前回までのあらすじ
前回は、ジニーがデッドボール合戦に巻き込まれそうになりました。が、彼女の闘志がクローズアップされて結果オーライ、チームメイトにも認められる雰囲気になりました。
監督のクビもつながり、マイクとアメリアはいい仲になってしまいました。ただ、ジニーの元彼との写真がハッキングされて流出したことがわかってしまいました。
スポンサーリンク
ピッチ 第4話のあらすじ
このシリーズが制作された2016年7月、MLBオールスターゲームは、パドレスの本拠地ペトコ・パークで開催されました。なので、今回はオールスターゲームを巡ってのエピソードになります。
いよいよMLBオールスターゲーム、ニューヨークのMLB本部では、「ジニー・ベイカーをオールスターゲームへ」というファンの声が高まり、ファンの要望をまとめた映像を見ながら、会議中です。出席者の特に女性はみんなニコニコ顔です。
なんと3600万人のファンがジニーのオールスター出場の署名運動をしたのでした。その投票数はオールスターの最多投票数の2倍になるということで、MLB会長は、コミッショナーへ伝えると言いました。
その頃、マイク捕手は腰が痛んでズボンも履けない状態になり、アメリアにからかわれ、オールスター出場辞退します。ジニーはサンダース家にいました。
サンダース選手は、マイク辞退の知らせを受けて、2度目のオールスター出場かもと喜びますが、ジニーにオールスター出場の電話が来て、ちょっと悪いムードになりました。が、後にデクスター・ファウラー外野手の辞退で彼も急きょ出場することになりました。
例によって、スポーツニュースでは、ジニーをオールスターゲームに出すのは適切かどうかの議論が交わされています。
パドレスのクラブハウスでもからかわれ、サンダース外野手の浮かぬ顔を見て、ジニーはオールスター出場は気が重いと監督に相談に行きます。監督は最初はお情けでも受け入れるといい結果になることもあると、自身の出会い、結婚のたとえを出して話します、なかなか味のある良い人です。
ジニーは、サウスカロライナから母親を呼んでオールスター休みの3日間を一緒に過ごすことにしていましたが、子供の頃からずっと父と野球の練習ばかりしてきたせいで、母親とはあまりうまくいっていなかったのでした。急きょオールスター出場が決まって、また母と一緒に過ごせないと喜びよりも気まずいムードです。
そしてなぜかマイクとアメリアとジニーと母とその彼とのディナーになりました。ジニーはマイクとアメリアのことはまだ知らないです。ディナーもうまくいくわけがなく、ジニーは母の相手の男性に腹を立てて、席を立ってしまいました。
さて、オールスターゲームにジニーは中継ぎで登場しましたが、カンザスシティ・ロイヤルズのサルバトール・ペレス捕手に出会い頭の初球ホームランを打たれてしまいました。
マイクは、アメリアの紹介で、FOXスポーツの本物の番組でコメンテイターをしました。リハーサルでは専門用語多すぎと注意されましたが、本番ではジニーの食らったホームランについてコメントを求められ、野球のこわさとか、ジニーは自分よりメンタルが強いとコメントし、実感がこもっていると感心されていました。引退後はテレビ解説をするつもりのようです。
一方、GMのオスカーは、本拠地でのオールスターゲームなのに、秘書に嘘を言ってごまかせと言い置いて、極秘でオランダのロッテルダムへ出かけます。亡命キューバ選手のリヴァン・ドゥアルテ捕手獲得のためです。
すでにロッテルダムのホテルには、ヤンキースのGMが来て契約するところでしたが、メキシコ出身のオスカーGMは、自身の経験を語り、リヴァン捕手に、いくら稼ぐのではなく、誰と仕事をするかが大事だ、僕が君を守る、パドレスへ来れば、家族になれると説得していました。
そしてリヴァン捕手はパドレスと契約、さて、マイク捕手はどうなるのでしょうか・・・。
ピッチ 第4話を見た感想
MLBオールスターゲームの選出は、ファン投票と監督推薦ですが、最後の一人がファン投票で選ばれます。
投手は監督推薦オンリーで、ペナントレース優先のために、シーズン中のローテーションの方を重視されます。大活躍中のエースが選ばれてもオールスターゲームでは投げないことも多いです。
なので、現実には、6月に上がったばかりのルーキーがいくら3連勝中で大活躍していても、オールスターゲームに選ばれることはないでしょう。
ジニ―はやはり特別な存在なので、本当ならば、他の全チームの選手たちからも大注目されたはずです。
メジャーリーガーは、基本的に野球が大好きで、ニュースターが出てくるとリーグが同じでも違っても、本気で注目します。
日米野球で来日の際も、観光だ遊び半分だと言われがちですが、日本のプロ野球の才能ある選手のプレイを見るのを楽しみにしているし、球団から注目の選手のプレイを見るようにと、スカウトを頼まれていることだってあるんです。才能のある天才が、才能のある人を認めるという世界なんですね。
今回のエピソードでは、ホームラン競争や、一部の選手の映像は流れましたが、もっとジニーと他チームのスター選手たちとの交流シーンがあれば盛り上がるのにと残念です。
また、サンダース選手のイブリン夫人は、双子の子供たちと一緒にオーランドのディズニーワールドで家族で一緒に過ごすことにしていましたが、急に出場が決まってちょっとがっかりする場面がありました。
しかしオールスターゲームに、7歳半の双子の子供たちも一緒に連れて行けば、グラウンドで大スターたちに野球を教えてもらったり、サインをもらったりして、将来のメジャーリーガーへの道も開けるのにと不思議でした。
それと実際のメジャーリーガ―の奥さんたちは、奥さんたち同士で、チャリティーの催しや何かで忙しいのですが、このドラマはそこまで描いていないのが残念です。
それにしても、ジニーのいるナショナル・リーグには、実際にはMLBきっての名捕手、セントルイス・カージナルスのモリーナと、SF・ジャイアンツのポージー、2人もいます。去年はミルウォーキーにいたルクロイもすごいです。
マイク捕手の代わりに出た捕手は誰なんだと思いましたが、サンダース選手が帰宅してイブリン夫人に、ポージーは良いやつだったというセリフがありました。
そして、ジニーの対決した選手が、2016年の最多得票獲得者でゲームでも実際にホームランを放ったサルバトール・ペレス選手でした。
ジニーは最多得票数の2倍のファン投票で出場したということになっていましたから、このへん、なかなか気を使っているなと思った次第です。
読み終わったら