前回までのあらすじ
アドラーの正体が分からないピーター・バーク(ティム・ディケイ)は、以前行動を共にしていたニール・キャフリー (マット・ボマー)の過去について聞くと、ニールは8年前を振り返り、モジー(ウィリー・ガーソン)との出会いから話を始めます。
ニューヨークに出て来たニールは、街角でイカサマゲームをしていたモジーから大金をだまし取り、ニールの詐欺師としての才能を感じたモジーは、アドラーから大金を盗む計画をニールに伝え、ニールをアドラーに接近させます。
インチキ投資会社を経営していたアドラーは、芸術品のコレクターとしても有名でした。
彼は自分が収集している芸術家の作品を買い漁るアレックス・ハンター(グロリア・ヴォトシス)を見付け手を引けと脅し、その時にアドラーの部下だったニールと出会ったアレックスは、オルゴールを盗もうとニールを誘います。
ニールがアドラーの金を盗む前にアドラーは投資家から集めた金と共に姿を消し、アドラーの秘書をしていたケイト・モロー(アレキサンドラ・ダダリオ)はニールと付き合いますが、ニールが1人でオルゴールを盗みにヨーロッパへ行っている間に姿を消します。
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ホワイトカラー シーズン2第12話のあらすじ
ピーターは国務省アジア局ウィルソン次官から呼び出されます。
何の事件か見当も付かないピーターはニールと共に待ち合わせ場所へ向かうと、ウィルソンはミャンマー政府に捕まったクリストファーという学生を助け出すのに協力して欲しいと依頼します。
クリストファーは高額のルビーを盗んだ疑いでビルマ警察に逮捕されているが、大学生が危険地帯で盗みを働くとは思えないとウィルソンは説明を続けます。
依頼を引き受けたピーターはミャンマー大使のキーを訪ねますが、クリストファーはルビーを盗んだことを自白して、その自白映像もあるとキーは言います。
その映像を見たニールはクリストファーが脅されて自白したと感じ、さらにウィルソンの依頼を不審に思い、クリストファーがウィルソンの息子であることを突き止めます。
ウィルソンは自分が父親であることを認め、ピーター達にお願いする以外は息子を助け出す術がないことを告白します。
クリストファーを助け出すため、まずはルビーの所在を調査したニールはコリンズという密売人を見つけ出します。
コリンズがニールに銃口を向けたので、ピーターはコリンズを逮捕します。
ピーターは司法取引でルビーの所在を確認しようとしますが、ミャンマー大使館がコリンズの身柄を押さえてより良い条件を提示したため、コリンズはミャンマーへ移送され、FBIはコリンズから情報を得ることが出来ませんでした。
捜査に行き詰ったニールは、クリストファーの自白ビデオを注意深く見ます。
クリストファーは暗号を送っており、“ロッカー”というあだ名の恋人の名前を伝えようとしていました。
ロッカーを探し出したピーターは、クリストファーがミャンマーの反政府活動家の取材をしており、それを見付けたミャンマー政府が犯罪をねつ造してクリストファーを逮捕したと推測します。
ニールはクリストファーがロッカーに送った映像を、ミャンマー大使館が盗んでいたと考えます。
ミャンマー大使館に勤めるスー外交官がミャンマー行のフライトを予約していることをFBIは発見します。
盗んだ映像をミャンマーに持ち帰り、クリストファーの有罪を確定させるつもりだと考えたピーターは、ニールにその映像を盗み返して欲しいと依頼します。
スー外交官が空港へ出発する直前にニールとピーターはミャンマー大使館へ向かい、ピーターがスー外交官の注意を引く間にニールが映像を盗みます。
映像がミャンマー本国に届かなかったことからキー大使は更迭され、クリストファーは無事、開放されます。
ウィルソンとクリストファーが親子の再開する姿を見たニールは、自分の父親は汚職景観だったとピーターに告白します。
ピーターはニールに慰めの言葉を掛けます。
ホワイトカラー シーズン2第12話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、ニールが自分の父親について話を始めるシーンです。
前回までのエピソードでは、アドラーを追うストーリー展開で盛り上がっていましたが、今回は全くアドラーが出て来ませんでした。
不思議に思いながら今回のエピソードを見ていたのですが、最後にニールの父親が汚職警官であったことを知り、これがアドラーに関係しているのかもしれないと思いました。
クリストファーとウィルソンの親子の絆を見たニールの心情が分かるシーンが何か所かあり、ニールの何とも言えない表情は見逃せません。
これまでもピーターから父親について何度も尋ねられたニールでしたが、その度に答えをはぐらかせていました。
ニールが心の底に抱えているトラウマが父親の存在のようですが、この後、父親がどのようにストーリーに関わってくるのか非常に楽しみな展開になってきました。
読み終わったら