前回までのあらすじ
ピーター・バーク(ティム・ディケイ)の行動が原因でサムが逃げてしまったことに激怒したニール・キャフリー (マット・ボマー)は、ピーターに対し素っ気ない態度を取りますが、捜査官と情報提供者の良いサンプルとして2人はFBIの研修会に招かれます。
研修会に部外者が紛れ込んでいることが判明しますが、ニールの作戦でその人間は企業スパイのアンダーソンであることが判明します。
アンダーソンの狙いが研修会で発表される最新型の防弾チョッキであると考えたピーターでしたが、アンダーソンの狙いは防弾チョッキの開発者ドリュゴフ博士でした。
アンダーソンの策が成功しドリュゴフ博士は拉致されそうになりますが、防弾チョッキを着たニールの思いきった行動で、アンダーソンは逮捕されます。
一方、ピーターが調査を進めるとサムを名乗る男は偽物であり、DNA鑑定の結果、サムを名乗る男はニールの実の父親であることが判明します。
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ホワイトカラー シーズン4第11話のあらすじ
ニールはサムが実の父親ジェームズであることを知り激しく動揺しますが、その様子を見たサムは過去について話し始めます。
ニールが生まれて物心が付くようになった頃、ジェームズは念願の刑事になりヘレンと一緒に捜査をしていました。
街の悪人達を次々と逮捕していたある日、現場に踏み込むとそこには現金があり、それに手を付けたジェームズでしたが、その様子を上司に見つかります。
処分を覚悟したジェームズに対し、上司はマフィアのフリンの所へ連れて行き、フリンの手先になるならば見逃すとジェームズに告げます。
始めは手入れの情報を流すなど簡単な仕事でしたが、フリンと敵対するマフィアを無理に逮捕するなど要求がエスカレートしていきます。
それに耐えかねたジェームズはフリンと手を切ると言うと、ジェームズは上司が殺害されている現場に誘き出されて上司殺しの罪を着せられます。
一度は逮捕されたジェームズでしたがフリンの犯罪を法廷で証言して、その後、ニール達と別れてモンタナ州で政府の保護のもと暮らしていましたが、その生活に耐えきれなくなり逃げ出して、サムを名乗り自分を嵌めた警察関係者を追っていたと語ります。
FBIが捜査を行うと現在フリンの息子ジュニアがフリン家再興のため、様々なビジネスを行っていましたが、先代から受け継がれている密造酒造りに力を入れていることが分かります。
フリンが売っている密造酒を手に入れて飲むと粗悪品であることが分かり、密造酒を造ることが出来る酒製造者を探している情報を得ます。
ピーターはニールを酒製造者に仕立ててフリンに雇われるように仕向け、密造酒造りで逮捕することを考えます。
密造酒造りの勉強をしたニールを、エリザベス・バーク(ティファニー・ティーセン)が企画した酒の展示会に参加させます。
バイヤーとして参加しているジュニアにニールは高級酒シャクルトンの類似品だと言い、本物のシャクルトンを差し出します。
それを飲んだジュニアはニールの腕を見込んで、自分の酒工場で働かないかと誘います。
酒工場に出向いたニールに対し、ジュニアはあくまでも趣味でシャクルトンの偽物を造って欲しいと言われ、偽ボトル造りにモジー(ウィリー・ガーソン)を呼び寄せます。
密造酒造りの最中、ジュニアの個人コレクションを盗み見たニールは、ジュニアが先代と同じように酒のケースの中に犯行に使った銃を発見します。
この話はジェームズから聞いたもので、ジェームズは事実を述べていたことを知ります。
ジュニアから言われた密造酒が間もなく造り終ろうとした頃、密造酒を捌く仲買人としてピーターが現場に現れます。
ピーターは密造酒が造り終わった後、ニールとモジーが殺害されることを聞き、ジュニアを緊急逮捕します。
ニールが見つけた酒ケースに入っていた銃はヘレン殺害に使われたものと判明し、ジュニアは殺人の罪でも起訴されました。
ホワイトカラー シーズン4第11話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、ニールの父親の過去が明らかになるシーンです。
ニールの父親ジェームズが違法な金に手を付けていたのは事実のようでしたが、警官殺しは嵌められたことが分かりました。
ここまでは想像出来た内容でしたが、その後ジェームズが裁判でフリンに対して証言をしたことから、家族と離れて1人で暮らしていたことは意外でした。
さらに危険を顧みず政府の保護施設から逃げ出して、自分を嵌めた警察関係者を追っていたことは予想外でしたが、これでストーリーの全体像が分かりスッキリします。
今まではストーリーの全体像がぼやけていて、何となく気持ちが悪く感じていましたが、今回のエピソードで全ての過去が明らかになります。
フリンを逮捕してジェームズを嵌めた黒幕に近づいたニールとピーターが、どのように黒幕を見付けて追い込んでいくのかが楽しみになるストーリー展開です。
読み終わったら