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ピッチ 彼女のメジャーリーグ第2話のあらすじと感想

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前回までのあらすじ

メジャーリーグ、サンディエコ・パドレスに昇格した初の女性メジャーリーガー、ジニー・ベイカー投手は、初めての先発は大失敗でしたが、2度目の先発では見事な投球で勝利投手になりました。

しかし、観客動員の道具としてジニーを見ているオーナー、ジニーの存在がチームワークを乱すと懸念する監督、板挟みのGM、無茶苦茶強気で野球を知らない女性エージェントなど、野球以外でもジニーは気が休まるところがありません。

クラブハウスでは、ジニーを擁護する親友のサンダース外野手と、ジニーへの侮辱的発言をしたチームメイトとの喧嘩がメディアに伝わり、オーナーはGMに監督の責任を問いクビを示唆するのでした。

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ピッチ第2話のあらすじ

ジニー勝利の翌日、メディアはジニーの勝利の話題でもちきりとなります。パドレスは、ロサンジェルスへの移動日でお休み、今回のジニーは野球ではなく彼女の影響力についてクローズアップされます。

さて、エージェントのアメリアは車でチームとは別に移動せよと言いますが、ジニーはチームメイトと同じバスで移動すると言い張ります。バスの座席は誰も隣に座らせてくれず、ベテラン捕手のマイクがジニーを隣に座らせ、タブレットで昨日の録画を見ながらふたりで反省会です。

一方、バスの中のテレビに映ったスポーツニュースでは、2年前の監督のジニーに対するコメントが流れました。

ジニーの投手としての可能性ではなく、美人だから目の保養になるとか話していたので、選手たちもセクハラそのものの発言にさすがに唖然としていました。

この発言で、オーナーはGMに監督をクビにすると宣言し監督代行を選べと命令します。しかしGMは選手時代から監督に恩義を感じているのでした。

監督はといえば、ジニーへも直接謝罪し、メディアにも謝罪のコメントを読み上げたものの、また悪気なくセクハラ発言するような人です。

が、さすがにチームとフロントの不穏な空気を察していて、マイク捕手に選手たちをまとめるように頼みますが、マイクは選手を連れて飲みに行く、任せろと言っていました。さすがチームリーダーです。

この頃、フロリダで陸上の女子選手が男子のクラブハウスを利用したことでレイプされた事件が起こり、ジニーも女性キャスターに自分の番組に出てコメントしてほしいと求められます。

ジェンダーの壁を破った最初の人間として、とても影響力のある存在として扱われているのです。

が、ジニーはまだ若く、メジャーに上がったばかりなので、自分のことで精一杯です。

女性初のメジャーリーガーとしての自分の社会的立場、自分の影響力についてはいけません。

なので、かなりきつく言い返して、追い返してしまうのでした。しかしこの女性キャスターは、なんとマイク捕手の元奥さんでした。

一方、マイク捕手は、元奥さんの家へ荷物を取りに行き、やり直したいと復縁を持ち掛けますが、元奥さんには、あっさりともう婚約していると言われて、肩を落として去りました。

そして朝食のとき、ジニーは、マイク捕手に、ジミー・キンメルのトークショーに出ると言います。

マイクは、ジニーに、「お前は影響力があるのに、監督のコメントについて何もコメントしていない、自分の影響力を良いことに使え」とアドバイスします。

そこでジニーは、エージェントのアメリアがコメントを発表していないのを知り、テレビに出て監督擁護をすることを決意します。

ジミー・キンメル・ショー(本物の夜の人気トークショー番組)に真っ赤なワンピースで登場したジニーは、はっきりと監督を擁護し、レイプされた女性に非はないと自分のコメントを言い、最初に壁を破った人間としての責任を果たしました。

一方、前日のゲームでも、サンダース外野手の悪送球から、珍プレー集に出て来そうな見事なエラーが重なって、ボロボロの負けゲームとなってしまったパドレスの選手たちでしたが、ジニーが番組出演している頃、ドジャースタジアムのビジター用のクラブハウスでは、いら立ちがピークに達していました。

そして元妻とよりを戻そうとしてもだめだった、膝の状態も悪く、ジニーとの筋トレで年を感じてしまったのか、マイク捕手も限界にきたようでした。

マイクは立ち上がり、

「自分は引退が近い、監督はクビになりそうなときに、何をしてるんだ、離婚して家族もいない、野球だけだ、お前たちだけしかいない、パドレスを誇りに思いたいんだ、ジニーはお前たちより努力してここまで来たんだ、満員の観客の前で勝ちたい、そして監督を救え」

と演説を始めます。

この演説が功を奏したのか、打線が爆発してパドレスはドジャースに大勝しました。チームの勝利とトークショー出演の成功で、ジニーは大喜び、チームと一体になれたようでした。

そして、やたらと気の強いエージェントのアメリアが、ジニーのエージェントに押し掛けた理由なども描かれます。不妊治療に失敗し、夫の愛情も失った失意の彼女は、当時マイナーにいたジニーの映像を見て、何か新しい生きがいを感じ取ったのでしょう。

しかし、GMは投手コーチと話して監督代行を頼み、マイクはホテルのフロントにいるアメリアとあやしい雰囲気に・・・。

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ピッチ第2話を見た感想

メジャーリーガーともなれば、自分専用のトレーナーが付いていて、自宅に体育館みたいなすごい設備を整えていたりするものです。

それに投手ならば、先発前、先発後、ゲーム前、ゲーム後の筋トレメニューとかもきっちり決まっているはずなのですが、マイク捕手がジニーの筋トレに影響されて、ハイペースで彼女のペースについて行こうとするシーンがあります。

36歳、膝の故障を抱えたベテランのマイクが、ふうふう言って必死になるところが笑えます。

また、縁起を担ぐ選手も多いです。今回は、サンダース外野手が臭い付きの幸運のTシャツを奥さんが捨てたのが理由でスランプに陥っていました。

が、ネットで同じTシャツを見つけて臭いも元通りなものが手に入ると途端にスランプ脱出していました。よくある話です。

尚、マイクの元夫人役は、数年前引退した本物のメジャーリーガーのニック・スイッシャ―選手の奥さんでもあります。

それにしても、オーナーは監督を石器時代の遺物だとのたまい、GMにもあまり関わるなと言っていましたが、たしかに現在のメジャーリーグの監督は、データ重視でメディア対応もきちんとできる色んな意味でスマートな人が多いです。

このパドレスのGMは元選手ですが、いまや球団は、ビジネス重視です。GMも、アイビーリーグの名門大のロウスクール出身の弁護士がほとんどです。

ピッチでは、その現実はわかっていて、意図してかなり前時代的なフロントと現場に、初の女性選手が入るように設定したのかもしれません。そして野球選手としてのジニーの管理より、影響力重視の女性エージェントの存在です。

今後の展開はどうなるのでしょうか。
 

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