パーソン・オブ・インタレスト シーズン2第19話 前回までのあらすじ
今回マシーンが打ち出したのは、アトランティックシティ在住の老人ルーでした。
フィンチがルーを調べますが、ネットを使わないルーの情報は限定的で、ルーが入り浸っているカジノへリースが出向き、ルーの行動を見張ります。
ルーはカジノで大金を失っていましたが、その大金の出所が不明だったためフィンチが調査を続けると、カジノのオーナー・マクリスのマネーロンダリングを手伝っていることが判明します。
ルーがマクリスの金をくすねたことからマクリスの手下に狙われますが、リースがマクリスを助けてルーに街から出ることを勧めます。
しかしアトランティックシティに舞い戻ったルーは、リースとフィンチと共にマクリスに捕まりますが、リースの活躍でマクリスを警察に突き出すことに成功します。
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パーソン・オブ・インタレスト シーズン2第19話のあらすじ
今回マシーンが打ち出したのは、大手システム会社のライラテック社副社長モニカ・ジェイコブズでした。
職業柄セキュリティーが厳しいことから、フィンチはシステムエンジニアとして転職してライフテック社に忍び込みます。
モニカの行動を観察するフィンチは、モニカの働きぶりを見て、若くしてこの地位に駆け上がった理由が分かりました。
更にモニカと直接会話をしたフィンチは、モニカに人として好感を覚えます。
モニカを観察し続けるフィンチは、深夜残業中のモニカが人目を盗んでパソコン保管倉庫へ行き、保管されているパソコンからデータをUSBに移している様子を目の当たりにします。
翌朝、モニカが自席を外した隙に、モニカが何のデータを盗んだのかをフィンチは調べようとしますが、モニカの秘書ジェロームに邪魔をされます。
USBの中味が分からないまま外出するモニカの後を追ったフィンチは、モニカが公園で研究開発部の幹部ロスと会っている姿を発見します。
モニカは1週間前に突然死したリーという若手研究員のパソコンデータをUSBに収めて、それをロスに渡します。
リーの経歴や出生証明書までも偽造であったため、リーがライラテック社で何をしていたのかを調べるために、データをUSBに保管したとロスに告げます。
ロスはリーの上司だったので、まずはロスに話をしたとモニカは説明します。
その頃、ビッチャー刑事の証言のせいで汚職警官の疑いをかけられたシマンスキー刑事が何者かに殺害され、カーター刑事とビッチャー刑事の関係にひびが入ります。
その様子を見ていたファスコ刑事は、ビッチャー刑事がHRと繋がっているのではないかと疑い、ビッチャー刑事を問い詰めます。
ビッチャー刑事はファスコ刑事の方こそ汚職警官であると反撃してその場を後にしますが、シマンスキー刑事が汚職をしている情報を提供してくれた人物に会いに行きます。
その人物はHRのボス・クインでしたが、ピッチャー刑事はクインがHRのボスであることは知らず、自分の名付け親という関係でクインを慕っていました。
ビッチャー刑事の問いかけに対し、シマンスキーの汚職情報はイライアスの配下から入手したとクインは嘘を言い、ビッチャー刑事はそれを信じます。
一方、オフィスに戻ったフィンチは、ペアリングしていたモニカの携帯に何者かが大量のデータを送っていることに気が付きます。
その内容はモニカが自社の機密情報を他社へ売り渡していることを証拠付ける偽メールで、モニカは無実の罪で会社をクビになってしまいます。
その際にモニカに対し、同僚ロスと秘書ジェロームがモニカの行動は怪しかったと証言します。
翌朝、モニカを尾行したリースは、会社の前でビルを見上げるモニカに遭遇します。
モニカは会社から出てきたジェロームを尾行すると、ジェロームは電話をして“モニカは始末しました。計画は大丈夫です”と何者かに報告をしています。
言葉の端々から電話の相手が中国人であると感じたモニカは、ジェロームの前に姿を現して全てを白状するように迫りますが、ジェロームから反撃を受けます。
そこへリースが救援に入りジェロームを捻りあげ、誰の命令で動いているのかを聞きますが、何者かジェロームを銃撃してジェロームは死亡してしまいます。
リース達も狙撃されますが、リースはモニカを連れて逃走します。
そこへフィンチから連絡が入り、リーは中国政府のスパイで、ジェロームたちを使ってライラテック社から先端技術を盗もうとしていることをリースに伝えます。
相手が中国政府なので、フィンチが緊急事態のために用意している秘密の隠れ家へ向かうようにリースに指示を出します。
リースが無事逃走をしたことを確認したフィンチはほっと一息を付きますが、いつの間にかショウが背後に居ることに気が付き驚きます。
ショウはホワイトボードに貼ってあったルートの写真を見て、“この女とは少し話したことがある。この女について聞かせて欲しい“、とフィンチに迫ります。
フィンチがそこに立ち尽くしていると、ショウはルートの情報ファイルを持ってその場を立ち去ります。
ルートが立ち去った後、フィンチは愛犬ベアーを連れてリース達がいるはずの隠れ家へ向かいます。
無事リース達と合流したフィンチは、リーが中国のスパイでジェロームたちを使って機密情報を盗んでいたことをモニカに伝えます。
ジェローム以外にも社内に仲間がいるはずだと聞いたモニカは、ロスが怪しいと言います。
モニカがスパイの手先だと言う偽証拠を排除するために、リース達はライラテック社へ向かいます。
ライラテック社へ向かい、社内情報を調べたフィンチとモニカは、社員の半数以上がスパイ行為に加担していることを知ります。
驚くモニカでしたが、問い詰めたロスは潔白で、信頼していた社長のマーティンが率先して情報を中国に渡していたことにショックを受けます。
追いつめられたマーティンは、会社が行き詰っていて今回の犯行に及んだことを説明しますが、フィンチが警察に証拠と共に通報したことを告げます。
観念したマーティンの元へ一本の電話がかかってきて、それに応対したマーティンは自ら自決してしまいます。
モニカの事件は落着しますが、ビッチャー刑事が何者かに殺害されてしまいます。
クインの言葉の裏を取るためにイライアスに会いに行ったビッチャー刑事でしたが、その事実はクイン側に筒抜けでした。
クインの命令を受けたシモンズが、ビッチャー刑事を始末したのでした。
フィンチが再度ライラテック社のデータを調べると、中国に渡ったデータはごく一部で、大多数はデジマ・テクノロージーズという謎の会社に渡っていることに気が付きます。
しかしフィンチは“発症まで残り時間は”というメッセージには気が付かなかったようです。
パーソン・オブ・インタレスト シーズン2第19話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、一見マシーンに関係ないように見えるモニカの件ですが、その裏では実は密接に関連性があるのではないかと思われるエンディングの場面です。
ライラテック社の情報を狙っていたのは一見中国企業に見えますが、その裏でデジマ社がほとんどの情報を吸い上げています。
ライラテック社の正体がバレそうになったマーティンが、一本の電話を受けただけで自らの命を絶った場面は衝撃的でしたが、それだけ陰で操っていた組織の力が巨大だという事です。
デジマ社の正体は現時点で分かりませんが、マシーンを狙っているようにも見えて、非常に不気味に思えます。
デジマ社が何時リースの前に正体を現して、対決するのかが非常に楽しみになる今回のエピソードのエンディングでした。