マスケティアーズ

マスケティアーズ シーズン1第4話のあらすじと感想

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前回のあらすじ

ダルタニアンと三銃士はエミール・ボネールという商人で探検家の男を逮捕しパリへ護送します。ボネールはフランスとスペインの協定を破った罪で裁かれるのでした。

途中でボネールのかつての商売仲間に襲撃されポルトスが負傷します。手当てのために立ち寄ったのが実はアトスの屋敷だったことから、次第にアトスの過去が明らかになっていきます。

ボネールが実は奴隷商人だったと知ったポルトスも激怒しますが、任務の為パリへ護送するのでした。パリでは枢機卿をうまく取り込んだボネールがまんまと逃げようと船に乗り込みますが、その船には敵国スペインからの刺客が乗っていたのでした。

枢機卿の企みで悔しい思いをする三銃士達ですが最後に大逆転劇して枢機卿の企みもろ共潰すことになるのでした。

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マスケティアーズ シーズン1第4話のあらすじ

フランス国王ルイ13世は炎天下何かを待っていました。当然国王を守る銃士隊もその退屈な時間を過ごしているのです。スペインに対する戦略上重要な拠点のサヴォア公爵が条約締結の為に訪れる予定なのですが、到着が遅れているのでした。

待ちくたびれている一同の前に馬車が止まり、公爵が降りてきました。そこへ一発の銃声。宮殿に侵入した賊により放たれたものでした。

ダルタニアン達は賊の追跡に向かいます。建物から垂れ下がっている1本のロープを見つけ警戒しながら付近を捜索するアラミス。突然背後から彼の喉元へ短剣が突き付けられます。

「やあ、友よ。君を殺したくない。」聞き覚えのあるその賊の声は、アラミスの友人でかつて銃士隊の一員でしたが脱走し行方不明になっていたマルサックでした。

彼は、5年前に自分達を襲い20人の仲間を殺したのはスペインの奇襲部隊ではなく、実はサヴォア公爵だというのです。2人を見つけたダルタニアンにしばらくの間内密にしてほしいと頼み、彼の下宿先に匿う事になるのです。

5年前国境付近での訓練で野営をしていた時に襲撃を受け仲間が殺された。負傷したアラミスはマルサックに助けられ2人は生き延びたのです。翌朝にマルサックは制服を脱ぎ、去って行ったのです。

マルサックは酒場で、当時の襲撃犯の一員を捕まえ真実を知りサヴォア公爵の暗殺を決行したのでした。公爵に野営地の情報を流したのがトレヴィル隊長と知らされ困惑する三銃士とダルタニアンでした。

一方、犯人が捕まらないことに苛立ちを隠せない公爵は、和平条約締結の要否をアトスと剣の勝負で決めると言い出します。銃士隊一の剣士に敗れた公爵は条約の締結をすることになります。勝負に熱くなりすぎたと公爵に謝罪したアトスは5年前の銃士隊襲撃事件の証拠ともいえる公爵の背中の傷を確認します。

三銃士とダルタニアンはトレヴィル隊長に当時の真実を確認しますが、隊長は頑なに口を開こうとしません。隊長を尾行したアラミスは、枢機卿と話していた隊長をさらに問い詰めます。

ついに5年前の真実を認めた隊長。
兵舎にいるところへマルサックが銃を向け入ってきます。仲間の復讐を誓うマルサックは隊長の裏切りの訳を聞くのですが、アラミスが止めに入り彼を撃つことになります。

軍法会議にかけるというアラミスに隊長は国王の命令でしたことだと訳を話し始めるのでした。国王がサヴォアに送ったもっとも重要なスパイ国王の妹の公爵夫人を守る為にしたことだったのです。

その裏には実直なトレヴィル隊長をも欺いた枢機卿の策略もありました。そのつもりがなくても結果的に仲間を裏切る形になってしまったトレヴィル隊長も人知れず苦悩していたのです。

マスケティアーズ シーズン1第4話を見た感想

今回のストーリーは、5年前に銃士隊に起きた悲劇と裏切りについての話です。
三銃士アラミスの友人で5年前の悲劇の後姿を消したマルサックがサヴォア公爵の暗殺の為パリに戻ってきました。

公爵は5年前の事件の首謀者とされる人物で、それに銃士隊のトレヴィル隊長も関与したか突き止める為に、隊長の裏切りを信じたくない思いと友人の言葉の間で揺れ動くアラミスでしたが、真実を知る為に行動するのでした。

虐殺された20人の銃士達には何の罪もなく公爵夫人を守る為の、いわば生け贄の様なものだったのです。その陰にはやはり枢機卿の存在がありトレヴィル隊長も欺かれていたのでした。

外交の駆け引きの為に簡単に人の命を奪える枢機卿のことは、やはり好きにはなれず早く失脚しないかとさえ思わされます。

マルサックは銃士隊の兵舎でアラミスに撃たれることになるのですが、恐らく暗殺を実行した時からそれを望んでいたのではないかと思いました。

友人を手に掛けなければいけなかったアラミスも、銃士として死ぬことができるという彼の最後の言葉に少しは気持ちが楽になれたのではないでしょうか?

マルサックの墓前で、銃士は死につながる命令でも従わなければならない。そう言って隊長と握手を交わすアラミスでしたが、わだかまりが解けよかったと思います。

マルサック、アラミスだけではなく、トレヴィル隊長も実は外交の駆け引きに巻き込まれた犠牲者だったのではないでしょうか?

すべての黒幕であるリシュリュー枢機卿との目に見えない戦いはまだまだ繰り広げられることでしょう。
 

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