前回までのあらすじ
ピアソン・ハードマン法律事務所のトップを決める投票の結果、ハードマンが勝利します。
ハーヴィーはハードマンに敵対的であることから、日々嫌がらせを受けます。
一方マイクは祖母を亡くしたことから、自暴自棄になります。自宅でマリファナを吸っていると、ハーヴィーが家を訪ねて来ます。
ストレスが溜まっているハーヴィーはマリファナを吸い、マイクと一緒にハイになります。
悪戯をしようとピアソン・ハードマン法律事務所へ忍び込んだ2人は、ルイスがハーヴィーの情報を盗もうとしている場面に出くわします。
これを見てハーヴィーはあることに気が付きます。コスタル・モーター社(CM社)の内部資料は4年前から事務所にあったのではなく、最近ハードマンが埋め込んだと考えます。
マイクの大胆なブラフで、ハードマンは事実を認め解雇されます。
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スーツ(SUITS) シーズン2第11話のあらすじ
ピアソン・ハードマン法律事務所の大口顧客から、息子がひき逃げをしてしまったとの相談が入ります。
ジェシカに命令で、ハーヴィーとマイクが顧客の家へ向かいます。
息子リーアムに事情を聞くと、急に男が出てきて避けられなかったと証言します。飲酒運転で両親を亡くしているマイクは、リーアムに酒やドラッグはしていなかったか尋ねます。
しかしリーアムは素面だったと断言します。反対する母親を説得し、ハーヴィーは警察に自首するようにリーアムに促します。
自首したリーアムは調書を取られますが、被害者も重症ではあるが死亡していないこともあり、自宅へ戻されます。
警察で不安そうなリーアムを勇気づけるために、マイクは自分もドラッグで警察に捕まったことがあると伝えます。
ハーヴィーとマイクは検察へ向かいます。検事カトリーナに対し、不慮の事故なので罰金刑と社会奉仕活動で手を打って欲しいと依頼します。
カトリーナは地方検事補として有名であったハーヴィーに勝ちたいと敵意を露わにします。
そして被害者チャンが死亡したと伝え、懲役10年は求刑されるだろうと言います。
計画が狂ったハーヴィーでしたが、チャンの遺族を訪ねて賠償金の合意を取るようにマイクに命じます。
遺族感情を考えて、少し時間を置いた方が良いと躊躇するマイクを見て、自身の過去のトラウマと重ねているとハーヴィーは感じます。
ハーヴィーは、マイクに担当を外れるように言いますが、自分が担当したいとマイクは返答し、チャンの遺族のもとへ向かいます。
チャンの遺族は控えめで、2万ドルの賠償金しか求めませんでした。マイクは自分の両親が亡くなった際に、相手側弁護士から足元を見られた賠償金の提示を受けた屈辱から、チャンの遺族へ10万ドルの賠償金を払うことを申し出ます。
事故当時、チャンが黒ずくめの恰好をしていたこと、チャンが何者かから逃げていたことを調べたマイクは、カトリーナと交渉の場に臨みます。
カトリーナは前回とは一転して、マイクの主張を受け入れます。その見返りとして、ピアソン・ハードマン法律事務所に雇って欲しいと言います。
このことをハーヴィーに報告すると、和解書類にサインを貰っているので、ほっとけと言われます。
マイクはリーアムに和解の書類を持っていきます。
そこでリーアムは事故当日、マリファナを吸っていたことを告白します。
これに激怒したマイクは、和解は無効だと言います。ハーヴィーに事実を検察に言う必要があると主張しますが、事件は解決済だとハーヴィーは答えます。
形式的な裁判が行われ、カトリーナは罰金刑と社会奉仕活動を求刑し、裁判官も同意します。
この判決に驚いたのはマイクでした。
マイクは匿名でマリファナの件を検察に密告していたのでした。
裁判後、カトリーナに詰め寄るマイクでしたが、カトリーナは相手にしません。
マイクが事務所に戻ると、カトリーナが採用されたことを知ります。マイクの暴走にハーヴィーが手を打っていたのでした。
一方でシニアパートナーに昇進したルイスは、専属アソシエイツを採用しようとします。
ハーバード就職課のシーラと個人的に親密になったルイスは、主席の卒業生を手に入れます。
しかしその生徒を雇うとマイクの身元がバレてしまう可能性があり、ジェシカはルイスにその生徒を雇うのを止めろと命じます。
ルイスはハードマンに味方をした罰だと受け止めます。
スーツ(SUITS) シーズン2第11見た感想
今回のエピソードの見どころは、過去のトラウマによる心の葛藤のシーンだと思います。
過去、両親を飲酒事故で亡くしたマイクは、両親が亡くなった直後に訪れた相手側弁護士が、マイク達の足元を見た賠償金交渉をしたことがトラウマになっていました。
親代わりの祖母を亡くした直後のマイクは精神が不安定で、至るシーンで心が揺れ動く姿が見られます。幼馴染のテスと不倫をしたり、マリファナを吸ったりします。
不安定な状況でリーアムが起こした交通事故を担当すれば、自分の過去と重ね合わしてクライアントの利益に反する行動を起こしかねません。
それを十分把握して、敢えてマイクに担当をさせたハーヴィーは流石です。
マイクが乗り越えないといけない壁を打破するチャンスをあげたのではないかと思います。
しかもマイクが暴走しますが、それもしっかりと事前にリスク回避するあたり、ニューヨーク最強のクローザーは伊達ではありません。
エピソードの最後で、マイクが心を入れ替えるシーンがあります。今後のマイクの行動に注目です。
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