前回までのあらすじ
国王のパレードの最中、王妃に嘆願書を渡そうとしたテレーズが馬車にひかれて命を落とします。テレーズは女性の教育を推奨するラロック女伯爵のサロンに通う生徒でした。
同じく伯爵のサロンに通うコンスタンスの友人のフルールが行方不明になります。
ダルタニアンと三銃士は行方不明になったフルールの居場所に心当たりがないかラロック伯爵に問いますが彼女は知らないと返答します。
しかし、親衛隊の強引な捜索で隠し部屋からフルールを含めた数人の女性が見つかり、伯爵は拉致監禁の罪で逮捕され裁判にかけられるのでした。
リシュリュー枢機卿自ら裁判官となり、教皇の使いでローマから来た友人のルカ神父と共に、ラロック伯爵に魔女の汚名を着せ死刑を宣告します。が、枢機卿は毒を盛られ倒れてしまうのでした。
死体安置所でルカ神父の鞄を奪った盗人が枢機卿と同じ症状で死んだと知ったアトスは、枢機卿を毒殺しようとしたのは神父だと疑います。
枢機卿に止めを刺しに来たルカ神父でしたが、間一髪のところで三銃士達が駆け付け枢機卿を助けるのでした。
命拾いした枢機卿はラロック伯爵の刑を考え直し、財産の没収と彼女をパリから追放することとしました。財産は没収されたものの死刑は免れたラロック伯爵は、田舎で学校を開いて暮らすことにしました。
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マスケティアーズ シーズン1 第8話のあらすじ
三銃士達は、銃士を殺害した罪でラバルジュを逮捕しましたが親衛隊が引き渡しを要求してきました。
引き渡した際にラバルジュが暴れ、親衛隊長が死んでしまいます。親衛隊はそれを銃士隊のせいにし、両隊の対立が激化してしまいます。
銃士隊と親衛隊の対立に手を焼いた国王は、どちらの隊が強いかそれぞれの代表が勝負し決着をつけるよう命じます。
ラバルジュに農場を焼き討ちされ収入のなくなったダルタニアンは、銃士の資格があると証明する為予選に参加することにし、アトスと特訓をしますが牢獄にいるラバルジュのことを聞かされ、感情的になるのが弱点だと指摘されます。
怒ったダルタニアンは、バスティーユの牢獄に忍び込みラバルジュに罪を認めさせようとしますが、返り討ちにあいアトスに助けられ考えてから行動するように諫められます。
ダルタニアンと別れた後、道を歩いていたアトスの前にミレディが姿を現します。ミレディは彼に枢機卿の下で働いていると告げ、関わるなと警告し去って行くのでした。
後日、ダルタニアンの前に現れた彼女は30リーブル渡し、必要だろうと言います。疑うダルタニアンに、ただ興味があり予選に参加してほしいだけだと告げるのでした。
一方枢機卿はダルタニアンの下宿先の主人であるボナシューに仕事と引き換えに彼をスパイするように依頼し、バスティーユの牢獄へラバルジュに会いに行き彼を親衛隊長として代表にするのでした。
陰でそれを見ていたトレヴィル隊長は、ラバルジュの凶暴さを懸念し自ら代表となり勝負に挑むことにするのでした。これにはアトスも納得できずダルタニアンにチャンスを与えるべきだと隊長に抗議します。
そして決着の日がやってきました。トレヴィル隊長対ラバルジュ隊長の剣での勝負が始まりましたが、トレヴィル隊長はラバルジュの反則によって負傷します。
我慢ならず飛び出したダルタニアンに続き双方入り乱れての乱闘になりました。
たまらず国王が号令をかけます。親衛隊に反則があった為負傷したトレヴィル隊長に代わりの代表者を指名させ、仕切り直しをすることとなりました。指名されたのはダルタニアンです。
そして再開したラバルジュとの勝負に見事勝利したダルタニアンは、トレヴィル隊長とガスコーニュの農場の仇を取ることができ、正式に銃士として任命されたのでした。
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マスケティアーズ シーズン1 第8話を見た感想
銃士隊と親衛隊の争いを描いた今回のストーリーは、私の中ではとてもしっくりくる内容でした。凶暴なラバルジュが親衛隊の代表と知り、部下を守る為に自ら代表になったトレヴィル隊長は、やはり尊敬に値する人物です。
しかも、隊員達からひんしゅくを買いながらも理由を一切言わずに行動するのは、なかなかできる事ではないでしょう。
一方、親衛隊は何でもありです。囚人でさえ隊長にしてしまう枢機卿はやはり悪役です。前親衛隊長を殺したラバルジュを新隊長の席に就かせるとは、親衛隊内部から相当な不満が出るような気がします。
勝負に勝ったダルタニアンでしたが、国王から正式に銃士として任命されようやく紋章の付いた肩当てを付けることができ、うれし涙を流すのでした。
田舎から出て来て国王を守る銃士になるのは、実力だけでなく運も良くないとだめなのではないかと思います。
しかし、枢機卿のスパイになったボナシューにコンスタンスとの仲がばれてしまい、彼女から別れを告げられてしまいます。夫から脅され、ダルタニアンの将来を考えて身を引いたコンスタンスがとても健気に思えました。
真新しい肩当てを付けたダルタニアンの今後の活躍と、コンスタンスとの心の距離がとても気になります。
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