ホワイトカラーシーズン4第13話＜眠らぬエンパイア・シティ＞あらすじと感想

前回までのあらすじ

ジェームズを嵌めた黒幕に関係するフリン・ジュニアは逮捕されますが、移送中に何者かに殺害されてしまいます。

この移送を命令したのがジェームズと同じ時期にワシントンD.Cで警官をしていたプラット上院議員であることが判明し、ピーター・バーク（ティム・ディケイ）が捜査を続けると、エドワードという建設業者が不正に得た金をプラットに流していることを掴みます。

ピーターは車に細工をされて大怪我をしますが、建築家に扮したニール・キャフリー (マット・ボマー)がエドワードに近づき、罠を仕掛けてエドワードは逮捕されます。

エドワードの逮捕で疑惑がプラットの身にも降りかかりますが、プラットはニールの素性に気付いており、FBIに圧力をかけてヒューズ局長を更迭して、知的犯罪捜査班も組織変更させられます。

その頃、ニールはヘレンが残した汚職警官の証拠が隠されている場所のヒントを得ます。

ヘレンが汚職警官の証拠を隠した場所について、ニールは思い当たる場所を片っ端から調べます。

一方で、ヘレンが残した鍵のコピーを隠し持っていたピーターも鍵の秘密に気付き、クリントン・ジョーンズ（シャリフ・アトキンス）と共に証拠が隠された場所を探しますが、ピーターの身を案じるエリザベス・バーク（ティファニー・ティーセン）から捜査に関わることを止めるように懇願されます。

その頃、モジー（ウィリー・ガーソン）は街の情報を得るためにタクシー免許を買い、タクシードライバーとして街に繰り出していました。

証拠が隠された場所を探しているニールを乗せて街を走るモジーのタクシーは、自分と同じタクシー番号が書かれている偽タクシーを発見します。

怒ったモジーは偽タクシーを追いますが、危険運転で警察に逮捕されてしまいます。

ニールはピーターに連絡しモジーを釈放してもらいますが、何者かが偽タクシーライセンスを売っているので捜査をして欲しいとモジーは言います。

タクシー会社を捜査すると経営者デュサークは何者かから偽のタクシーライセンスを買っていることが判明し、タクシーの営業記録からコットン・クラブというジャズクラブを経営するウェルズ兄弟が怪しいことに気付きます。

音楽プロダクションの人間を装ったピーターとニールはコットン・クラブを訪ねると、ウェルズ兄弟の兄デルモンは真面目な経営者であり、弟アンジェロが偽ライセンスを売っていることが判明します。

ニールは大家ジェーンが昔シンガーとして活躍していたことを思い出し、コットン・クラブのリニューアル記念のステージにジェーンを上げる約束をします。

ダイアナ・バリガン（マーシャ・トマソン）がシガー・ガールとしてコットン・クラブに侵入すると、デルモンが持つ金庫にアンジェロが偽ライセンスを隠していることが判明しますが、デルモンはそれが違法なものだとは知りませんでした。

アンジェロだけを逮捕したいと考えたFBIは、リニューアルの日にアンジェロをコットン・クラブに来店させ、偽ライセンスをデュサークに売らせて逮捕する計画を練ります。

デルモンの金庫はデルモンの歌に反応して開閉する仕組みになっており、ニール達はステージに立つジェーンを使ってデルモンの声を録音して金庫を開けます。

ニールは偽ライセンスを直ぐに溶けてしまうものと偽造品と交換すると、密かに偽ライセンスを受け取ったデュサークは偽造品が溶けたとアンジェロにクレームした瞬間に2人を逮捕します。

デルモンも一応逮捕しようとするピーターでしたが、アンジェロが兄デルモンは犯罪に関係無いと言い、デルモンは無罪放免となります。

事件が解決した後、ニールは鍵の秘密を読解します。

ヘレンとの思い出の場所である埠頭から見える景色に鍵をかざすと、摩天楼に広がるビル群の中からエンパイア・ステート・ビルだけが浮かび上がって見えたのです。

汚職警官の証拠品はエンパイア・ステート・ビルに隠されているとニールは確信します。

今回のエピソードの見どころは、脇役たちの以外な一面が見れるシーンです。

まずモジーが正規にタクシーライセンスを取得して、実際にタクシー営業をしていました。

変人ぶりを随所に発揮するモジーはですが、情報を得るためにそこまでやるのかと驚かせる一面を見せてくれます。

またそのタクシードライバーぶりが堂に入っていて、見ていて楽しくなるシーンが今回のエピソードでは随所に見れます。

更に今回はジェーンの美声が聞ける点も、エピソードを盛り上げます。

色々なことに秀でているジェーンはドラマの端々でその凄さを披露してきましたが、今回はプロのシンガーとしての姿を見せます。

年季の入った美声をステージ上で見せるジェーンの姿は必見です。

そしてニールはヘレンの残した汚職警官の証拠品の在りかを見付けたようですが、今回のエピソードには登場しなかったプラット上院議員との対決が非常に楽しみになってきました。

読み終わったら