前回までのあらすじ
ピアソン・ハードマン法律事務所とダービー法律事務所の合併に反対のハーヴィー・スペクター(ガブリエル・マクト)は、合併阻止のためにエドワード・ダービー(コンリース・ヒル)の顧客を株価の不正操作で訴えます。
この裁判でハーヴィーが勝てば合併は白紙に、ダービーが勝てば無条件で合併することになります。
泥沼化する対立の中、ハーヴィーはダービー側の内部資料を入手するようにマイク・ロス(パトリック・J・アダムス)に命じます。
ルール違反であることに躊躇するマイクでしたが、スコッティ(アビゲイル・スペンサー)はハーヴィーの強い気持ちを受け止めて、マイクに内部資料を渡します。
それを知ったジェシカ・ピアソン(ジーナ・トーレス)は、マイクにその情報を渡さなければ、偽経歴を告発すると脅します。
マイクが内部情報をジェシカに渡したことを知ったハーヴィーは、マイクが裏切ったと思いマイクにクビを言い渡します。
一方で内部資料を流出させたスコッティもダービーからクビにされます。
落ち込むマイクを慰めようとしたレイチェル・ゼイン(メーガン・マークル)は、マイクから偽経歴の事実を告白されます。
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スーツ(SUITS) シーズン3第1話のあらすじ
ピアソン・ハードマン法律事務所とダービー法律事務所は正式に合併し、ピアソン・ダービー法律事務所となります。ダービーが株式の51%を保有し、ジェシカは49%の持ち分です。
早速ダービーは、ジェシカに依頼をします。
ダービーが個人的に親しいエヴァ・ヘシントンが社長を務めるヘシントン石油社が、収賄容疑で起訴された案件をハーヴィーに任せたいと申し出ます。
事務所合併に猛烈に反対していたハーヴィーが、事務所を辞めるのではないかと心配していたジェシカは、この訴訟をハーヴィーに担当させて事務所に引き留めることにします。
この案件をハーヴィーに打診すると、ハーヴィーは強く反発します。
しかしエヴァとダービーが親密な関係であることを知ったハーヴィーは、ダービーに直談判します。
この訴訟でエヴァを無罪に出来たらば、競業禁止契約を破棄して事務所を辞めさせて欲しいと迫ります。
エヴァをどうしても守りたいダービーは、この申し出を受け入れます。
一方、マイクは偽経歴をレイチェルに告白したことを後悔します。レイチェルがそのことを公にしていないかビクビクしながら出社します。
事務所の入り口でジェシカが待ち伏せをしていました。驚くマイクをジェシカはある部屋へと連れて行きます。合併の功績を評価して、マイクに個室を与えると言います。
ハーヴィーを裏切った後ろめたさから、マイクは素直に喜べませんでした。
マイクはハーヴィーの部屋へ向かいます。ジェシカに脅されたことを告げ、結果的にハーヴィーを裏切ったことを謝罪します。
しかしハーヴィーは全く相手にしません。2人の関係は終わったとハーヴィーに言われ、マイクは肩を落として部屋を後にします
レイチェルからも偽経歴について嫌味を言われたマイクは、事務所を辞めることを決意します。ルイス・リット(リック・ホフマン)に辞表を見られたマイクは、状況を説明します。
ルイスは事務所を辞める前に、ハーヴィーの役に立つことをすれば関係が戻るかもしれないとアドバイスをします。
その頃、ハーヴィーはエヴァを訪ねていました。アフリカの油田開発で政府に賄賂を贈った容疑で、エヴァ自身も告訴されていました。
ハーヴィーはエヴァに刑務所に入らないように助けてあげると言い、顧問弁護士契約を結びます。
事務所へ戻るハーヴィーを待ち伏せしたマイクは、ヘシントン社の情報をハーヴィーに渡します。
ハーヴィーはそんな情報はとっくに入手していると言い、自分に関わるなとマイクを突き放します。
マイクは事務所に戻ると、ジェシカを脅して個室を返上します。これがハーヴィーに対してのけじめだと考えたからです。
ハーヴィーはこの案件の担当検事リチャードを訪ねます。告訴を取り下げて欲しいというハーヴィーに対し、検事はいくら旧知の仲でもそれは出来ないと言います。
捨て台詞を残し、ハーヴィーは検察を後にします。
事務所に戻る途中、ハーヴィーは地方検事補時代の上司キャメロンに出くわします。リチャードに代わって宿敵キャメロンが担当検事になったことをハーヴィーは知らされます。
事務所に戻ったハーヴィーは、ダービーの部屋へ直行します。
ジェシカがヘシントン石油訴訟を使って自分を引き留めようとしたことを知ったハーヴィーは、エヴァの裁判で勝った場合、自分を共同代表にして欲しいとダービーに迫ります。
一方、ルイスは旧ダービー法律事務所のライバル・ナイジェルとバトルを繰り広げます。ルイスはアソシエイツ指導係の座を、ナイジェルに奪われています。
スーツ(SUITS) シーズン3第1話を見た感想
シーズン3が始まりましたが、波乱の幕開けです。
今回のエピソードの見どころは、ハーヴィー、マイク、ジェシカの関係がほころび始めた点です。マイクを許せないハーヴィーは、マイクを全く寄せ付けません。
一方でハーヴィーが事務所を辞めることを阻止するために、ダービーを使ったことがバレたジェシカは、ハーヴィーから復讐されそうになります。
ダービーに共同経営者にして欲しいと迫るハーヴィーは、本当にジェシカを事務所から追い出すのか今後の成り行きが気になります。
それ以上に気になるのがマイクの動向です。信頼するハーヴィーから三行半を下され、愛するレイチェルからも偽経歴のことで軽蔑されます。
会社を辞めようとしたマイクを止めたのは意外にもルイスでした。
ルイスは本当に卑怯で姑息な男だと思いますが、時々人間味のある行動に出ます。皆がルイスを心底嫌わないのは、そういうところがあるからではないでしょうか。
そのルイスも生き甲斐のアソシエイツの教育係をナイジェルに奪われていまします。
事務所合併で、主要人物たちが難局を迎えていますが、今後どのように乗り越えていくのか目が離せません。
読み終わったら