冒頭文
大ヒットしたドラマLOSTですが、その主人公ジャックに違和感を感じた方も多いのではないでしょうか?
違和感の理由を考えたところ、ジャックの行動や発言がうざいからではないかとという残念な結論に至りました。
ジャックのうざさもクローズアップして、ジャックの人となりを考えてみたいと思います。
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ジャックはなぜ、うざいと思われるのか
本来ならば勇敢なリーダーとして皆から好かれるはずの立ち位置のジャックですが、余り好きになれないという意見がネット上でも散見されます。
シーズン1の前半は遭難者達が対立する場面でリーダーシップを発揮したり、医者という立場で瀕死の人々を助けたりと大活躍のジャックでしたが、ロックの登場でその地位が危うくなります。
独りよがりの行動やいざとなった時に頼りにならないなど、ロックと比較すると意外とリーダーとして駄目駄目な姿を露呈していまいます。
言うことは正論で恰好が良いのですが、人の気持ちに寄り添えないところがうざがられている理由ではないでしょうか?
小中学校でも時々見かけた光景ですが、年度の初めにはクラスのまとめ役のポジションだったけど、次第にうざがられてその他大勢になる感じの人はいませんでしたか?
まさにジャックはそんな感じの人ではないでしょうか。
ジャックの息子は誰?
FSWの世界で登場するジャックの息子デヴィッドを演じるディラン・エミットですが、反抗期のティーンエージャーだけど本当は父親と距離を縮めたいという役柄を上手く演じています。
微妙な表情が上手いと思って調べてみると、子役として数々の有名なドラマや映画に出ていました。
プリズン・ブレイクを始め、メンタリスト、スーパーナチュラル、ローアンドオーダー等々、人気ドラマへの出演歴が目につきます。
ジャックが父クリスチャンとの親子関係に悩んでいたのと同様に、デヴィッドもジャックとの関係に戸惑っていましたが、シーズン6の第5話で親子の距離が縮まります。
ジャックのタトゥーは何という漢字
ジャックは父親も外科医という恵まれた環境に生まれて、自らも優秀な外科医になったストーリー設定ですが、ジャックを見ているとなぜか違和感を感じていました。
なぜだろうと考えていて、ふと気づいたのが腕に変な漢字のタトゥーがあるからだと思いました。
エリート医師が絶対に彫らないであろう場所に漢字四文字のタトゥーがあるこのアンマッチが、ジャックに対して不思議な違和感を感じた理由でした。
ジャックの腕には“鷹撃長空”という謎の文字が彫られていますが、これは毛沢東の詩から取った物のようですが、脚本家の談話によると余り意味が無いようです。
漢字を使う日本人には気になる漢字ですが、アメリカ本国では良く分からない文字(若しくは文字とも認識されていないかも)が彫られている程度の感じなのでしょう。
ジャックの最後は意味が良く分からない?
FSWなどの手法も取り入れてストーリー的には上手く作られていると感じていたLOSTですが、エンディングには納得いかないという声もネットでは多数聞かれます。
個人的にもあれだけ引っ張ったので、もう少し捻ったエンディングを期待していました。
特に良く分からないのが、ジャックが藪の中で倒れて息を引き取る前に微笑みながら死んで行くのは意味が良く分かりません。
その直前、FSWで自分の死を悟ったジャックでしたが、なぜ満足したような表情を浮かべたのか謎です。
あれだけ様々な者のために戦ったジャックが、皆の死を受け入れたと言うことなのでしょうか?
もう少しスッキリする終わり方を期待していたのですが。
ジャックの妻は結局誰なのでしょうか?
ジャックは島に来る前に離婚していて、離婚する際に妻サラへストーカー行為じみたことをしていました。
サラが父クリスチャンと不倫していると思い込み、クリスチャンに襲い掛かり警察に逮捕された過去もあります。
島でのジャックの行動を見ていると、そのようなことをやりそうな素地はありましたが、サラへの愛情は伝わってきました。
その一方で、FSWでも妻と離婚していたジャックでしたが、その妻がジュリエットであったことは意表を突きます。
FSWではサラは登場しませんが、ジャックはどちらを一番愛していたのか気になります。
ジャックのLOSTでの役割について
オーシャニック815便が墜落して、島に辿り着いた遭難者達のリーダーとしてジャックは登場します。
しかし次第に遭難者達の中にはロックが真のリーダーと思い始める人々も居て、ジャックの役割も中途半端なものになります。
しかし島から現世界へ生還した際にはリーダーシップを発揮し、更に島に戻って島を守るジェイコブの後継者に名乗り出ます。
そもそもこのドラマはジャックが死んでから自分の死に気付くまでの世界が描かれているようで、ジャック抜きでは語れないものです。
まとめ
賛否両論あるジャックの存在ですが、やはりリーダーになる器ではない人物の様で、そのことに気が付いて悩む一生を過ごしたようです。
そのジャックの苦悩がドラマの至る所で現れており、ジャックの人生観がこのドラマの全てのようにも思えます。
ドラマの途中では余り親近感を持つことのなかったジャックでしたが、ドラマを最後まで見ると、何となく愛おしく感じる人物でした。
読み終わったら