パーソン・オブ・インタレスト シーズン3第7話 前回までのあらすじ
今回マシーンがはじき出したのは、遺言管理官のスローンで、フィンチはスローンと行動を共にするために助手となります。
スローンは担当外の亡くなったジェイソンの遺品を調べていたことを不審に感じたフィンチが事情を聞くと、ジェイソンは義理の弟であるとスローンは告白します。
ジェイソンの遺品から手がかりを得たフィンチは、ジェイソンが過激な集団ビジュラスの仕事を手伝っていて、危険を感じたジェイソンが当局に通報して政府に拘束されていることを知ります。
一方、ショウの協力を得たルートは、マシーンのお告げに従い行動していると、政府当局の尋問を受けていたジェイソンを見付けます。
ジェイソンは他の尋問施設に移送されるところをコリア―達に狙われますが、リース達の活躍で難を逃れて自由の身になります。
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パーソン・オブ・インタレスト シーズン3第7話のあらすじ
フィンチは落ち着いた内装の部屋でソファに横たわると、催眠療法士ヘイデン・プライスが部屋を暗くします。
プライスが幼少期のことや母親のことをフィンチに質問し、フィンチの答えを聞きながらパソコンを叩きます。
診療が終わったフィンチはリースに連絡を取り、やはりプライスは詐欺師であることを告げます。
フィンチの口座にアクセスしたプライスは、ガン募金へ寄付をしていたのでした。
勿論、フィンチの口座は偽物で、パスワードを敢えてヘイデンが聞きそうなものにしていたのでした。
その後もプライスを観察していたフィンチは、プライスは人間の深層心理を突く質問をして患者からパスワードを聞き出して、ガン募金への寄付を行います。
フィンチはガン募金の代表がプライスであると確信します。
その後、プライスはオフィスを出て、ある男と待ち合わせをします。
その男に自分の分の金は持ってきたと言い、男の分の金を確認します。
男がプライスと同額の5万ドルの現金を持ってきたことを見たプライスは、為替の裏取引をする売人の待つ場所へ向かいます。
待ち合わせ場所に売人はおらず、代わりに刑事が待ち構えていました。
プライスは逃げようとして刑事と同士討ちになり、2人は銃弾に倒れます。
死体を見た男はその場から何も持たずに逃げ出すと、それを見たプライスと刑事は立ち上がります。
刑事は本物ではなく、プライスの詐欺仲間で男が置いて行った金を山分けします。
その頃、ラスキーはHRのシモンズとターニーから呼び出されていました。
シモンズはHRのマネーロンダリングをしている通称スウェーデン人“スヴェン”を、始末するように命令されます。
現在、スヴェンが抱えているヤマが終わり次第、実行するように告げられたラスキーは、スヴェンの顔を見るためにオークション会場に連れていかれます。
アンティーク業が表向きの職業であるスヴェンは、そこで希少価値のあるベースボールカードを90万ドルで落札していました。
しかしその会場にはなぜかリースも居ました。
リースがオークション会場に居たのは、プライスが自分の患者スヴェンから詐欺で金を奪っていたことが判明したからでした。
ラスキーとHRの会話を聞いていたカーター刑事は、HRとリース両方がスヴェンを追っていることをリースに伝えます。
シモンズもプライスの存在に気が付き、スヴェンとプライスを同時に始末するようにラスキーへ命令をします。
一方でプライスはニューヨークでの詐欺もそろそろ潮時だと感じていて、恋人ナタリーと街を出ようと考えていました。
事務所で証拠になりそうな書類をシュレッダーにかけていると、覆面姿の男たちが侵入してきて銃を乱射します。
そこへリースが現れてプライスを助け、フィンチたちが居る隠れ家へ連れて行きます。
プライスがHRから狙われていることをフィンチが本人に告げ、HRのマネーロンダリングをしていたスヴェンの金を奪う事は、HRの金を盗むことと一緒だと状況を説明します。
これに驚いたプライスはナタリーとすぐにでも街を出ると言い、フィンチがナタリーを匿っているホテルへ向かいます。
ホテルに到着したプライスは、付き添ったリースの隙を突いて、ナタリーを残して窓から逃げてしまいます。
その頃、カーターはイライアスを訪ねていました。
HRのマネーロンダリングの仕方をカーターが尋ねると、HRは偽物のアンティーク商品をオークションに出して、スヴェンにそれを買わせていたとイライアスは説明を始めます。
スヴェンが支払う金はHRの裏金で、オークションの代金としてスヴェンが支払いをすることによって、その金は公のものになるという事をカーターは聞き出しました。
一方で、プライスのパソコンを調べたフィンチは、プライスがスヴェンに偽メールを送り、HRが指定したオークション品以外の物を買うように仕向けて居たことを知ります。
これを見たフィンチはリースをスヴェンのアンティーク店へ向かわせて、事情を説明してスヴェンがラスキーに銃殺されたように見せかけます。
血まみれのスヴェンの偽写真をラスキーからシモンズに送らせますが、シモンズはプライスがスヴェンを使って指定外の物を買わせたことを突き止めます。
スヴェンがオークションで400万ドルを支払って買った歴史的な野球ボールは、HRの指示した偽物ではなく本物でした。
しかしスヴェンは偽物だと思い、知らない少年に5ドルで売ってしまっていました。
これはプライスが裏で糸を引いていると考えたシモンズは、プライスの恋人ナタリーをさらって、プライスに400万ドルのボールを持ってくるように指示します。
プライスはボールを持って現れますが、そのボールは鑑定の結果、偽物であることが判明します。
プライスはこのボールは本物だと言い張りますが、シモンズたちはプライスとナタリーに襲い掛かろうとしますが、リースがシモンズたちを撃退します。
難を逃れたプライスになぜ偽物を持ってきたと問い詰めるリースでしたが、プライスは本物だと思っていたと語ります。
その時逃げたナタリーから電話があり、“本物のボールは貰った。初めからプライスの獲物が狙いだった”と告げます。
プライスは悲壮な表情を浮かべて、“本気でナタリーのことを考えていたのに”と語ります。
事件は一件落着しますが、カーターとラスキーが一緒に居るところにターニー刑事が現れます。
ラスキーが寝返ったことに気が付いたターニーは、ラスキーを射殺しますが、ターニー刑事も胸に銃弾を受けます。
瀕死のターニー刑事にHRの黒幕は誰だとカーターが問いただすと、ターニー刑事は持っていた写真に写るクインを指さします。
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パーソン・オブ・インタレスト シーズン3第7話を見た感想
今回のエピソードは見ごたえのあるストーリー内容でした。
詐欺師プライスが予想できない行動でリース達をかく乱し、HRが追っていたスヴェンを違う目的でリース達も追う展開は良くできた内容だと思います。
さらにマイナー・キャラだったナタリーが、プライスの上を行く詐欺師であった最後は、意外感たっぷりの内容でした。
エピソードの最後では、今までいぶし銀のような存在であったターニー刑事が亡くなり、登場したばかりのラスキーも最期を迎えます。
ストーリーが大きく動いた今回のエピソードでしたが、カーターがHRのボスがクインだったことを知り、次回以降のエピソードでそのようにクインに立ち向かっていくのかが楽しみになります。