前回までのあらすじ
ジェシカの友人でもあり、ピアソン・ハードマン法律事所の顧客でもあるトーリは、会計事務所を経営しています。
トーリから経歴詐称をして勤務している社員がいることを相談されたハーヴィーは、事務所の評判を考えて、事を荒立てずにその社員を解雇することを提案します。
経歴詐称の社員スタンは解雇に応じますが、会計事務所が不正をしているのではないかと言います。
スタンを自分に重ねるマイクは、トーリがペーパーカンパニーを通じて、取引先に水増し請求を行っていることを調べ上げます。
ピアソン・ハードマン法律事務所もトーリから水増し請求を受けていて、その金はトーリ個人の懐に入っていました。ジェシカはトーリを訴えることを決断します。
一方でジェニーとの仲を深めていくマイクでしたが、レイチェルに惹かれている自分にも気が付きます。
レイチェルとキスをしたところを、偶然ルイスに見られてしまいます。
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スーツ(SUITS) シーズン1第12話のあらすじ
裁判所で待ち合わせをしていたマイクとハーヴィーのもとへ、初老の男性が近づきます。
地方検事のキャメロンと名乗るその男性は、ハーヴィーが地方検事補をしていた時の上司だとマイクに説明します。
ハーヴィーと食事の約束をして、キャメロンはその場を後にします。
ピアソン・ハードマン法律事務所に戻ったハーヴィーは、ジェシカに呼ばれます。
クライアントでメディア会社を経営しているプライスが亡くなり、娘２人に財産を分割しなければならないことをジェシカは説明します。
しかし２人の娘は仲が悪く、長女のマディソンはルイスが担当し、次女のケルシーはハーヴィーが担当することになりました。
ハーヴィーはケルシーと話しをした結果、新聞社だけは何としてもケルシーが相続したいということが分かりました。
一方、マディソンはケルシーのことを忌み嫌っており、ケルシーが一番欲しいものを破壊してほしいとルイスに依頼します。
その晩、キャメロンとの会食場所を訪れたハーヴィーでしたが、入口で司法省のアレキサンドラに捕まります。
アレキサンドラは過去の事件で、キャメロンが証拠隠滅をしたと疑っており、その証言をハーヴィーに依頼します。
しかしハーヴィーはそれには応じず、キャメロンが待つテーブルへと向かいます。
キャメロンが偶然を装いハーヴィーに近寄った理由が分かったハーヴィーは、キャメロンを問い詰めます。
キャメロンは悪びれもせず、誰が味方か知りたかったと言います。
事務所に戻ったハーヴィーのもとへ、裁判所から証人として出廷せよという招集書が届きました。
遺産相続の件を任されたマイクは、ケルシーが新聞社に固執していることをルイスに見透かされてしまいます。
それを叱責するハーヴィーでしたが、マイクはわざとそうしたと言い、マディソンはケルシーを破滅させたがっていることが分かったと得意げに言います。
マイクはマディソンに新聞社を譲れば、新聞社に興味のないマディソンは新聞社を他社へ売却すると考えます。
ケルシーは新聞社をマディソンに譲ると、予想通りマディソンは新聞社を他社へ売却します。
しかしマイクは売却先の会社をすでに買収していました。
勝ち誇るマイクでしたが、ルイスはマイクの策をお見通しで、資産価値の1.5倍で新聞社を売りつけていました。
更に新聞社の社員達との雇用契約を大幅に改善していて、新聞社はそれが重荷になるはずです。
ケルシーが手に入れた新聞社は、経営が成り立たなくなるはずで、マディソンが望んだ通り、ケルシーは破滅するかもしれません。
その頃、ハーヴィーはキャメロンを訪ねます。
過去にキャメロンが行った証拠隠滅を伝え、地方検事を辞職するように迫ります。
キャメロンは、“君の勝ちだ”と言い、ハーヴィーはその場を去ります。
キャメロンの動向が気になるドナは、ジェシカにファイルを渡します。
そこにはキャメロンが証拠隠滅をした証拠が入っていました。
ハーヴィーが地方検事補を辞める際に、持ち出した書類でした。
ジェシカはキャメロンを訪ねます。
キャメロンは証拠隠滅の件を全てハーヴィーのせいにして、アレキサンドラと取引していたのでした。
それを知ったジェシカは、証拠隠滅の証拠書類を見せて、キャメロンにアレキサンドラとの取引を中止して、地方検事を辞職しろと迫ります。
キャメロンに選択肢はありませんでした。
その頃、マイクはレイチェルとの仲をジェニーに疑われ、潔白を証明するためにレイチェルにダブルデートを懇願します。
レイチェルとカイル、マイクとジェニーというカップルでダブルデートをしますが、カイルがレイチェルの嫌がることをする姿を見て、マイクは激怒してしまいます。
ジェニーからどちらを選ぶか決めて欲しいと、マイクは最終通告を受けます。
事件は終わりますが、ハーヴィーは自分が担当した過去の事件で、キャメロンが証拠隠滅をした結果、無実の少年を有罪にしてしまったことを気が付きます。
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スーツ(SUITS) シーズン1第12話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、ハーヴィーが恩師キャメロンと対峙する場面です。
ハーヴィーは以前、地方検事補をしていたことを公にしていませんでした。
それを不思議に思うマイク達でしたが、今回のエピソードでその理由が明らかになります。
ハーヴィーはキャメロンが証拠隠滅をしていたことは感づいていましたが、仕事を教えてくれたキャメロンを告発することは、裏切りになると考えていたようです。
司法省から証言しないならば弁護士資格をはく奪すると脅されても、ハーヴィーは証言を拒みます。
キャメロンも嫌な人間ですが、それでもハーヴィーは恩を感じている姿がいたるシーンでわかります。
最後はキャメロンがハーヴィーを司法省に売りますが、ドナとジェシカがハーヴィーを守ります。
その言動から一見冷酷に見えるハーヴィーですが、実は非常にウェットで恩義に厚い人間です。
時には周りを振り回すハーヴィーですが、周囲の人間が付いていくのだと思います。
読み終わったら