前回までのあらすじ
ニール・キャフリー (マット・ボマー)は美術窃盗団に侵入捜査をして無事実行犯を捕まえますが、この窃盗事件の黒幕はアレックス・ハンター(グロリア・ヴォトシス)であることが判明します。
ギリシャの刑務所を出たアレックスに接触したニールは、アレックスがギリシャ観光局の高官スピテリから釈放と引き換えに、国外に流出しているギリシャ美術品を盗み出すように強要されていることを知ります。
アレックスの無罪放免と引き換えに、ピーター・バーク(ティム・ディケイ)はニールとアレックスに美術品を盗ませてそれをスピテリに渡したところ逮捕する計画を考えます。
ニールとアレックスは美術品を盗み出しますが、アレックスはニールを裏切り美術品を持ち逃げします。
美術品を奪ったトラックが発見されますが、車内にはスピテリのみが取り残され、アレックスと美術品は消えていました。
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ホワイトカラー シーズン4第9話のあらすじ
ニールはヘレンから送られてきたビデオを、ピーターとモジーと一緒に見ます。
30年前に録画されたそのビデオで、ヘレンはニールの父親が汚職警官に嵌められて殺人の罪を着せられたことを説明していました。
ヘレンは汚職警官について独自に調べ証言したため、ニールの母親と一緒に政府の保護のもと生活していたことも語っていました。
このビデオを見たニールは感極まって庭へ行きますが、ピーターは父親を嵌めた警察関係者を調べようとニールに持ち掛けます。
ニールとピーターはこのビデオのことを誰にも話さない約束をします。
翌朝、FBIに出社したニールを待ち構えていたのは、インサイダー取引の事件でした。
インサイダー取引の首謀者ダナンは、ニールがアドラーの部下として働いていた時に接点があり、ニールはダナンに近づくように指示を受けます。
ダナンの会社に無事侵入したニールは、ダナンが席を外した隙にダナンの部屋に忍び込み、ダナンが新興株情報を公表前に不正に入手して、それを25000ドルで販売していることを知ります。
次回の情報をニールが入手するためには、ダナンが主催するボクシング大会で試合に勝たなければならないことから、ニールはピーターを投資家に仕立て上げてダナンに紹介します。
投資家に扮したピーターはダナンに上手く話しを持っていき、ピーター対ニールのボクシングの試合が開催されます。
試合でピーターが勝ち、ダナンがインサイダー情報をピーターに流した瞬間、FBIがダナンを逮捕するシナリオを描きます。
試合の当日、ピーターはサムの情報を密かに入手してサムの隠れ家へ向かいます。
ヘレンを殺した人間とニールの父親を嵌めた人物を探すことに協力したいと申し出るピーターでしたが、サムはピーターを警戒して拒絶します。
ボクシングの試合が始まる直前、ニールの携帯が鳴ります。
電話の主はサムで、ピーターが自宅に訪ねて来たので、自分は身を隠すとニールに伝えます。
FBI内部にも汚職警官がいるはずで、ピーターが自分の居場所を突き止めたと言うことは、自分を狙う汚職警官も自分の居所が分かるはずだとサムは言い残して電話を切ります。
これに激怒したニールはボクシングの試合でシナリオ通りに行動せず、ピーターを本気で倒しに行きます。
しかしピーターはニールをノックアウトして、ダナンがインサイダー情報をピーターに伝えた瞬間、クリントン・ジョーンズ(シャリフ・アトキンス)達がダナンを逮捕します。
その場にニールの姿がなかったことに気が付いたピーターは、サムの自宅に向かいます。
サムの家は何者かに荒らされており、サムは逃走した後でした。
サムは2度と自分にコンタクトしないと感じたニールは怒りを露わにして、ピーターに絶交することを宣言します。
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ホワイトカラー シーズン4第9話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、ニールとピーターの関係が徐々に悪化していくシーンです。
今回のエピソードの冒頭では、ヘレンのビデオのことを口外しない誓いをするなど今まで以上に固い絆を見せていましたが、最後の場面ではニールが絶交をピーターに言い渡すほど関係が悪化します。
普段はクールで怒りを露わにしないニールが、ここまで激怒するのは非常に珍しいと思います。
それほどサムが居なくなってしまうことが、ニールにとって痛手であることが伝わってくるシーンでした。
ピーターとニールがビデオの件を口外しないと誓い合う姿を見たモジーが、いつものように2人は守れない約束をしていると言いますが、まさにその通りだと思う内容のエピソードでした。
険悪な関係となってしまったピーターとニールがどのように関係を修復して、サムを追うのかが楽しみです。
読み終わったら