前回までのあらすじ
ハーヴィーは以前担当して勝訴したコスタル・モーター社(CM社)訴訟が、再審申請されたことを知ります。しかも再審申請した原告側弁護士は、ハーヴィーに怨みを持つトラヴィスでした。
CM社の欠陥車のために交通事故で死亡したと主張する遺族は、CM社に高額賠償金を請求しますが、それに加えてトラヴィスは証拠隠滅をしたとして、ハーヴィーとピアソン・ハードマン法律事務所を訴えます。
CM社の内部資料を見たハーヴィーは、CM社幹部ローレンスを問いただします。最終的にローレンスは欠陥車を認め、賠償金を払うことに合意します。
しかし証拠隠滅の訴えは継続されます。このことを知ったルイスは、ハードマンに報告します。
重要な訴訟を自分に報告しなかったとして、ハードマンはジェシカに激怒します。
ハーヴィーはCM社の内部資料は知らなかったと言いますが、ドナは過去にこの書類を受け取っていたことを発見してしまいます。
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スーツ(SUITS) シーズン2第5話のあらすじ
ハーヴィーがセントラルパークをジョギングしていると、スポーツ選手のエージェントのジェフリーが近寄ってきます。
ジェフリーは契約している16歳のテニス選手に会って欲しいと依頼します。
テニス選手マルコと話しをしたハーヴィーは、マルコを気に入ります。プロになりたいが父親が猛反対しているので、親から親権を取り上げて欲しいという依頼でした。
マルコの父親を事務所に呼んだハーヴィーは、マルコのいる前で父親を説得しようとします。しかし父親は激怒して息子をプロにはさせないと言い、その場を去ってしまいます。
会議が終わりマイクは資料室へ向かいます。そこにはドナが居ましたが、ドナの様子がおかしいことに気が付きます。マイクが再三理由を聞くと、ドナは重い口を開きます。
4年前CM社から送られてきた欠陥車に関する社内資料を見つけた。
そこには自分の受領サインが記載されており、このままではハーヴィーが証拠隠滅をしたことが証明されてしまうと、ドナは告白します。
戸惑うマイクはハーヴィーに報告するようにアドバイスします。しかしドナはハーヴィーには言えないと嘆きます。
それを聞いたマイクは、ドナが自分で言わないならば自分がハーヴィーに報告すると告げます。
ピアソン・ハードマン法律事務所も証拠隠滅で訴えられていることから、ハードマンは外部の弁護士アリソンに弁護を依頼します。
アリソンは和解を薦めますが、ハーヴィーは悪いことはしていないので戦うと言います。
そしてアリソンの反対を無視して、原告に会いに行きます。
訴えを取り下げて欲しいというハーヴィーに対し、原告は怒りを露わにします。
裁判になることが決定的になり、アリソンは証言録取の練習を関係者に行います。
その練習でドナは挙動不審な態度を取り、アリソンに疑いを持たれます。
ドナはハーヴィーに事実を打ちあけようとしますが、結局言えませんでした。
一方マイクは、マルコに父親と仲直りさせようとします。
しかしマルコが父親に虐待を受けていることを知ったマイクは、早急に裁判を申請します。
裁判では過去の虐待行為を指摘された父親が、我を忘れて激怒したことから裁判はマイクに有利に進みます。
マイクが裁判の報告をハーヴィーにします。
そこへジェシカが訪れ、証拠隠滅をしていない宣誓書に署名するようにハーヴィーに一枚の書類を渡します。
それを見たマイクはとっさに書類にコーヒーをこぼします。
それを見たハーヴィーは何を隠していると問い質します。
マイクから事情を聞いたハーヴィーは、ドナを問いただします。ドナは全てを話し、その書類を廃棄したことも伝えます。
これを聞いたハーヴィーは激怒しますが、冷静を取り戻しアリソンに全てを伝えます。
アリソンは至急和解をすることを決意します。
原告は和解する代わりにハーヴィーをクビにして、弁護士協会に事実を報告することを条件とします。
ハードマンはそれに従おうとしますが、ジェシカはハーヴィーを守るためにアリソンを解任して戦うことを選びます。
一方マイクはハーヴィーとの会話から、マルコの証言が嘘であることに気が付きます。
ジェフリーを訪ね、虐待の話はジェフリーが考えた嘘であることが分かったと言います。
そして裁判は続けないと言い残して、その場を去ります。
その頃、ジェシカはドナに会い、ドナに今までの功績を感謝しつつも、証拠隠滅の件で事務所をクビにすることを通達します。
スーツ(SUITS) シーズン2第5話を見た感想
今回のエピソードの一番の見どころは、なんと言ってもドナがクビになってしまうシーンです。
終始オドオドして挙動不審なドナでしたが、証言録取の練習を受ける際、アリソンに見せた態度は憐れみを感じるほどでした。
今までは隙を見せず、常に出来る女を演じていたドナでしたので、今回のエピソードで見せた姿のギャップは驚かされます。
今までハーヴィーのピンチを、ドナの機転で助けたことは何度もありましたが、ドナの行動でハーヴィーが最大の窮地に追い込まれます。
非常に不利な状況に陥ったハーヴィーですが、リスクを顧みずハーヴィーを守る決心をしたジェシカは流石です。
そのためにもドナをクビにするしかなく、それを決断したジェシカの強さには脱帽です。
クビをジェシカに宣告されたドナは、泣きそうになりながらもそれをしっかりと受け入れます。
荷物を纏めて事務所を後にするドナのシーンは、思わず見入ってしまします。
ハーヴィーが今後どう巻き返すか、非常に楽しみです。
読み終わったら