前回までのあらすじ
助けを求める手紙を無視し、自分の領地をほったらかしていたアトスは、ピノン村に拉致されました。
助ける気は全くないアトスでしたが、探しに来た銃士達の説得もあり自分の過去と決着を付けることにします。
銃士達の指揮の下ルナールと戦うことを決めた村人達は団結し、準備をするのでした。
アトスの弟の婚約者カトリーヌも加わり、優勢に戦いを展開させ、ルナールの息子のエドモンを倒しました。
しかし、アトスが土地を小作人達に譲ったことを知ったカトリーヌは動揺し、何より婚約者を殺したミレディが生きていることが許せないと、自らの手で復讐する決意をします。
勝利したアトスは、宿屋の主に村長を任せ二度と戻らないと言い残し、仲間と共に村を後にするのでした。
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マスケティアーズ シーズン2 第6話のあらすじ
占星術師のマルミオンは、シャティヨンの古い城塞を作り変え日食を観察できる装置を設置していました。
国王一行がマルミオンの城へ到着して間もなく日食が始まりました。太陽が完全に隠れたその時、マルミオンは武力により国王達を制圧したのでした。
その場にいる全員を人質にしたマルミオンに、女性と子供の開放を要求したアラミスが窓から突き落とされ、ポルトスとロシュフォールが地下に閉じ込められました。
マルミオンは、1枚のコインを見せ選択の時が来たと言いました。コイントスで表か裏か国王に選ばせます。
何の為に選ぶのかと問いかける国王に、わからないまま選ぶのがこのゲームの肝だと答えるマルミオンは、当たれば開放することを約束します。
選べない国王に代わってミレディが名乗りを上げます。マルミオンの戯言を聞く位なら死んだほうがましと、選んだ表は正解し彼女は解放され助けを求めて馬を走らせるのでした。
銃士隊の兵舎へ辿り着いたミレディは、アトスとトレヴィルを説得し国王の救出に向かいます。
王妃と王太子を別室へ連れて行ったマルミオンに、傷つけるなと頼む国王でしたが、選ぶのは国王自身だと冷たく言われるのでした。
王妃と王太子、国王の取り巻き達を別の部屋に入れ、国王に1番の部屋か2番の部屋か選べと迫ります。追い詰められ1番を選んだ国王は王妃と王太子が生きていると聞かされ安堵します。
なぜこんなことをするのか問われたマルミオンは、かつて選べない選択を強いられたと話し始めます。
愛する者達が助かるように祈りながら、一人を生かし一人を死なす苦しみ、自分の選択がどんな重大な結果を招くかを、国王に分からせる為のゲームなのでした。
マルミオンの故郷ジェルブロワという村で、ある日突然ペストが流行し、感染防止の為国王の命令で村は封鎖されたそうです。
ペストが収束しても食料が届かず、村人たちは次々と飢え死にしました。その中に彼の妻と2人の息子もいたのです。
マルミオンは、わずかな食べ物を誰に与えるか選択しなければいけなかった苦しみをコインに委ね決めていたのでした。
国王救出の為城塞に到着したアトス達は、侵入に成功します。地下で鎖につながれたポルトスとロシュフォールも脱出に成功しました。
窓から突き落とされたアラミスは張ってあったテントのおかげで助かり、別室で監禁されている王妃達を助け出します。
国王の死か全員解放かコインで決めようと提案するダルタニアン、マルミオンに選ばせた結果は国王の死でした。
ダルタニアンの手で国王を殺すようにとマルミオンが銃を差し出したその時、銃士隊が突入しその場を制圧、国王達の救出に成功します。
国王の命を懸けに使ったダルタニアンは責められ、マルミオンを射殺したロシュフォールは英雄として国王の信頼がさらに深くなりました。
命懸けで助けを求めたミレディは、国王を見捨てたと宮殿から追放されてしまいます。
そんな彼女を少し見直したアトスでした。
マスケティアーズ シーズン2 第6話を見た感想
日食に大事件が発生しました。国王が監禁され、命を賭けたコインゲームを強いられるのでした。
不気味な、鳥のくちばしのマスクをしたマルミオンの手下達が、更に恐怖心を煽ります。
マルミオンは、ペストが流行して封鎖された村で飢えに堪える中、心が折れてしまったのでしょう。
命を賭けたコインゲームは、その時の自分が迫られた悲しく辛い選択にまつわるものでした。
選べないものを選ばなければいけない辛さは、計り知れないと思います。
私も、マルミオンと同じ立ち場だったら国王を恨んでしまうかもしれません。
無事に王妃を助けたアラミスでしたが、ロシュフォールのスパイになったマルグリットに王妃との関係を気付かれてしまったようです。
この事がロシュフォールの耳に入ったら、大変な事態になります。
足踏みしていたコンスタンスは遂にダルタニアンと生きていくことを決意するのでしたが、夫との別れはどうなるのか気になるところです。
秘密に気付かれた王妃、国王に追い出されたミレディ、決意したコンスタンス、今後の展開がとても楽しみです。
読み終わったら