前回までのあらすじ
ピーター・バーク(ティム・ディケイ)は国務省のウィルソン次官から呼び出され、ミャンマー政府に拘束されているクリストファーという米国人大学生を救出するのを助けて欲しいと依頼されます。
高額なルビーを盗んだ罪に問われているクリストファーは、罪を自白するビデオで暗号を送っていることにニール・キャフリー (マット・ボマー)が気付きます。
その暗号は“ロッカー”というあだ名の恋人の名前で、ロッカーに事情を聞いたピーターは、クリストファーがミャンマーの反政府組織を取材していたことを知ります。
ニールはクリストファーがロッカーに送った反政府組織のビデオをミャンマー政府が盗み、それを本国に送りクリストファーを有罪にしようとしていることを掴むと、ピーターとニールはミャンマー外交官がビデオを本国へ運ぼうとする直前、ビデオを盗み返します。
ビデオが無いことからミャンマー政府はクリストファーを釈放し、クリストファーは無事アメリカへ帰国します。
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ホワイトカラー シーズン2第13話のあらすじ
ニールが大家ジューン・エリントン(ダイアン・キャロル)の部屋を訪れると、見知らぬ初老の男が居ました。
その男はジューンの夫バイロンが生前組んで詐欺を一緒にしていたフォードでしたが、ニールはその男を怪しいと疑います。
フォードが触ったコインに付着する指紋を調べるとガンツという前科者の指紋でしたが、ガンツは若い白人でニールがあったフォードとは別人でした。
ガンツの周辺を調べるとフォードはガンツと同じ刑務所にいたことが分かり、2人は何らかの関りがあることが判明します。
クリントン・ジョーンズ(シャリフ・アトキンス)がガンツの周辺を調べると、ガンツが仲間を集め、何らかの事件を起こそうとしている兆候が見られました。
フォードを調べるために、ジューン宅でパーティーを開催することをニールは思いつきます。
そこでバイロンの書斎を調べると、昔のドル紙幣を印刷する原板を発見します。
これがフォードの狙いだと気が付いたニールでしたが、目を離した隙にフォードは原板と共に姿を消します。
フォードがガンツと組んで原板を使ってドル紙幣を印刷する計画を練っていることが判明し、ニールは彼らが次はインクと紙幣の紙を入手するつもりだと考えます。
するとジョーンズが行方不明になっていたフォードを見つけ出しますが、フォードはジューンを守るために原板をガンツに渡しただけだと主張します。
それを聞いたピーターはフォードとニールをガンツの元に送り込み、侵入捜査を行うことを考え付きます。
ガンツの仲間を何人か逮捕したことで、仲間の数が足りなくなったガンツは印刷工としてニールを仲間に入れます。
後は犯行を実行に移したところを逮捕するだけだと考えていたピーターでしたが、フォードの入れ知恵で予想外に早く紙幣の原紙強奪を実行に移します。
ニールは強奪に協力させられ、ガンツは原紙を入手することに成功します。
フォードが紹介したアジトで紙幣を刷るニールでしたが、刷り上がった紙幣をフォードは隠します。
バイロンの古い写真を見てアジトが何処にあるかに気が付いたピーターは、現場へ急行します。
FBIがアジトを突き止められたと察したガンツは札束を持って逃走しますが、ダイアナ・バリガン(マーシャ・トマソン)に逮捕されます。
フォードも札束を持って逃げようとしますが、ケースに入っていたのはニールがすり替えた新聞紙の束でした。
事件が解決した後、モジー(ウィリー・ガーソン)はアドラーの居場所の鍵を握るフラクテルのアンテナを再現する材料が揃ったとニールに告げます。
ホワイトカラー シーズン2第13話を見た感想
今回のエピソードの見どころは、ジューンの夫バイロンの元相棒フォードの登場です。
前回のエピソードではニール達の過去が明らかになりましたが、今回は謎の多いジューンの過去が明らかになります。
バイロンが詐欺師であったことは以前のエピソードで何となく分かっていましたが、今回は具体的な詐欺の内容が明らかになります。
思っていた以上にバイロンは大物詐欺師だったようで、ドル札を印刷する原板を隠し持っていたことは意外でした。
それを狙うフォードは老練の詐欺師という雰囲気を醸し出していて、現代のスマートな詐欺師であるニールと対照的で見ていた面白い内容でした。
最後はニールの方が一枚上手でしたが、バイロンの策略も随所で見応えがありました。
事件解決後、ニールはバイロンのように詐欺稼業から足を洗って真っ当な人生に戻るのも悪くないと本気で考えているようです。
心が揺れ動くニールが今後どのような行動に出るのか楽しみな展開になりました。
読み終わったら