の責任を追及するため、ヘシントン石油の取締役会はエヴァの社長解任について投票を行います。
エヴァを社長から解任して、ジアナポロスの乗っ取りを阻止することをジェシカは主張しますが、ハーヴィーと
エドワード・ダービー(コンリース・ヒル)は激しく反対します。
ジェシカはルイスを使い、エヴァの社長解任を秘密裡に進めます。
取締役会の時間を密かに早めることによって、エヴァは弁明の機会も与えられず社長を解任されてしまいます。
裏でジェシカがエヴァの社長解任を操っていたことを知ったダービーは、ジェシカの部屋へ乗り込んできます。
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スーツ(SUITS) シーズン3第5話のあらすじ
殺人の共犯で訴えられているエヴァを開放するため、ハーヴィーはキャメロン検事が主張する証人は存在しないと裁判所に申し立てます。
しかし裁判官は証人がいるかもしれないので、裁判を継続させると判断します。この判決を聞いたハーヴィーは笑みを浮かべます。
裁判官の判断が引き金になり、開廷が早まるからです。裁判は2週間後に始まることが決まり、それまでにキャメロンは証拠や証人の準備が必要になります。
それを聞いたマイクは、キャメロンを担当検事から引き摺り下ろせば、新しい担当検事は2週間で裁判の準備は出来ず、起訴を取り下げると考えます。
キャメロンがジアナポロスへ不正に情報を提供したのは間違いなく、それをジアナポロスに証言させればキャメロンは担当検事を外されると考えます。
ハーヴィーはマイクにジアナポロスの不正を見付け、告訴する準備をするように指示します。
マイクは幾つかの不正を見付けましたが、スティーブンはもっと良いアイデアがあると言います。それを聞いたハーヴィーは、この件はスティーブンに担当させると決断します。
ハーヴィーとスティーブンは、ジアナポロスを訪問します。
イギリスで裁判をすることによって、ジアナポロスの仕事に支障をきたすことを狙いますが、ジアナポロスは意に介しません。
その日の内に、ピアソン・ダービー法律事務所の顧客の会社を買収し、顧問弁護士契約を打ち切ります。
さらに保有していたヘシントン石油株を大量に売り、ヘシントン石油の株価は暴落します。
ジアナポロスがここまでの報復措置をすることに驚くハーヴィーでしたが、スティーブンがジアナポロスの娘を裁判に証人招集していたことが原因であることを知ります。
これに激怒したハーヴィーは、スティーブンと仕事をしないと宣告します。
その頃、マイクは他の横領訴訟を担当していました。横領を証言させるために同僚であったベスを呼びますが、ベスは証言を拒否します。
さらにベスは横領犯の恋人で、2人は結婚します。妻は夫の裁判で証人になれない決まりがニューヨーク州にはあり、これでベスを証人に出来なくなります。
考えたマイクはコネチカット州で裁判を起こすことを思いつきます。コネチカット州では夫が被告の裁判でも、妻が証人として招集することが出来ます。
レイチェルの説得もあり、ベスは横領した金を返すように夫を説得すると言います。
一方でエヴァの裁判について、ジェシカに相談したハーヴィーは、妙案を授かります。
会社の株式をジアナポロスに渡し、会社の経営はエヴァにさせればよい。そしてキャメロンがジアナポロスに不正に情報を提供したことを証言させれば、キャメロンは担当検事を外されるという案です。
会社が欲しいジアナポロス、会社の運営をしたいエヴァの思惑が一致して両者はこの案に合意します。
これでキャメロンは窮地に立たされますが、最後まで戦うとハーヴィーに宣言します。
事件が一段落したハーヴィーをジェシカが訪ねます。
ジェシカは“ピアソン・ダービー・スペクター法律事務所”と書かれた名刺をハーヴィーに渡します。ハーヴィーを共同代表者に任命したのでした。
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スーツ(SUITS) シーズン3第5話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、最後の場面だと思います。遂にハーヴィーが共同代表者になった瞬間です。
あれほど望んだ共同代表者の地位でしたが、ハーヴィーは素直に喜べません。そこにはジェシカの打算が見え隠れしていることを感じ取ったからです。
ダービーとハーヴィーが組んで、ジェシカを事務所から追い出すよりは、ハーヴィーを共同代表者にして味方にすることをジェシカが選んだのは明白です。
強かなジェシカの行動は流石です。今後、ハーヴィーがどのような態度に出るのかが気になります。
さらにマイクとレイチェルにも目が離せません。恋人同士になった2人は親密さを増していきます。レイチェルの家に招待されたマイクは、両親とも良い関係を築こうとします。
しかしレイチェルが自分に黙ってスタンフォード大学に願書を提出したことを、マイクは知ります。
レイチェルが西海岸にあるスタンフォード大学に入学した場合、2人は離れ離れにありますが、そのことを相談すらしてくれなかったレイチェルにマイクは不信感を募らせます。
2人の関係が上手く行くのか、今後の展開が気になります。
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