前回までのあらすじ
ラバルジュを連行する三銃士達に、親衛隊が引き渡しを要求します。ラバルジュの抵抗で親衛隊長が命を落とします。三銃士達は、隊長の死を銃士隊のせいにする親衛隊と乱闘になってしまいます。
銃士隊と親衛隊の対立に手を焼いた国王は、どちらの隊が強いかそれぞれの代表が勝負し決着をつけるよう命じます。
枢機卿は銃士隊との勝負に勝つ為に、ラバルジュを親衛隊の代表として銃士隊との勝負に臨むのでした。それを知ったトレヴィル隊長は、銃士達を守る為自分が代表になるのでした。
トレヴィル隊長とラバルジュが剣で勝負をしますが、反則行為で負傷したトレヴィル隊長の代わりにダルタニアンが相手をします。
見事に勝利したダルタニアンは国王から正式に銃士として任命されるのでした。
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マスケティアーズ シーズン1第9話のあらすじ
子宝に恵まれる湯として有名なブルボンの湯治場に来ていたアンヌ王妃を、銃士になったばかりのダルタニアン達四銃士が護衛していました。
その頃、宮廷では娘のシャルロッテの婿探しにドイツからやって来たメレンドルフ伯爵が談笑していました。ワインを飲んで酔った国王は、世継ぎができない王妃が死んで積極的で好奇心旺盛なシャルロッテが妻になればいいと枢機卿に言うのでした。
ワインが言わせた言葉で本心ではないはずと諫める枢機卿でしたが、ミレディを使ってギャラガーに王妃の暗殺を依頼するのでした。
ブルボンの湯治場にいることに飽きたアラミスが鳥を撃とうとしたその時、彼の銃より早く一発の銃声が鳴ります。慌てて湯治場へと降りる四銃士は倒れている女性に駆け寄ります。
倒れていた女性は王妃ではなく、王妃が貸したローブをまとった侍女で胸が血に染まっていました。ギャラガーが率いる暗殺集団が行動を起こしたのでした。
王妃を守りながら逃げる四銃士は暗殺集団をまくことができず、ダルタニアンとポルトスはパリに援軍を呼びに行き、アトスとアラミスは王妃を連れ山の上の修道院へ逃げ込み籠城するのでした。
統率の取れた暗殺集団を見て兵士だと見抜いたアトスは、手を引くように言いますがギャラガーは聞き入れません。修道女たちの協力を得て籠城の準備を進めるアトス達でしたが、その修道女の中に、かつてアラミスの婚約者だったイザベルの姿があったのです。
そして暗殺集団が攻め込んできましたが、修道女たちの助けもあり一時退けることに成功しますが、敵は作戦を変え修道院の地下から侵入するのでした。その敵によって、イザベルが人質となり撃ち殺されてしまいます。
王妃は悲しむアラミスを慰め、その夜ベッドを共にするのでした。
一方、パリに援軍を呼びに行ったダルタニアンとポルトスは、途中で暗殺集団の追っ手を待ち伏せし討ち倒すのでした。倒れた敵の腕には手の形のタトゥーがあり、約束手形を持っていました。
急いで銃士隊の兵舎に着いたダルタニアン達でしたが、他の銃士は国王の狩りの護衛で出払っており、残っていたのは負傷している隊長と老兵2人、馬屋見習いだけでした。
トレヴィル隊長は三人に銃士隊の制服を着せ、王妃の救出へ向かうのでした。
王妃の暗殺が失敗した報告を受けた枢機卿は、証拠の約束手形が残っていることを知って焦ります。ダルタニアン達が約束手形に記された金貸しの元へ行くと、証拠隠滅を図ったミレディによって殺されており、帳簿にメレンドルフ伯爵が振り出した記録が残っていました。
地下から侵入した暗殺集団との交戦で弾切れ寸前のアトス達でしたが、援軍に駆け付けたダルタニアン達によって助かります。
アトスに倒されたギャラガーの鞍袋に入っているお金を修道院の修繕費にと言い残し息を引き取ります。
お金の入っている箱にミレディのトレードマークの花が縫い付けられているのを見たアトスは、黒幕が枢機卿であることに気が付きます。
王宮に戻った四銃士達は、証拠がない為、暗殺犯をでっち上げた枢機卿を問い詰めることができず、悔しい思いをするのでした。
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マスケティアーズ シーズン1第9話を見た感想
今回は湯治場で静養中のアンヌ王妃が暗殺の危機に遭いました。暗殺計画の黒幕は、ワインに酔った国王の戯言を真に受けたリシュリュー枢機卿だったのです。
彼なりの国王への忠誠心なのかもしれませんが、とんでもないことをしたものです。国王が本気で言ったのではないと知った時の枢機卿の顔が印象的でした。
暗殺失敗の報告を受けた後、証拠隠滅に必死になる枢機卿でしたが、抜け目なくねつ造した証拠でメレンドルフ伯爵に罪をなすり付けるところは、さすが枢機卿という感じがしました。
暗殺に雇われたギャラガーは、元兵士というだけあって銃の腕前はかなりのもので、農場の納屋では素早いネズミを簡単に仕留める程です。
傭兵などしないで銃士隊に志願していれば入隊できたのではないかと思います。
そして、修道院に籠城したアンヌ王妃とアラミスがついに一線を越えてしまいました。公になれば反逆罪に問われてしまいます。
一度は見なかったふりをしたアトスも巻き込み、秘密を墓まで持って行くことになりますが、果たして隠し通せるのか心配であり、楽しみです。
何とか証拠を消した枢機卿を問い詰めることができない四銃士は、悔しい思いをすることになりますが、アトスは今回の黒幕が枢機卿であることを知っているとほのめかします。
もうすぐ四銃士と枢機卿の決着もつきそうな予感がします。
読み終わったら