ヴィクトリア女王

ヴィクトリア女王 愛に生きる 第4話のあらすじと感想

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前回までのあらすじ

ベルギー国王の叔父レオポルドがやってきて、ヴィクトリアに従弟のアルバート公との結婚を勧めます。

メルバーン首相への想いを捨てられず、まだ結婚したくないというヴィクトリアでしたが、メルバーン首相は助言者としての限界も感じていて、女王は自分よりも良い結婚相手に助言されるべきと考えていました。

そしていよいよ、従弟のアルバートとその兄のエルンストがやってきました。

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ヴィクトリア女王 愛に生きる  シーズン1第4話運命の再会のあらすじ

ドイツのコ―ブルクから、アルバートと兄エルンストがやってきました。エルンストはヴィクトリアの1歳上、アルバートは同い年で3か月違いの従弟です。(本当は彼らの父や伯父も一緒に来たのでしたが、全然出て来ませんでした)

社交的な兄のエルンストに較べて、アルバートは真面目な堅物でありました。兄エルンストも、叔父のレオポルドも、アルバートに、もっと女性の扱いを上手にしろ、気遣いを見せろと躍起になってアドバイスします。

エルンストは、ヴィクトリアに、アルバートはイタリアで絵画にはまったので、名画を見せてやってくれるようにと援護します。が、アルバートはダビンチの名画があるはずというと、ヴィクトリアが知らなかったので、「イギリス王室所蔵の名画をよく知らないなんて信じられない」と文句を言う有様です。

エルンストとアルバートは、ロンドンの街へ出て、写真に注目したり、マッチ売りの少女に同情したり、メルバーン首相に頼んで議会を見学に行ったりもしました。

これはアルバートが、新進の技術に興味を持ち、庶民の暮らしにも関心がある、芸術にも深い造詣がある教養人だということを、わざわざ描いたのだと思います。

アルバートは後に宮廷経済を建て直し、人事や政治へのアドバイスにも有能さを発揮することになるのですが、ハンサムなうえに頭も良いため、叔父レオポルドがお婿さんに推薦したのは間違いないです。

ヴィクトリアとの仲は、正直言って、史実とは違い、最初からかみ合わず、ぎくしゃくし通しでした。

が、一緒にダンスを踊ったときに、ヴィクトリアがメルバーン首相からもらった花を見て、アルバートが「亡き母を思い出す」と言い、花をもらい受けました。彼はその場でシャツを切り裂いて、花を胸に入れました。それを見たヴィクトリアは何かを感じたようでした。

翌朝、上機嫌で、「森が好き」というアルバートのために、急にウィンザー城へ行き、森を案内するヴィクトリア。

しかし、いい感じかなと思えば、アルバートはメルバーン首相だけに頼るのはどうかとか、自身の叔母に当たるヴィクトリアの母への態度を批判したり、差し出がましいことを言ったりして、ヴィクトリアと言い争いになったりします。

アルバートは「もう帰る」とまで言うのですが、最後は、急転直下、ヴィクトリアの方からプロポーズするのでした。

ヴィクトリア女王 愛に生きる シーズン1第4話を見た感想

ヴィクトリア女王の伝記によれば、この4年前にアルバート公にはすでに一度会っていました。

そのときはヴィクトリア女王、まだ王女でしたが、父方の伯父国王の勧めた従兄弟ジョージ王子に、オランダの王子、そして母方のレオポルド叔父や母ケント公妃が勧めた、アルバート公以外の母方の従兄数人もが、とっかえひっかえ訪問してきました。

ヴィクトリアの気持ちはまだそれほど高まってはいないようでしたが、アルバート公はそのなかでいちばん有力なお婿さん候補でした。そして今回は確実に結婚目的のために来訪したのでした。

ヴィクトリア女王は、4年後の成長したアルバート公に、一目惚れだったということです。それくらい、アルバート公はイケメン、容姿端麗で愛嬌があったんですね。

また、ヴィクトリア女王は女官たちと、色々な男性の顔立ちや服装などについて批評したりするのが好きな、いわゆるミーハー的な人だったらしいです。なので、このドラマでも、視聴者が、一目で恋に落ちるヴィクトリアに共感できるようなシーンにしてほしかったです。

また、アルバート公の方も、実を言えばこの縁談が壊れると、また他の婿入り先を一から探さなければいけないし、かなり悲壮な決意だったようです。

それにしてもドラマでは、あまりに暗すぎる、どこがいいかさっぱりわからない、キモいくらいのアルバート公です。

実際のヴィクトリア女王は日記に、アルバートがとても美しい、天使のようだと書くくらい夢中になっているのでしたが、ドラマでは、文句ばかり言って、レーゼン女男爵に、彼ってハンサム?と聞く有様です。

ダンスのシーンも、急に幸せな気持ちになるのが理解できないくらい、なんでアルバート公はナイフでシャツを切り裂いて花を胸に入れるの?と思ったくらいでした。

そのうえ、彼女とは合わない、もう帰ると言い出すし、お互いを想いあってはいるけど表面的にはツンデレという感じには見えず、なんであそこから急にプロポーズに?と理解できない展開でした。

何度も言うようですが、なにせ相手は女王なので、実際はアルバート公の方からは、腰に手をまわしてダンスなんてとんでもない、女王に話しかけられたことに応えるだけで、思っていることは何も口に出来ない状態でした。

女王からのプロポーズの際は、レーゼン女男爵からアルバート公の侍従武官へ、近々、女王から個人的なお言葉がある旨通達があったということです。

その夜、ヴィクトリア女王におやすみなさいを言いながら、アルバート公はぐっと手を握って意思表示するのがやっとだったということでした。

翌日、アルバート公は、女王に召し出されて「私の望んでいることに同意してくれれば、大変うれしく思う」という感じの言葉を賜った、これが実際のプロポーズなのでした。

-ヴィクトリア女王

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