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LOST シーズン6第7話<ライナス博士>のあらすじと感想

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LOST シーズン6第7話 前回までのあらすじ

道厳(真田広之)が自分を毒殺しようとした理由を聞きに行ったサイードでしたが、サイードの体内には悪が大勢を占めているからと言われ、サイードは道厳に殴りかかりますが、逆に道厳に床へ突き伏せられてナイフを突きつけられます。

道厳がトドメを刺そうとした時、テーブルの上にあった野球のボールが落ちてくると、道厳は思いとどまり、サイードにテンプルから出て行くように告げます。

サイードがテンプルから出て行こうとすると、クレアが偽ロックの伝言を道厳に伝えに来ますが、道厳は偽ロックの申し出を断り、サイードに偽ロックを殺すように命令します。

サイードは短剣を偽ロックの胸に突き刺しますが、ロックは何事もなかったように“サイードは道厳に使われているだけだ”と言い、自分の言う事を聞けば、死んだナディアに再会させてあげるとサイードに提案します。

テンプルに戻ったサイードは道厳を溺死させますが、道厳が亡くなったことでテンプルを覆う結界が解けて、黒い煙に変身した偽ロックはテンプル内の住人を虐殺します。

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LOST シーズン6第7話のあらすじ

テンプルから脱出したベンジャミン・ライナス“ベン“(マイケル・エマーソン)はイラーナ、マイルズと合流します。

ベンからサイードが道厳を殺害したことを聞いたイラーナは驚いた表情を見せますが、ベンはそれには構わず、海辺にあるキャンプを目指そうとイラーナ達に告げます。

ベンの態度を不審に思ったイラーナは、持っていたジェイコブの遺灰をマイルズに渡すと、ジェイコブと交信してほしいと依頼します。

マイルズは不思議な力を使ってジェイコブからベンに殺されたことを聞き出します。

このことをイラーナに伝えるとイラーナは激しくベンを罵り、自分にとってジェイコブは父親のような存在であったと言います。

ベンはイラーナから反撃を受けることを覚悟して身構えますが、イラーナは一通り文句を並べると、踵を返して道を進んで行ってしまいます。
 

イラーナの後を追いながら言い訳を並べるベンを無視するイラーナは、海辺のキャンプに到着すると皆で小屋を作ろうと指示を出します。

ベンは一生懸命作業をしている素振りを見せますが、それには構わずイラーナはサンファと小屋作りに励みます。

サンファはジンスーを探しに行きたいとイラーナに申し出ますが、サンファ若しくはジンスーはジェイコブの後継者候補に選ばれているので、やることがあるとイラーナは申し訳けなさそうに答えます。
 

(FSW)高校教師のベンは校長レイノルズから担当外の補講をするように命じられます。

放課後には自分が受け持っている歴史クラブの活動があるので補講は出来ないと抗議するベンでしたが、予算がカットされて教員が足りないことを理由に校長はベンに補講を押し付けます。

不満を同僚の教師にぶつけるベンに対し、ロックはベンが校長になって学校の体質を変えるべきだとけしかけます。
 

自宅に戻ったベンは、病気の父親の面倒を見ながら学校での出来事を語ると、父親はベンのためにダーマに入り島へ渡ったが、その後故郷に帰ってきてしまったことを後悔していると言います。

島に残ればベンに良い教育が受けさせられたと嘆く父親でしたが、その時、家のチャイムが鳴ってベンの教え子アレックスが勉強を教えて欲しいと尋ねてきます。
 

(島)小屋作りをさぼり、以前ここで暮らしていた人々の荷物を漁るベンでしたが、その背後からイラーナが近づいてきて銃をベンに突きつけます。

イラーナはベンをこの島で死んだ人々が眠っている墓地へ連れて行き、足枷をさせて穴を掘るように脅します。

何のために穴を掘るのかと問うベンに対し、ベンが埋葬される穴だとイラーナは答えます。
 

その頃、テンプルを目指していたハーリーとジャックでしたが、ハーリーはテンプルで虐殺があったことをジェイコブから聞いたので、テンプルへ行くことを止めようと言いますが、ジャックは耳を貸しません。

しょうがなくジャックの後について行くハーリーでしたが、やがて2人はリチャードに出くわします。

リチャードはテンプルへの近道だと言って道案内をしますが、ジャックたちが到着したのは難破した奴隷船が鎮座する場所でした。
 

リチャードは船内に入ってダイナマイトを探すと、ジャックに死ぬのを手助けしてほしいと依頼します。

理由を尋ねるジャックに対し、“この島にはかなり昔に漂着したが、ジェイコブに触られたことにより不死の肉体を得た。今までジェイコブの命令を聞いて活動していて、時が来れば自分の活動の意味を教えてくれるはずだったが、ジェイコブが死んでしまった今、生きている意味はない“とジェイコブは説明します。

自分で死ぬことは出来ないので、ジャックに手助けを頼んだと言うと、ジャックはあっさり引き受けます。

ダイナマイトの導線に火をつけたジャックを見てハーリーは逃げ出しますが、火はダイナマイトに達する前に消えてしまいます。

島が自分たちを呼び寄せたのに、そんなに簡単には殺さないはずだとジャックが言うと、リチャードはその言葉に感心して、ジャックと行動を共にすることを決意します。
 

(FSW)アレックスに勉強を教えていたベンは、アレックスの志望大学がイエールであることを知りますが、受験するためにはOBの推薦状が必要となります。

この高校でイエールOBはレイノルズ校長のみで、校長が推薦状を書くはずが無いと嘆くアレックスでしたが、校長が保険室の看護師と不倫関係になる噂をベンに話します。
 

校長の不倫話を同僚イエルツに話したベンは、この不祥事で校長を退職に追い込むため、パソコンオタクのイエルツに校長のパソコンに侵入して証拠を得ることを依頼します。

見返りと共にそれを受け入れたイエルツは、不倫の証拠を入手することに成功します。
 

(島)自分の墓穴を掘り続けるベンの元に偽ロックが現れ、やけになっているベンの足枷を外して“100ヤード先に銃を隠してので、逃げればよい”と言ってその場を立ち去ります。

逃げるベンを追うイラーナでしたが、ベンが隠してあった銃を握ると形勢が逆転します。

しかしベンはイラーナを撃たずに、なぜジェイコブを殺害したのかを説明し始めます。

アレックスを見殺しにしたことを後悔していると話し始めたベンは、ジェイコブを守るためにそこまでしたのに、ジェイコブは自分を相手にしなかったことが許せなかったと告白します。

そして今自分に残されているのは偽ロックだけなので、ロックの所へ行かせてほしいとイラーナに頼むと、イラーナは許すと言って海辺のキャンプに向かいます。
 

(FSW)ベンは不倫の証拠を手に校長に退任を迫りますが、校長はアレックスの推薦状が要らないのか、と逆にベンを問いただします。

ベンにどちらを取るのか選べと言うと、校長は部屋を出て行きます。
 

翌日、アレックスは満面の笑みを浮かべてベンの元へ駆け寄ると、校長から推薦状を貰ったことを報告し、ベンも良かったねと笑顔を返します。
 

(島)ビーチに戻ったイラーナとベンを見て、サンファは2人が仲直りをしたと安心します。

皆が和気藹々とする様子を沖合の潜水艦からウィドモアが覗いていました。

LOST シーズン6第7話を見た感想

今回のエピソードの見どころは、FSWでベンが教師になり、その教え子アレックスとのほのぼのとしたシーンです

FSWでの2人は仲が良い親子のような関係で、ベンは校長の座かアレックスの大学推薦状かを選ぶ場面に直面しますが、今度は校長の座を諦めてアレックスの将来を選択します。

FSWでのベンは本編とは大違いで善人そのもので、アレックスのために自らを犠牲にしてアレックスの幸せを重視しますが、これは本編でアレックスを見殺しにした償いのように思えます。
 

島でのベンも徐々に邪悪な心を改心しているようで、殺そうと思えば殺せるイラーナに自らの非を詫びて和解します。

ジェイコブの死を通してベンが人間の心を取り戻そうとしているようにも見えますが、今までの非情な行為を考えると、これでベンが真っ当な人間になったとは、まだ思えません。

島にはベンの宿敵ウィドモアも接近しており、ベンが元の姿に戻るのもそう遠くはなさそうです。
 

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