マスケティアーズシーズン2第2話のあらすじと感想

前回までのあらすじ

枢機卿が亡くなり、教会で葬儀が行われました。その頃銃士隊は、枢機卿の腹心でスペインに潜入中に捕えられ、脱獄して来たロシュフォールを連行します。

実はロシュフォールはフランスを裏切り、スペインのスパイとして釈放され戻って来たのでした。

国王に謁見したロシュフォールは、スペインの監獄にはフォア将軍も捕まっていたと報告します。

四銃士は、ロシュフォールと共に将軍の救出に向かうことになりました。

監獄へ潜入しフォア将軍と合流した四銃士達は、脱出しますがスペイン兵の追撃を受け将軍が負傷してしまいます。

パリに戻った彼等でしたが、将軍は傷が化膿し瀕死の状態になり、ベルガールに口止めされているポルトスの秘密を話すべきだとトレヴィル隊長に訴えるのでした。

一晩だけ気楽な農夫と同じ自由を味わい、息抜きがしたいと庶民の服に着替えて銃士達と酒場へ行きますが、乱闘騒ぎになります。

ダルタニアンは国王を連れ、酒場の主人ガスの誘導で裏口から逃げますが、暴漢に襲われて拉致されてしまいました。

国王が行方不明になったことを耳にした王妃は激怒し、次の日に行われる王太子の洗礼式までに見つけるように命じます。

酒場の主人は、話を聞きに行った銃士達に、金をもらって客を酔わせ裏口から送り出したと白状するのでした。

2年前にも誘拐事件が頻発し、犯人のセバスチャン・ルメートルがスペインに奴隷として売り飛ばしていたことを思い出した銃士達は彼の兄で鍛冶職人のブルーノの所へ向かいます。

ブルーノを尋問した銃士達は、ルメートルが商売を再開したことを知ります。

スペインに人を運ぶ為には船を使うと推測した銃士達は、パリからそう遠くない港にスペインの船が停泊している事を突き止めます。

さらわれた人々は、枷を付けられて森を歩かされ野営地で金品を取り上げられました。人さらいの一味に加わっていたミレディは、取り上げた品に国王の指輪があることに気が付きます。

高価な指輪だと聞いたルメートルは国王達を殺そうとしますが、ミレディは奴隷として高く売れるからと止めるのでした。

ミレディは、野営地で眠りについていた一団の目を盗み国王とダルタニアンの枷を外し逃がしますが、彼らは逃げ切れず、追ってきたルメートルに捕まってしまいます。

ロシュフォールは、王妃に王位継承者を守る義務があると言いくるめ、王妃の弟であるスペイン国王に援護を求める手紙を書かせ、スペイン大使のペラレスに国王がさらわれたことを伝えると、ペラレスは国王の暗殺を計画するのでした。

さらわれた一団の中に国王がいることを聞かされたガスは、野営地でその場にいる全員を殺すようにとペラレスに命じられ向かいました。

一方港へ先回りした銃士達は、ルメートルの一団がまだ到着していないことを知ると潜伏場所を探しますが、行く先にはブルーノが待ち伏せしているのでした。

しかし、待ち伏せに気付いた彼らは敵を返り討ちにし、ブルーノを捕らえて潜伏場所へ案内させます。

再度捕まり、国王の正体がばれたところに、到着したガスが襲い掛かりました。一目散に逃げたルメートルでしたが、森の中でミレディに撃たれます。

野営地の乱戦の中、ダルタニアンと森に逃げ込んだ国王達に救いの手を差し伸べたのは、またしてもミレディでした。

そこへ駆けつけた銃士達は、国王に命の恩人と紹介されたミレディを見て驚きます。

ポルトスが国王を連れ逃げる間に3人は恩赦と引き換えに加勢することになったブルーノを加え、追ってきたガス達と交戦して勝利するのでした。

洗礼式に間に合った国王は、恩赦を与えたはずのブルーノを処刑するようにとダルタニアンに命じますが、辞退したダルタニアンに代わりロシュフォールが手を下します。

酒場で命を危険にさらされ、命令にも背いたと銃士隊を責める国王でした。

庶民の生活を味わい、息抜きがしたかった国王でしたが、銃士達と訪れた酒場で奴隷商人の一団に拉致されるというとんでもない事件に巻き込まれてしまいました。

それを知ったアンヌ王妃はトレヴィル隊長に怒りをぶつけますが、隊長は返す言葉がありませんでした。現代で言う中間管理職の板挟みといったところでしょうか。

活躍で無事に洗礼式に間に合った国王でしたが、恩赦の約束を反故にしたり、命の危機を銃士隊のせいにしたりと君主としてあるまじき理不尽な言動の数々にはがっかりしました。

奴隷にされそうになったことで庶民の大変さに気付いて少しは変わってほしかったと思いました。

第２話で国外へ追放されたはずのミレディが登場したのには驚きを隠せません。枢機卿が死んで、後ろ盾がなくなった彼女は、今後どのように関わって来るのか楽しみです。

そして、ロシュフォールとペラレスの計画が失敗に終わりましたが、アンヌ王妃に書かせロシュフォールが保管しているスペイン国王宛の手紙がどう使われるか気がかりです。

シーズン２になっても様々な展開が予想され目が離せません。

読み終わったら