前回までのあらすじ
ジューン・エリントン(ダイアン・キャロル)の亡き夫バイロンの元相棒フォードが突然現れますが、フォードを怪しいと感じたニール・キャフリー (マット・ボマー)は、フォードを調べるとガンツという前科者と関わっていることが判明します。
更に調査を続けると、フォードはバイロンが隠し持っていたドル紙幣を印刷する原板を狙っていることが明らかになりますが、バイロンはジューンを守るためにガンツに原板を渡しただけだと釈明します。
これを聞いたピーター・バーク(ティム・ディケイ)は、ニールとフォードをガンツの仲間に加え侵入捜査を考え付きます。
無事侵入したニールとフォードでしたが、ガンツはドル紙幣を印刷するために必要な原紙とインクを入手して偽札を印刷したところを、ピーターに逮捕されます。
一方、偽紙幣を持って逃げたフォードでしたが、アタッシュケースの中にはニールが入れ替えた新聞紙の束しか入っていませんでした。
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ホワイトカラー シーズン2第14話のあらすじ
ニールの過去のライバルで、刑務所に入っているケラーが取引をしたいとFBIに申し出ます。
ニールとピーターが刑務所を訪れると、看守を買収しているケラーはワインを片手に葉巻を吸っていました。
間もなく別の刑務所に移送される予定のケラーは、移送を中止してくれればパスポートなどを偽造する大物偽造師を教えると言います。
半信半疑のピーターはニールの反対を無視して、ケラーの取引を検討すると答えます。
ケラーが自白した偽造師はラングという人物で、FBIがラングを調べると、以前ケラーと組んで仕事をしていたことが分かりました。
さらにラングは仲間割れしたケラーに対し、銃弾2発を撃ち込んだ過去がありました。
ピーターとニールはラングを訪ねると、ラングは逃げ出し、それを追うピーターでしたが、待ち構えていたラングの仲間に誘拐されてしまい、ラングのアジトの檻に入れられてしまいます。
その頃、ニールはピーターが誘拐されたのはケラーの罠だと考え、刑務所のケラーを再度訪ねます。
ケラーは移送される予定の刑務所には、借金をしているロシア・マフィアがいて命が危ないと言い、ピーターを返して欲しければ250万ドルを用意しろとニールを脅迫します。
ニールは事の経緯をFBIヒューズ局長に説明します。
直ぐに非常事態宣言がなされ捜査員が各地に散りばりますが、ニールは自宅待機を命じられ、余計なことはするなと命令されます。
しかしエリザベス・バーク(ティファニー・ティーセン)からピーターを助けて欲しいと懇願されたニールは、隠し持っていた高額の宝石をケラーに渡そうと決心します。
取引場所にラングが現れて宝石を要求しますが、ニールはピーターの無事を確認させて欲しいと譲りません。
ピーターの生存を確認する際、ピーターは暗号をニールに送ります。
その暗号にはケラーを他の刑務所に移送するなというメッセージでしたが、既に移送中のケラーは警備員を買収して逃走します。
檻に入れられたピーターは一瞬の隙をついて、ラングを殴り気絶させます。
檻に入れられたままのピーターはラングの携帯電話を奪い、FBIに連絡を入れます。
電子ロックが掛かった檻から出る方法をニールに聞くと、電子ロックをショートさせて檻の鍵を開ける方法を教えられます。
ラングが目覚める前に檻から出たピーターは無事ラングを逮捕します。
事件が解決した後、ケラーからニールに電話が掛かってきて、当分は姿を消すと言いケラーは雑踏に消えます。
ホワイトカラー シーズン2第14話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、宿敵ケラーの再登場です。
以前のエピソードでニールを上手く利用して難を逃れようとしたケラーは、最後にはニールに捕まります。
今回はニールを騙してピーターを捕まえ、刑務所から見事に脱獄します。
最後のシーンでケラーがニールに電話をして、“これで引き分けだ”というシーンがありますが、これを見て両者は今後また対決することになるのだろうと思わせる場面でした。
ケラーが最後にニューヨークの雑踏に消えるシーンは、なかなか印象に残るものでした。
ニールに敵対する人物は時々登場しますが、ケラーほど手強い相手は居ないと思います。
これからアドラーとの対決を控えたニールですが、このタイミングでケラーが自由の身になったのは、ニールにとっては大きな痛手のように思えます。
アドラーを追うニールに対し、ケラーがどのような形で影響を与えるのか非常に楽しみな展開になってきました。
また今回のエピソードでは進展がありませんでしたが、アドラーを探すための鍵となっているフラクテルのアンテナの行方も気になります。
読み終わったら