LOST シーズン1第13話＜絆＞のあらすじと感想

LOST シーズン1第13話　前回までのあらすじ

ケイトとソーヤーは、森の中で滝つぼを発見します。

その滝つぼで泳いでいると、水中にアタッシュケースを発見したケイトはそれを持ち帰ろうとしますが、ソーヤーに横取りされてしまいます。

その後、ソーヤーからアッシュケースを強奪しようとするケイトでしたが上手く行かず、ジャックに協力を求めます。

ケイトの執念を見たジャックは、アタッシュケースの中身に秘密が隠されていると感じて、アタッシュケースを一緒に開けることを条件にソーヤーを脅して、アタッシュケースを奪うことに成功します。

そのアタッシュケースにはケイトが銀行強盗をしてまで得た、以前殺してしまった恋人の形見の飛行機の模型が入っていました。

LOST　シーズン1第13話のあらすじ

ダニエルの描いた地図を読解する過程で仲良くなったシャノンとサイードの様子を、シャノンの兄ブーンは苦々しく見ていました。

ブーンはサイードを捕まえて妹に近づくなと警告しますが、サイードは意に介しません。

一発触発な状況に気が付いたロックがブーンに声を掛け、2人はイノシシ狩りに向かいます。

実はイノシシ狩りは口実で、2人で連日金属の蓋（ハッチ）を調べていて、ハッチの中には空間が広がっているとロックは考えます。
 

（ブーンのフラッシュバック）金持ちが集まるテニスクラブで楽しいひと時を過ごしていたブーンは、シャノンから電話を受けます。

シャノンは叫び声を上げて助けを求めますが、電話は切れます。

ブーンは飛行機に乗ってシャノンが暮らすシドニーへ向かうと、家の中からシャノンの彼氏が出てきます。

その奥から出かける支度をしていたシャノンが顔を見せて、これから出かけるから明日また来て欲しいと涼しい顔で言い放ちます。
 

（現在）ロックとブーンはハッチの前で佇んでいました。

この数日、ハッチを開けようと何度も試みましたが、ハッチはびくともしません。

手詰まり感がある現状を考えて、ブーンは皆にハッチのことを話そうと提案しますが、ロックはパニックになる可能性があるので止めようと諭します。

それでもブーンは皆に話をすることを主張したところ、ロックはブーンの頭を殴り、ブーンは意識を失います。

ロックはブーンを縄で縛ってブーンの足元にナイフを突き刺し、“本気になれば逃げられるよ”と言ってその場から立ち去ります。
 

（ブーンのフラッシュバック）ブーンはシャノンの恋人に手切れ金を渡して、2度とシャノンの前に現れるなと告げます。

シャノンの家へ戻ったブーンはシャノンに荷造りをするように言いますが、シャノンはアメリカに帰らないと返答します。

そこへシャノンの恋人が現れ、ブーンから金をせしめるアイデアを考えたのはシャノンだと笑いながら語ります。

頭にきたブーンはシャノンを小突きますが、恋人に殴り返されてその場から逃げ出します。
 

（現在）その頃、畑を耕しているサンファの姿を見たケイトはサンファに話しかけますが、英語が分からないサンファは返答しません。

しかしケイトの話が佳境に入るとサンファが反応を示し、ケイトはサンファが英語を理解すると確信します。

サンファは自分が英語を話せることを誰にも言わないで欲しいとケイトに懇願します。
 

一方、縄で縛られたブーンはシャノンの悲鳴で我に返り、必死に縛られた縄を解きます。

そして悲鳴の方向に走るとシャノンが木に縛られており、それをナイフで解きますが2人は恐竜のような生物から逃げ出します。

逃走する2人でしたがその途中でシャノンが恐竜に捕まり、川辺で死体で発見されます。
 

（ブーンのフラッシュバック）ホテルに戻ったブーンのもとにシャノンが現れます。

ブーンから奪った金を恋人に持ち逃げされたシャノンは、他に行くところが無い言って部屋に入ります。

2人とも父母の連れ子で血のつながりが無く、ブーンはシャノンに憧れていましたが、シャノンはブーンの気持ちを知っていました。

シャノンはブーンを誘って2人は一夜を共にしますが、翌朝、シャノンは何時ものように冷たい態度を見せて、アメリカに戻ったらば今までの関係を続けようと言います。
 

（現在）夜になり焚火にあたっていたロックの背後から、ブーンがナイフを片手に襲います。

シャノンが死んだのはロックのせいだとブーンは叫びますが、その脇をシャノンが楽しそうに通り過ぎます。

ロックはブーンのトラウマを解消するために幻覚を起こす薬草をブーンに食べさせ、ブーンは幻覚を見ていたのでした。

LOST　シーズン1第13話を見た感想

今回のエピソードの見どころは、ブーンの過去が明らかになるシーンとロックの行動です。

自由奔放なシャノンは島でもマイペースで生活をしており、それを苦々しく思いながらも助けてしまうブーンの姿が散見されていました。

初めは妹思いに良い兄が妹の我儘を許していたように見えましたが、2人が血のつながらない兄弟であることで、今までのブーンの態度が理解出来ました。

しかし我儘を許すブーンの態度が2人にとって良くないと考えたロックは、思いきった行動に出ますが、そのアイデアは流石だと思います。

ロックは遭難者たちのトラウマを独特の方法で癒していますが、今回のブーンに対してはかなり過激な行動に出たと思います。

遭難者たちは皆、暗い過去があるようですが、ロックが1人1人を解放しているように思えて、今後のロックの行動が益々気になるエピソードでした。